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まちの設計屋さんが、すまいのなかで気づいたこと、そして雑談なんかをを毎日、自由きままに描いてます。
 
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じつは、最近、面白い本を手に入れました。(面白いって“funny”の方じゃなくて“interesting”の方のヤツね。)

本のタイトルは、「ワークショップ・人間生活工学」。いわゆる、ユニバーサル・デザイン的なものを造っていくのに、必要不可欠な考え方の本なのです。
で、今週は、建築からは、ちょっと離れますが、この本の中からの気になったことを、ピックアップして、お話していきますね。

 

 では、この本を購入する決め手となった、最初のプロローグのとこを、ちょこっとね。。

「人にやさしいものづくり」という言い方は、耳に心地よい、するっと聞き流してしまうことがある。が、この言い方は、「人にやさしいものづくり」を解題する哲学表現でもある。つまり、人にやさしいものづくりを進めるためには、次の要素を考えなくてはならない。

ひと:人は一人ひとり違う。体型も、嗜好も、経験も。お年を召された方、障害をお持ちの方、子供、外国人の方もいる。そして、その一人ひとり違う人が、いつどこで何をするか、したいのか。使い手一人ひとりの特性を押さえた上でのものづくりの必要性を表している。

やさしい:やさしさとは、「ひと」と「もの」との親和性のことである。優しさ、易しさ。便利さ、快適さなど、どのような親和性を求めていくのかを表している。

もの:どういう“もの”か。ある特定の人だけのものか。それとも不特定多数の人が共用するものか。多くの人に向けての量産品か、それとも訓練を受けたプロが使うものかなど、対象とする“もの”の特性を表している。

つくり:どのような開発プロセスでつくるのか。出たとこ勝負のアイデア頼りでつくるつもりか、それとも、生活調査や観察にもとづき、組織的に取り組んでいくのかなど、ものづくりのプロセスを表している。


これをみた時、「よくまー、こんなに分解して理屈をつけて,“人にやさしいものづくり”って説明すんだなっ。」と思ったのですが、しっかり確信を突いてんですよね、この理屈。。
いままで、建築屋の理屈や建築家の屁理屈の世界にいた私には、あまりに新鮮で、はっ。と思ったときには購入してました。(専門書だけあって結構いいお値段しますっ。)
まー、序章からこんだけの解説入りでくる位ですから、面白くないとね・・・・・
というところで、長くなりそうなので、今日は、ここまで!


では、明日は、よく私の使ってる「快適」に焦点をあてて、この本からお話します。

 

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ガウ兄(にぃ)
性別:
男性
職業:
建築設計
自己紹介:
山梨での「すまい」を日々考えている建築設計事務所です。
事務所を開設してからはや20年あまり。
おかげさまで、いろいろな所にアブラがのって来ました。(笑)
こちらでは、いらないアブラではなく、使える「知恵」をお話していこうと思ってます。

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