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昨日の話とは全く別で、
「地域性」を知ることと、わが身を振り返る意味でも、時々見に行くデータがあります。
↓
http://todo-ran.com/
(都道府県別統計とランキングでみる県民性)
統計だけあって、見ているだけで、「あるある~」と感心することしきりですが、
自身の県、(私の場合、山梨県です)の下位ランキングをみると、違う意味でも「う~ん」と唸るか、ひたすら感心するか、
見方も変わるので、結構はまりますよ。。
例えば、鶏肉を取り上げた場合、B-1グランプリでとりもつで優勝していたり、甲州地鶏などのブランド鳥も巷でよく耳にしますし、鶏肉専門の料理屋さんや親子丼で有名なお店もあったりしますので、
消費量もかなり高く、かつ、ランキングは高いのと思いきや、都道府県ランキングでは44位とほぼ下位に属していたりします。全く不思議な感じもしますけど。。。
自身の観念をちょっと横に置いて、じっくりご覧ください。。
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こんにちは。
先日、国土交通省から発表された、1ヶ月間の「住宅性能評価」と「長期優良住宅」の申請棟数を見比べて気がついたというか、やはりというべきか、私なりの解釈法をお話したいと思います。
まず、調査月が1カ月違うので、比較の正確性を欠きますが、
同じ1ヶ月間からの抽出なので、ほぼ同じくらいの着工棟数と想像してご覧ください。
こちらが、住宅性能評価の申請棟数
↓
http://www.mlit.go.jp/common/000225437.pdf
で、こちらが、長期優良住宅の申請棟数
↓
http://www.mlit.go.jp/common/000224192.pdf
山梨県の部分を比較してみると・・・。
性能評価と長期優良の申請棟数がほぼ同数。
若干、長期の方が多いのですか、長期の方が制限が緩いので 当然の結果だと思います。
注目は、両方の申請棟数がほぼ同じ位ということ。
これは、単純に、この期間に申請を出している施工業者は、ハウスメーカーまたは県内パワービルダーであると考えられます。
なぜなら、一般工務店や設計事務所は 好んで同じような申請書類を2度手間をかけてまで申請を出さないと思われるからです。(ご自身でやってみればよくわかります。)
長期優良住宅 < 性能評価 ですから、
長期優良住宅にて耐震等級3をクリアーすれば、地震保険も、固定資産税、ローン控除も、それにフラット35Sも上限にて対応可能なわけですから、長期に留めるし、無理にそこまで人手がない一般工務店や設計事務所が、手を伸ばす必要がないと思うからです。
ということは、性能評価まで申請を出すところはというと・・・・・。
申請を自社で作らず、外注(協力会社)に任すハウスメーカー等ということになります。
(ここには、じゃぶじゃぶ資金をかけ、実験し、公式認定を受けた『型式認定』という印籠もあるので、申請にさほどの時間や手間を割く必要も無いということもありますが。)
自社のPRや謳い文句からの性能評価申請となるわけです。
ただし、出されている性能評価等級も、極力、長期優良住宅にかぶる部分のみが厚くなっていますので、
長期に必要ない高齢者等級など、平気で1を付けて申請も出されていたりしますケド。。
それと、も一つのこのデータの見方は、
この期間に出されている申請はハウスメーカーまたはパワービルダー等だと云うことは、一般工務店の申請する長期優良住宅は足付き(国の補助金)が無いと出さないということが如実にわかるデータでもあります。
ということは、ホントに長期優良住宅が普及するまでには、ものすごく遠い世界であることもうかがい知れることにもなる訳です。
地域型住宅ブランド化事業を推進することも容易ではないことの裏付けデータにもなってしまっていますがね。。
先日、国土交通省から発表された、1ヶ月間の「住宅性能評価」と「長期優良住宅」の申請棟数を見比べて気がついたというか、やはりというべきか、私なりの解釈法をお話したいと思います。
まず、調査月が1カ月違うので、比較の正確性を欠きますが、
同じ1ヶ月間からの抽出なので、ほぼ同じくらいの着工棟数と想像してご覧ください。
こちらが、住宅性能評価の申請棟数
↓
http://www.mlit.go.jp/common/000225437.pdf
で、こちらが、長期優良住宅の申請棟数
↓
http://www.mlit.go.jp/common/000224192.pdf
山梨県の部分を比較してみると・・・。
性能評価と長期優良の申請棟数がほぼ同数。
若干、長期の方が多いのですか、長期の方が制限が緩いので 当然の結果だと思います。
注目は、両方の申請棟数がほぼ同じ位ということ。
これは、単純に、この期間に申請を出している施工業者は、ハウスメーカーまたは県内パワービルダーであると考えられます。
なぜなら、一般工務店や設計事務所は 好んで同じような申請書類を2度手間をかけてまで申請を出さないと思われるからです。(ご自身でやってみればよくわかります。)
長期優良住宅 < 性能評価 ですから、
長期優良住宅にて耐震等級3をクリアーすれば、地震保険も、固定資産税、ローン控除も、それにフラット35Sも上限にて対応可能なわけですから、長期に留めるし、無理にそこまで人手がない一般工務店や設計事務所が、手を伸ばす必要がないと思うからです。
ということは、性能評価まで申請を出すところはというと・・・・・。
申請を自社で作らず、外注(協力会社)に任すハウスメーカー等ということになります。
(ここには、じゃぶじゃぶ資金をかけ、実験し、公式認定を受けた『型式認定』という印籠もあるので、申請にさほどの時間や手間を割く必要も無いということもありますが。)
自社のPRや謳い文句からの性能評価申請となるわけです。
ただし、出されている性能評価等級も、極力、長期優良住宅にかぶる部分のみが厚くなっていますので、
長期に必要ない高齢者等級など、平気で1を付けて申請も出されていたりしますケド。。
それと、も一つのこのデータの見方は、
この期間に出されている申請はハウスメーカーまたはパワービルダー等だと云うことは、一般工務店の申請する長期優良住宅は足付き(国の補助金)が無いと出さないということが如実にわかるデータでもあります。
ということは、ホントに長期優良住宅が普及するまでには、ものすごく遠い世界であることもうかがい知れることにもなる訳です。
地域型住宅ブランド化事業を推進することも容易ではないことの裏付けデータにもなってしまっていますがね。。
休日なので、体験談も兼ねてこんな写真を。
6月初旬の、スカイツリーが公開されて間もない頃、高いスカイツリーの上からでなく、下も下、十郎川の真下からスカイツリーを観てきました。(というより、こんなカヌー体験をしてきたという方が正しいのでしょうね。)
晴天の日曜日でしたから、いい感じに写真も撮っていただけましたし・・・。
6月初旬の、スカイツリーが公開されて間もない頃、高いスカイツリーの上からでなく、下も下、十郎川の真下からスカイツリーを観てきました。(というより、こんなカヌー体験をしてきたという方が正しいのでしょうね。)
晴天の日曜日でしたから、いい感じに写真も撮っていただけましたし・・・。
ちなみに、スカイツリー真下の岸に接岸しているように見えますが、ここは、船の乗り降り禁止ですから、こちらをみて「ここからスタートすれば」とは決して思わないでくださいね。
だいぶ涼しくなってきましたから、スカイツリー廻りのクルーズも行われていますので、
「誰も見ない真下から眺める」という体験などもいかがでしょうか?
だいぶ涼しくなってきましたから、スカイツリー廻りのクルーズも行われていますので、
「誰も見ない真下から眺める」という体験などもいかがでしょうか?
今年は9月に入っても、暑さの残る日々が続きましたが、
秋らしい日々が続き、落ち着いてきた感がしています。
この写真も「眼で涼む」つもりで、どこかに使おうと取っておいて、この陽気になってしまい、
名残を惜しむ1枚としてアップしてみました。
秋らしい日々が続き、落ち着いてきた感がしています。
この写真も「眼で涼む」つもりで、どこかに使おうと取っておいて、この陽気になってしまい、
名残を惜しむ1枚としてアップしてみました。
今週続けている「長期優良住宅」の話から。
長期優良住宅になると、地震に対しても考慮することが求められてきます。
性能評価等級で言うところの耐震等級2以上。
ただし、これは長期優良住宅を推進する地域型ブランド化住宅の各グループごと基準を変えています。
私も参加しているグループでも、耐震等級2のところもあれば、耐震等級3のところもあります。
では、この耐震等級って、通常の建築基準法の数値から比べると、どのくらい耐力壁の強度を上げているかというと・・・。
通常の建築基準法でぎりぎりセーフになる耐力壁の数値を1とした場合、
耐震得級2 で 1.25倍
耐震等級3 で 1.5倍 以上必要になります。
実際、私もプランニングしてみると、耐震等級3を採る在来工法の2階建住宅の場合、ほぼ1階の壁という壁には筋違いでいっぱいになりますし、外壁に面する壁には、構造用面材と筋違いの併用でなんとかOKになる場合もあったので、心してプランニングからかからないと、お客様の信頼を失いかねない結果にもなりかねません。
まずは、プラン提示する前に、単純な壁量計算をすること習慣づけてください。。
当たり前のことですけど。
長期優良住宅になると、地震に対しても考慮することが求められてきます。
性能評価等級で言うところの耐震等級2以上。
ただし、これは長期優良住宅を推進する地域型ブランド化住宅の各グループごと基準を変えています。
私も参加しているグループでも、耐震等級2のところもあれば、耐震等級3のところもあります。
では、この耐震等級って、通常の建築基準法の数値から比べると、どのくらい耐力壁の強度を上げているかというと・・・。
通常の建築基準法でぎりぎりセーフになる耐力壁の数値を1とした場合、
耐震得級2 で 1.25倍
耐震等級3 で 1.5倍 以上必要になります。
実際、私もプランニングしてみると、耐震等級3を採る在来工法の2階建住宅の場合、ほぼ1階の壁という壁には筋違いでいっぱいになりますし、外壁に面する壁には、構造用面材と筋違いの併用でなんとかOKになる場合もあったので、心してプランニングからかからないと、お客様の信頼を失いかねない結果にもなりかねません。
まずは、プラン提示する前に、単純な壁量計算をすること習慣づけてください。。
当たり前のことですけど。
やはりブログは、文字ばかり書いた回が続くと見栄えがしないですね。
ということで、今日は先日のフェルメールの絵から。
この絵の魅力の一つとして、青の色使いも特徴のひとつですよね。
ご存知の方も多いかと思いますが、青色は「ラピスラズリ」の石を磨り潰して使用しているとのことでして、
時と場所が変わり、同じ青色を、日本の歴史的建造物の中でも見たことがありますが、
今でも脳裏にしっかり焼き付いていて、この絵を見ている時にも思い出してました。
その建物とは、
この中にある「成巽閣」(せいそんかく)という重要文化財の2階の書院の一面全面にも使われていました。
そう、今でもインテリア工事でよく行われている『アクセントウォール』のはしりですよね。。
確か、この色は日本名で「瑠璃色」と説明されていました。
私にとっては、鮮明に思い出せるくらいインパクトが強い色なんだと思います。
ということで、今日は先日のフェルメールの絵から。
この絵の魅力の一つとして、青の色使いも特徴のひとつですよね。
ご存知の方も多いかと思いますが、青色は「ラピスラズリ」の石を磨り潰して使用しているとのことでして、
時と場所が変わり、同じ青色を、日本の歴史的建造物の中でも見たことがありますが、
今でも脳裏にしっかり焼き付いていて、この絵を見ている時にも思い出してました。
その建物とは、
この中にある「成巽閣」(せいそんかく)という重要文化財の2階の書院の一面全面にも使われていました。
そう、今でもインテリア工事でよく行われている『アクセントウォール』のはしりですよね。。
確か、この色は日本名で「瑠璃色」と説明されていました。
私にとっては、鮮明に思い出せるくらいインパクトが強い色なんだと思います。
昨日の話の続きになりますが、
長期優良住宅以上になると、建築基準法ばかりの概念で仕事をされてきた方が一番困ること、
というか、在来木造工法では 今までになかった大きなチェックを行わなくてはならないことがひとつあります。
それは、床倍率(水平構面)のチェックです。
単純に考えてみれば、力(荷重)は、いつも上からばかりかかるわけではなく、横殴りの台風や、地震の横揺れなど、水平方向からかかる荷重も考慮しなければ、建物は歪み変形することになりますよね。
そのため、床を同一の構造体として抵抗するものとして考え、力を受ける壁(耐力壁)ごとに区画して床剛性の確認を行っていく必要があるのです。
この考え方は、枠組み壁工法(ツーバイフォー)の良さをそのまま取り入れたんじゃないかと私は思っていますが、(耐力壁や区画の考え方は微妙には違いますが。)
試しに 在来工法であっても、ツーバイフォーの決まりごとを守ってプランニングしていくと、後ほど計算してみても、十分クリアーできるように計画できるものです。
(ちなみに、枠組み壁工法(ツーバイフォー)では、長期優良住宅や性能評価を受ける住宅には、この床倍率のチェックはありません。)
とはいっても、いきなり在来の間取りをツーバイで考えろと言うほうがナンセンスなわけですから、
床倍率に関して書かれている参考書や建築知識のバックナンバーなどで、ご一読いただいてから取り掛かられてみてはいかがでしょうか。。
私的には、建築知識の出版社から出されている、
木造住宅ラクラク構造計算マニュアル が結構参考になるかと思っていますが。。
長期優良住宅以上になると、建築基準法ばかりの概念で仕事をされてきた方が一番困ること、
というか、在来木造工法では 今までになかった大きなチェックを行わなくてはならないことがひとつあります。
それは、床倍率(水平構面)のチェックです。
単純に考えてみれば、力(荷重)は、いつも上からばかりかかるわけではなく、横殴りの台風や、地震の横揺れなど、水平方向からかかる荷重も考慮しなければ、建物は歪み変形することになりますよね。
そのため、床を同一の構造体として抵抗するものとして考え、力を受ける壁(耐力壁)ごとに区画して床剛性の確認を行っていく必要があるのです。
この考え方は、枠組み壁工法(ツーバイフォー)の良さをそのまま取り入れたんじゃないかと私は思っていますが、(耐力壁や区画の考え方は微妙には違いますが。)
試しに 在来工法であっても、ツーバイフォーの決まりごとを守ってプランニングしていくと、後ほど計算してみても、十分クリアーできるように計画できるものです。
(ちなみに、枠組み壁工法(ツーバイフォー)では、長期優良住宅や性能評価を受ける住宅には、この床倍率のチェックはありません。)
とはいっても、いきなり在来の間取りをツーバイで考えろと言うほうがナンセンスなわけですから、
床倍率に関して書かれている参考書や建築知識のバックナンバーなどで、ご一読いただいてから取り掛かられてみてはいかがでしょうか。。
私的には、建築知識の出版社から出されている、
木造住宅ラクラク構造計算マニュアル が結構参考になるかと思っていますが。。