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昨日は、所用で、山梨県の南西地域にある身延町から富士河口湖町まで廻ることとなり、
「冬の国道300号線は閉鎖だよ。」とのうわさを真に信じ、身延町から甲府にもどり、精進湖線を抜け、目的地までの行程となるのかと、時間ばかり気にしていたのです。
ところが、身延町で知人に聞いてみれば、300号は通行止めにもなっておらず、観光バスも行き来していると聞き、
通行量の少ないワインディングロードを下の写真見たさに行ってきました。
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やっぱり、お札にも載る場所での富士山は格別ですね。
この写真の場所では、平日でも多くのカメラマンや観光バスが止まっているのには、ホントびっくりです。
富士山は見る角度や場所、それに天候・日時で美しさが変わりますけど、ここは絶景です。。
建築に携わる仕事をする方なら、「神事」は知らず知らずに身についているというもの。
神社に行けば、手水舎でのお清め、
神社の歩き方、そして、お参りの仕方。
これは、既にマナー以前に見に染み付いているのがこの業界。
しかし、神社にあるひとつひとつは知らないことも多いものです。
例えば、狛犬。 この原型は・・・・・、そうです、獅子ですね。
ここまではなんとなく解るのですが、
では、獅子ならば、あの風袋は、全て「オス」なのでしょうか?
狛犬のことを考えたことや、神社に行ってじっくり観たことって、そこまで貴方もないでしょ?
ということで、答えは持ち越して、是非、狛犬をじっくりご覧くださいね。。
↓
耐震診断拒否に百万円以下の罰金 改修促進法改正案が判明
国土交通省が今国会に提出する耐震改修促進法改正案の全容が22日、明らかになった。耐震基準が強化された1981年以前に建てられた病院やデパートといった大型施設に耐震診断を義務付け、診断拒否や結果を虚偽報告した所有者には100万円以下の罰金を科す。建物が耐震基準に適合していることを示すマークも新設。首都直下地震や南海トラフ地震に備え、耐震化の促進を図る。
耐震診断を義務付けるのは、不特定多数の人が利用する施設のほか、学校や幼稚園、老人ホームといった災害時に1人で避難するのが困難な児童や高齢者が使う建物のうち、大規模なもの。
(西日本新聞記事2月22日分より抜粋)
避難した時に安全で安心できる場所の耐震化は望ましいことだと思いますが、
この法案の矛先は「民間」であるということ。
やはり、罰則の前に「如何に耐震化してもらえるか」も、その所有者のみならず、使用する側も提案していくべきなのではとも思ってしまいます。
安心も安全も、個人だけでは確保できませんから。。
箸休め的な絵が無いと、やはり引きしまらないと思うのは書いている私ばかりなのでしょうか。
といっても、「たてもの」の話をしだすと止まりませんから、
何かしら絡んだ写真から。
私が好きな建物は、やはり、「永らく観ていても飽きない建物」そんな建物につきます。
よく、建築や洋服などのブームも螺旋階段のように周り廻っているといわれますが、流行の先端を取り入れ、時代の寵児が素敵だ素晴らしいと思われる方もいらっしゃるでしょうし、私のように、永らく飽きないでそこにある事が絵になること好きだという方もいらっしゃるはずでしょう。
全て、その方の「好み」によりますが、街という単位で考えた場合、一人一人の好みだけで建った建物ばかりの街並みは、美観という観点からは既に大いにかけ離れて、「そこに住みたい。」「後々まで残したい街」というものではなく、行く末が観えるような悲壮感さえ感じてしまいます。
やはり、こんな写真のように熟成した街であってもらいたいと私は思っています。
まず、ツーバイフォー工法で国産材を取り入れ込みやすいのは、スタッド そう、「柱」からです。
実際、展示会などでも、サンプル展示されているほとんどがこの「スタッド」になります。
ツーバイフォー工法は、正式名称を「枠組み壁工法」といい、壁=面にて構成されている建物ですから、
柱の長さは、外壁合板と内壁の石膏ボードの大きさ(長さ)で決まります。
そのため、通常のスタッドの長さは 233.6cmと決まってます。(インチ・フィートの建物は、使う合板の規格が変わるので長さも違います。)
壁厚も204材、又は206材でほぼ賄い切れますから、国産材の参入としては、入り込みやすい木材箇所になるはずです。
又、スタッドも 窓やドア部などの開口部では、何本も重ね合わせて使いますから、木材の使用量から鑑みると、在来工法よりも圧倒的に多いのも この工法の特徴でもあります。
しかし、スタッドだけでは、立方体は形成できません。
上面と下面の根太材、やはり此処が要となるワケです。
実際は、1階の床材は、根太レスで計画すれば、土台材と同一規格になりますし、
天井根太は、小屋裏等の加重考慮が無ければ、柱同様の206と204材の組み合わせで可能ですし、
垂木材も指示支点で継ぎ足せれば、206材で対応可能です。
後は、2階部分の床根太の材と使用長さ、此処をどう対処するかです。
実際、輸入材の長材でも、材の途中で継手(ここは書きませんが、興味のある方は是非お調べください。)を設けてあるものもかなり見かけます。
この継手を開発したのも、現在の日本の木材と同様の理由からだとも聞きますし、需要さえあれば、国産材でもできてもおかしくないと私は思ってます。
あとは、(2)に戻り、「どうしたら普及していくのか?」を考えていくことが大きな課題なのかもしれません。
先日、こんな記事が載ってました。
山梨県、31億円投じ雇用1000人創出 定住促進へ
山梨県は12日、一般会計で4631億円にのぼる2013年度予算案を発表した。大型事業として31億円強を投じ、1000人を超える雇用を創出する事業を打ち出した。人口減少が進む中、定住人口の確保へ今年6月、東京に山梨での居住やU・Iターン就職に関する情報を提供する常設拠点を設ける。
県は31億円のうち9億7000万円をあて、新卒で就職が決まっていなかったり、離職を余儀なくされたりした人を対象に、直接雇用と民間への委託で就業機会を作る。起業による雇用創出にも8億6000万円の枠を設け、地域に根ざした事業を起こし安定的な雇用を生み出す事業者を支援する。ハローワークと連携するなど一連の施策を通じて、1000人を超える雇用をめざす。
定住促進に向けては6月、東京交通会館(東京・千代田)6階に「やまなし暮らし支援センター」を設ける。事業費は2100万円。職員3人を配置し移住や、週末・季節限定などで山梨に住む「二地域居住」の情報と、職に関する情報を総合的に提供する。県は同センターと連携する市町村の受け入れ態勢も支援する。
(日経新聞2/12記事より抜粋)
「住めば都」と此処に住んでいる人間が語るのも変な話ですが、
行政が腰を上げてこういう取り組みをして、定住人口を増やそうとするのはいい取り組みだなと思います。
ただ、そこには、「魅力」や「夢」を語れる地域をアピールしていくのは、住んでいる私たちの役目なんでしょうね。
もっとブログにも 地域をアピールできる内容も記載していかないといけませんね。。
ツーバイフォー、特に構造図面まで描く設計士の場合、
いつもの習慣からか、材料を図面に書き入れる時、使用材料をロスなくするために 長さの限界までの基準で書き込みます。
特に伏せ図には顕著に表れ、その長さ20フィートまでの材料規格で考慮しています。
では、20フィートとはどのくらいの長さかというと・・・・約6mあり、尺貫モジュールで言うところの3間強まで、継手を使用せずに材料を使います。
ここで、在来工法と比較した場合に 大きな違いが出てきます。
通常、在来工法で使用する無垢材は、2間程度(3.64m)を基準としており、材も4m程度までしか取り揃えていません。それより長いモノも(例えば通し柱など)でありますが、1軒の家でさほど使用する事はほとんど無いと考えてもらえばいいかと思います。
これは、日本の木材が、「山」にあることが起因します。
山から切り出して運び出す場合、3~4mの方が扱いやすく、北米の規格長さの6mというのは取り回しも難しくなってくるからではないでしょうか。
そうなると必然的に、日本で流通する国産材の木材は、在来工法>ツーバイフォー工法 も、この理由がひとつ起因しているとも考えられます。
では、どうすれば、国産材を使用することができるようになるのでしょうか?
ということで、次回で考えていきたいと思います。