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まちの設計屋さんが、すまいのなかで気づいたこと、そして雑談なんかをを毎日、自由きままに描いてます。
 
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今日は、「パーソナルスペース」の部分を本の中から抜き出しておはなしします。


まず、簡単に、始発駅からだったら、あなたは電車のロングシート(7~8人用)のどこに座りますか?

         
        -----------------------------
       ドア部分     l                                                                l          ドア部分  
                                 l       1    2      3     4      5       6       7        l
                                 ----------------------


1番?2番? それとも、4番?








実は、ほとんどの人の行動を見ていると、真っ先に選ばれるのは、1番と7番の席とのこと。
なぜなら、両側を他人に挟まれることなく、かつ座席脇にある板や柱に寄りかかることが出来、混雑した車内でも降車しやすい位置だから。。
で、両端が埋まると、次は4番の中央の席が埋まりやすい。
そして、先に埋まっている席から遠い席に順に着席していく傾向があるそうです。


これは、パーソナルスペースを侵すことで、互いが不快にならないように採られた行動であると本では述べています。

この行動を応用していくと、例えば、パブリックスペースの椅子の設ける位置であったり、椅子の長さや、食堂の座席の数や位置などにも十分応用していけますものね。
結構、参考になります。

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昨日の本の続きです。

 われわれがあるサービスを不快に感じたり、ある環境を心地よいと思うときには、何らかの“期待値”と無意識な比較の上で判断していることが多い。
一般に、期待値以上のサービスや環境が提供されれば人は心地よく、それを下回っていれば不満や不快感を生じる。レストランで食事をしたり、映画を観たりした後に「思った以上によかった」「思ったほどではなかった」などと話すことがあるが、まさに期待値との比較を物語る表現である。
そう、期待値はその人の長い経験の中で次第に形成される。
また、サービスの進化に伴い、利用者の期待値はいっそう高まる傾向にあるので、以前と同じサービスレベルを維持しているだけでは、やがて満足感が低下し不満が顕著化する。
快適な環境やサービスの提供に関わる者は、常に利用者の期待値とその変化に敏感であることが重要で、期待値を上回る環境・サービスの提供が求められる。

 私たちは、普段の生活ベースが平均値ラインであり、ものさしとなっています。
「快適」って感じるのは、そのベースラインを上回った時であり、かつ、「意外と・・・・」という期待されてない時ではないんだろうなと感じます。
で、もっと厳密に言うならば、先に、「そのサービスはOK。ストライクゾーンだよ。」という“適”が来てから、「うぉー、いいじゃん。」と心地よくなる“快”がくるのですね。

私も、見えないものを形にしていくサービス提供者の一人です。「適」したものを「快」(こころよく・心地よく)提供していくことを、もっと追求していきたいと思います。

じつは、最近、面白い本を手に入れました。(面白いって“funny”の方じゃなくて“interesting”の方のヤツね。)

本のタイトルは、「ワークショップ・人間生活工学」。いわゆる、ユニバーサル・デザイン的なものを造っていくのに、必要不可欠な考え方の本なのです。
で、今週は、建築からは、ちょっと離れますが、この本の中からの気になったことを、ピックアップして、お話していきますね。

 

 では、この本を購入する決め手となった、最初のプロローグのとこを、ちょこっとね。。

「人にやさしいものづくり」という言い方は、耳に心地よい、するっと聞き流してしまうことがある。が、この言い方は、「人にやさしいものづくり」を解題する哲学表現でもある。つまり、人にやさしいものづくりを進めるためには、次の要素を考えなくてはならない。

ひと:人は一人ひとり違う。体型も、嗜好も、経験も。お年を召された方、障害をお持ちの方、子供、外国人の方もいる。そして、その一人ひとり違う人が、いつどこで何をするか、したいのか。使い手一人ひとりの特性を押さえた上でのものづくりの必要性を表している。

やさしい:やさしさとは、「ひと」と「もの」との親和性のことである。優しさ、易しさ。便利さ、快適さなど、どのような親和性を求めていくのかを表している。

もの:どういう“もの”か。ある特定の人だけのものか。それとも不特定多数の人が共用するものか。多くの人に向けての量産品か、それとも訓練を受けたプロが使うものかなど、対象とする“もの”の特性を表している。

つくり:どのような開発プロセスでつくるのか。出たとこ勝負のアイデア頼りでつくるつもりか、それとも、生活調査や観察にもとづき、組織的に取り組んでいくのかなど、ものづくりのプロセスを表している。


これをみた時、「よくまー、こんなに分解して理屈をつけて,“人にやさしいものづくり”って説明すんだなっ。」と思ったのですが、しっかり確信を突いてんですよね、この理屈。。
いままで、建築屋の理屈や建築家の屁理屈の世界にいた私には、あまりに新鮮で、はっ。と思ったときには購入してました。(専門書だけあって結構いいお値段しますっ。)
まー、序章からこんだけの解説入りでくる位ですから、面白くないとね・・・・・
というところで、長くなりそうなので、今日は、ここまで!


では、明日は、よく私の使ってる「快適」に焦点をあてて、この本からお話します。

 

今月のセミナー(勉強会)のお知らせです。

3回前のブログにも書きましたけど、今月はリフォームについてのお話です。


    普段使いリフォームのすすめ

家族の成長にあわせた「すまい」の有効活用法・リフォームについての内容です。終了後に相談会も行います。

日時   8月11日(土) pm1:30~ 3:30(くらい)
場所   甲府市・リバース和戸 第6会議室
持ち物  筆記用具
費用   参加費・資料代として500円
      
        * 資料等の用意がありますので、参加ご希望の方は、前日までにご連絡ください。



 リバース和戸の地図はこちら

http://map.yahoo.co.jp/pl?p=%B9%C3%C9%DC%BB%D4%C0%EE%C5%C4%C4%AE%A3%B5%A3%B1%A3%B7&lat=35.64946167&lon=138.6293775&type=&gov=19201.35.87




PS  山梨日日新聞のイベント情報にも詳細が記載されています。
   http://www.sannichi.co.jp/EVENT/event.php?n=14
「見たい舞台」って表題にすると、
「おいっ、今日もミュージカルものかよ!」と思われてしまうかも知れませんが・・・・

実は、今日は、皆さんに見てもらいたんだけど、応募されちゃうと、ちょっとイヤ、いや、だいぶイヤなコンサートのお話をします。




それは、第20回JAL金閣寺音舞台です。

これ、→ http://www.mbs.jp/oto/




わたしの毎月発行している情報誌「すまいru通信」を読んでらっしゃる方は、「あれね~。みてみたいよね~。。」って既にご存知かもしれませんけど、ほんと、超プラチナチケットなので、あんまり話したくないと思う気持ちもわかってもらえるでしょうか。

(細かい説明は、上のホームページを、読んでくださいね。)


 JALのホームページから、去年の東福寺音舞台のダイジェストが見れるので、
http://www.jal.co.jp/jaltv/source/?s1=jalfan&s2=music&s3=tofukuji&id=otobutai



こちらをご確認されてから、葉書応募かネット応募してみてください。

(私も、だいぶ応募しましたが・・・・・生で、見てみたいものです。)


 週末なので、お気に入りのおはなしを。

先週、ミュージカル話をしました。
このブログを読まれている方で、ミュージカルを、まだ、ご覧になったことの無い方はいらっしゃいますか?

えっ、見たことない。  そりゃー人生、損してます。(と、私は勝手に思ってる。)
大枚1枚払って見に行ってくださいよ。ミュージカル。
出演者の鼓動や躍動が、ナマで伝わってくるすばらしさは、言いようの無い素敵なものだと思いますので、是非、どうぞ。。

「じゃ、お勧めは?」といわれると、「どれもこれも見てねっ。」と言いたくなるのですが、
私が今まで見たもので、感動しまくったものをお話しますので、参考にされたらいかがでしょうか。

では、これまで見た中での一番お気に入りは・・・・・・・・

やはり、「ファントム」です。オペラ座の怪人

これは、日本の初演公演のときに行ってハマリました。
当時は、ファントム:市村正親  ラウル:山口祐一郎  クリスティーン:野村玲子 だったと思います。
会場は、有楽町の日生劇場でした。

まー、感激・感動しましたよ。オークションのシャンデリアが、あの音楽と共に持ち上がっていくんですから。

(映画はスワロフスキーのシャンデリアでしたね。)

でも、ファントムは日本人だけじゃなく、ニューヨークでもロンドンでもいまだロングランですから、ものすごくファンが多いミュージカルですよね。
私も、マジェスティック劇場(ニューヨーク)とハーマジェスティ劇場(ロンドン)の両方でも見てきました。
特にロンドンの方は、何か「物の怪」に取り付かれそうな雰囲気のある劇場なので、ものすごくのめりこんじゃいました。

 やはり、お勧めは、これかな。

今は、四季では、大阪公演なので、旅行ついでにいかがでしょう。

それか、アンドリュー版のDVDをみて、気持ちを持ち上げてっから、繰り出すというのも、めちゃいいかもしれません。
特に、ミュージカルは、「機会があったら是非!」っていうと、たいていの人は見ないので、機会を作ってみてくださいね。



今日は、一日置いてしまった「リフォーム工事」についてお話します。

まず、お宅は、昭和56年(1981年)6月以前に建てられましたか?
これが重要ポイントです。
(耐震にかかわることなので、以前のブログのこのページを 先にご覧ください。)
 http://osumai.blog.shinobi.jp/Entry/47/

そう、上のブログの耐震チェックをされた方や、先程の年代以降の方のために お話を進めます。

具体的にどこのリフォームに取り掛かりますか・・・・という前に、まずは、家族構成を再確認ください。
出来れば、判っていても、ノートに、年代ごと追っていけるように記入するとよいですよ。

具体的に、世帯主はおいくつになられますか?お仕事は?
       奥様は?(御歳や職業、そして趣味なんかも・・・)
       おじいちゃん、おばあちゃんは同居されていますか?またはご一緒に同居予定ですか?
       お子様は、何年生ですか?将来の学校やどんな職業に就きたいと思われていますか?

 家族構成の質問でした。これ以外に気がついた事があったら、ジャンジャン書き出しておきましょう。


 で、先に私からの提案ですが、子供が独立して、夫婦2人だけの暮らしになる可能性があるのでしたら、
定年後のご主人の体力・財力等がダウンする前に、話し合って、すまいの使い方を考えておく必要があります。
巣立った子供たちの部屋を納戸にしておいて、家の中の空気が廻らないようにしてしまっていては、健康のためにもすまいのためにもよくありません。
また、定年後、どんな生活を展開していくのかで、お部屋の使い方も変わってきます。


ですから、リフォームをするときには、この年代表を記入したノートに「セカンド・ライフ用に、子供部屋を書斎兼事務所に」とか、「この頃には、手摺が必要になる」などと、すまいの予定表を書いておいてからリフォームをされることをお勧めします。

(これを、うちの事務所では「成長するすまい」と呼んでいます。)


まだまだ、ポイントはいっぱいあるのですが、書き切れませんので、今月のセミナーはこのテーマで開催することにいたしました。

内容・開催については、明日ご連絡しますね。。

 
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HN:
ガウ兄(にぃ)
性別:
男性
職業:
建築設計
自己紹介:
山梨での「すまい」を日々考えている建築設計事務所です。
事務所を開設してからはや20年あまり。
おかげさまで、いろいろな所にアブラがのって来ました。(笑)
こちらでは、いらないアブラではなく、使える「知恵」をお話していこうと思ってます。

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