忍者ブログ
http://osumai.blog.shinobi.jp/
まちの設計屋さんが、すまいのなかで気づいたこと、そして雑談なんかをを毎日、自由きままに描いてます。
 
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

さて、今週続けてきている話から。

実は、私は大学時代「木造」の勉強は何一つしていません。
同級生も同じです。
唯一木造に関する勉強というか図面を書いたのは、教授が何処からか入手してきた青焼きの図面を製図課題でトレースしたことくらいだったと思います。
また、私と違う大学に通って建築を学んだ友人も、皆同様です。
後にこの話をした時に、私と同じだったことを知りました。

工業系の高校を出てきた学生以外ほとんどが、「木造」を勉強したのは、社会にでてからだったのです。

それに、大学を卒業し、1級建築士の試験を受けた時も、木造に関する内容は試験項目には皆無でした。

そう、私達が学生だった頃も含め、戦後以降何十年というか、つい最近まで、「木造」を、実は日本の建築の世界は、悪い言い方をするなら、「なめていた」んだと云う事です。

社会にでて、「木造」を学び、初めてその奥深さ、文化を知るというのは滑稽じゃ無いでしょうかね。。

だからこそ、知っていただきたいのは、「日本は本当に木を「木造」を深く考えているいるのか」という疑問符を持ちながら、日本の政策や本質も見てもらいたいということです。
自分に国が一番という「上から目線」ではなく、この体質が建築界につい最近まであったことを頭において、木のことを自ら学んでいただきたいと私は思います。
決して、私の言っている事も正しいわけではありませんから。。。
PR
今日も一連のブログの続きです。

とはいっても、私の話ばかりでは偏った話にもなりがちなので、
関連する本を1冊 紹介したいと思います。

これまでも「森」や「木」の本も何冊かご紹介してきましたが、
日本人は上手に木を使っているのだと思い込んでいる帰来のある方にも是非読んで頂きたい本で、
新潮社から出されている 森林の崩壊(国土をめぐる負の連鎖)白井優子著 です。

先ずは日本の森林に関する行政の扱いから始まり、(ここは、新聞にも列記されている林業系公社の債務の話も思い出しながら読んでいただけるとうなずけるかとも思いますが。)東欧の行政との比較対比と、学ぶべきことが多く記載されています。

ただし、先日のシンポジウムでも林野庁長官もおっしゃっていましたが、現行政の方向は、修正すべきことは徐々に改革されつつあるので、この本が書かれた時期と現在とは時間軸が違うので、斜めに構えてわが国だけを見てしまってもいけません。
「今までどうであったのか。」「まだ現状はどうなっているのか。」「じゃ、木を使う建築側は?」の視点で読んでいただけるとよいかな~と思います。

やはり知っていただきたいのは、「木」のことで、愛着をもって接していただきたい。その為だということです。



ちなみにこの話は未だ終わりません。
明日は、我々建築側の話をしたいと思います。
 

昨日の続きからです。


以前にもブログに書いたことがあるので、ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、
人の手が入っている里山でも植林されているところを良く見ると、森林の中には まったく光の差し込まない場所があったりします。
そこは夏の明るい日中の日差しの中でも、薄暗く、けど足元はあまり草も無く、ジメッとした所で 清々しさを感じる場所ではありません。
又、何故こんな場所になっているかと周りを見渡すと、直ぐ近くに連続して樹木が続き、互いのパーソナルスペースが少なくなっているからです。

本来なら、ここで、連続している木を間引いて(「間伐する」といいます)、木を大きく育てて行かなくっちゃならないんでしょうけど、諸事情でその作業が行われていないので、この様になっているわけです。

当然、木だって生きているわけですから、自分の成長がままならないなら、より子孫を残そうと必死になりますよね。
その植林されている木が、針葉樹、そう 杉や檜ですから、我々の現代病の一因は 自分達の手で招いた事にもなる訳です。
「じゃ、全て木を切ってしまって、適当な間隔で植林すればいいのでは。」というのでは、解決方法にもならないですし、現在までの成長を考えると何十年スパンでの計画になってしまうので、望ましい答えとも思えません。
まずは、枝おろしや間引きをして、健全な林や森を作り、その間伐した材料を使う工夫、そして我々も使っていくようにしていく事が大切なわけです。

ただし、建築側にいる私は、このことにもろ手を挙げて賛成しているわけでもないのです。
その話は、また続けてお話していきます。。

こんにちは。

山梨でも標高の高い山々から紅葉が始まり、大分下界まで降りてきました。
先日も小淵沢でのウォーキング大会へ行ってきましたが、未舗装道路は金色の髪の毛のような落ち葉のなかを歩いているのはこの時期ならではの幻想的な感じでした。

ところで、この金色の髪の毛のような落ち葉って、何の木の葉っぱだか解りますか?

山梨と長野の山々は、結構この木が植林されているので、山が紅葉し、そして春先に若葉が芽生える頃には、若緑へと移り変わって季節を盆地にいて感じることが出来るわけです。

ちなみに、この木、針葉樹なんですが、ヤニが出るため建築資材としては使いずらい。
なので、手付かずで残っている山が多くあります。人工林なのにね。


さて、この木の名前は最後までとっておくとして、
本日は水道橋の住宅金融支援機構のすまいるホールにて開催された、農林水産省林野庁主催の木質都市への挑戦というシンポジウムを聴講に行ってまいりました。

簡単に説明すると、日本の山は人工的に植林された針葉樹が、まったなしに切り倒せる時期が来ているんですが、諸問題で手付かずで切り倒せず残っているわけです。
これを加工して公的な建築物と使えるようにしようじゃないか。として事例を含めながら可能性を模索していくという、一般の方向けに開催されたものです。
なので、専門用語のオンパレードではなく、大変わかりやすい。

ただし、よーく考えていただきたいのは、春先になると何故、都心部の方でも花粉症アレルギーを起す方が多いんでしょうかね。
適材適所の量の植林だったら問題が無いわけで、次世代にこのまま我々が先送りできる問題でないことがこの一般向けにシンポジウムが開催されたことからもお察しいただけるかとも思います。

私なりに噛み砕いて、この話題を今週は続けていこうかなと思っていますので、期待せずにお待ちください。



そうそう、冒頭の話ですが、
針葉樹でも落葉する木もあるんです。
名前を、「カラマツ」、唐松または落葉松とも書きます。
詳細は、自身で検索してご確認ください。(それも勉強の一環になりますからね。)
こんにちは。

ここ、山梨では この時期「山梨ヌーボー」として、各地で色々な地産の産物と一緒にあわせたワインのイベントが開催されています。

本来なら私も甲州ワインのブログをかくべきなのですが、今年はチリ産の「コノスル」という自転車のラベルのワインにはまってまして、未だ、ヌーボーを嗜んでいません。

正直、私の事務所の近所の酒屋さんで販売されているこの「コノスル」というチリワイン、ものすごくおいしい割にお値段が1000円以下の大コストパフォーマンスの高いワインです。
又、日本ではなじみの少ない葡萄の種類もあり、結構冒険しながら飲んではいるのですが、まずハズレの無い不思議なワインです。

例えば、この時期ならではの柿と蕪のサラダでも、コノスルのヴィオニエという葡萄のワインで既に1本明けられてしまうくらい料理にビッと合ってしまうんですね。

また、このワイン、赤白そしてロゼとすごい種類のワインが出てまして、1本1本がいい味しているワインなので、まず合わない料理がありません。
山梨県人がチリワインを薦めてはいけないいんでしょうが、このワインは、ちょっと別格です。

一度お試しあれ。。。

今日、こんなニュースを見つけたので
私なりに思ったことも含めてご覧ください。

4割超が光熱費節約へ住宅リフォーム検討

4割超が光熱費節約のため住宅リフォームを検討-。光熱費を節約するため政府の住宅エコポイントが今年の冬に復活するのを前に、住宅設備機器・建材の総合メーカー、LIXIL(東京都千代田区)が行った住宅リフォームの調査で、このような傾向がみられた。節約意識の高さがうかがえる。

 調査は10月13~17日、インターネットで行い、1年以内に自宅のリフォームを検討している517人が回答した。

 それによると、「光熱費を節約するため」にリフォームを検討している人は45・3%、「住まいの快適性を高めるため」が37・3%。「東日本大震災を機に」は9・1%にとどまった。

 検討しているリフォームの内容は、「窓の断熱改修」が48・9%、「外壁・屋根・天井または床の断熱改修」が48・0%、「節水トイレの設置」が46・8%だった。

 リフォームの予算では「100万~200万円未満」が24・4%で最も多く、「200万~300万円未満」が14・8%で続いた。一方で、「25万円未満」と低予算のリフォームを予定している人も12・3%いた。
(msn産経ニュース11月10日より抜粋)


この夏と同様、冬も電力不足が予想されるので、すまいの高断熱化は必修項目で、見方によれば「快適性を高める」も、この分野に含まれる可能性ありなので、合わせてリフォーム検討されている方の80%以上がここに目が向いているわけですよね。
ただ、以前まで多くを占めていた「耐震化」の傾向は、極端なくらいまで減っているということは、
地震に対する不安要素は減ってきたのか、耐震基準を満たす「すまい」がリフォームを検討されているお宅にはほぼ整っていると考えた方が良いのかもしれませんね。

やはり、時代は住宅も「エネルギー」に目が向いているのが顕著にわかりますね。

 

こんにちは。

今日はこんなお話を。


私達が見慣れているコンビニエンスストアの看板といえば、
それぞれのカラーが入った色で、そのお店を認識するわけですよね。

ところが、伊豆の下田に行った時のことですが、その認識とまったく違うカラーがあることを知りました、

場所は、国道135号線の白浜海岸前、ホテル伊豆急の下のセブンイレブンとその直ぐ隣のファミリーマート。


車で通り過ぎてしまった為、写真に収める事が出来なかったので文章だけの表現になりますが、

どんな色合いの看板になっていると思います?



ちょっと考えてみてください。





で、考えた方への正解は、
グーグルで「下田 コンビニ 看板」で検索してみてください。
答えの写真が出てきますから。

 
#カレンダー
01 2025/02 03
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28
#最新コメント
[01/24 さなっち]
[09/01 さなっち]
[07/30 kazz]
#最新トラックバック
#プロフィール
HN:
ガウ兄(にぃ)
性別:
男性
職業:
建築設計
自己紹介:
山梨での「すまい」を日々考えている建築設計事務所です。
事務所を開設してからはや20年あまり。
おかげさまで、いろいろな所にアブラがのって来ました。(笑)
こちらでは、いらないアブラではなく、使える「知恵」をお話していこうと思ってます。

#バーコード
#ブログ内検索
#カウンター
#アクセス解析
#お天気情報
#忍者ポイント広告
#フリーエリア
#フリーエリア
#フリーエリア
#フリーエリア
 
忍者ブログ | [PR]
"ガウ兄(にぃ)" WROTE ALL ARTICLES.
PRODUCED BY NINJA TOOLS @ SAMURAI FACTORY INC.