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まちの設計屋さんが、すまいのなかで気づいたこと、そして雑談なんかをを毎日、自由きままに描いてます。
 
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昨日の話の続きになりますが、
長期優良住宅以上になると、建築基準法ばかりの概念で仕事をされてきた方が一番困ること、
というか、在来木造工法では 今までになかった大きなチェックを行わなくてはならないことがひとつあります。

それは、床倍率(水平構面)のチェックです。

単純に考えてみれば、力(荷重)は、いつも上からばかりかかるわけではなく、横殴りの台風や、地震の横揺れなど、水平方向からかかる荷重も考慮しなければ、建物は歪み変形することになりますよね。
そのため、床を同一の構造体として抵抗するものとして考え、力を受ける壁(耐力壁)ごとに区画して床剛性の確認を行っていく必要があるのです。

この考え方は、枠組み壁工法(ツーバイフォー)の良さをそのまま取り入れたんじゃないかと私は思っていますが、(耐力壁や区画の考え方は微妙には違いますが。)
試しに 在来工法であっても、ツーバイフォーの決まりごとを守ってプランニングしていくと、後ほど計算してみても、十分クリアーできるように計画できるものです。

(ちなみに、枠組み壁工法(ツーバイフォー)では、長期優良住宅や性能評価を受ける住宅には、この床倍率のチェックはありません。)

とはいっても、いきなり在来の間取りをツーバイで考えろと言うほうがナンセンスなわけですから、
床倍率に関して書かれている参考書や建築知識のバックナンバーなどで、ご一読いただいてから取り掛かられてみてはいかがでしょうか。。

私的には、建築知識の出版社から出されている、
木造住宅ラクラク構造計算マニュアル が結構参考になるかと思っていますが。。

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ガウ兄(にぃ)
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男性
職業:
建築設計
自己紹介:
山梨での「すまい」を日々考えている建築設計事務所です。
事務所を開設してからはや20年あまり。
おかげさまで、いろいろな所にアブラがのって来ました。(笑)
こちらでは、いらないアブラではなく、使える「知恵」をお話していこうと思ってます。

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