×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
昨日の続きからです。
以前にもブログに書いたことがあるので、ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、
人の手が入っている里山でも植林されているところを良く見ると、森林の中には まったく光の差し込まない場所があったりします。
そこは夏の明るい日中の日差しの中でも、薄暗く、けど足元はあまり草も無く、ジメッとした所で 清々しさを感じる場所ではありません。
又、何故こんな場所になっているかと周りを見渡すと、直ぐ近くに連続して樹木が続き、互いのパーソナルスペースが少なくなっているからです。
本来なら、ここで、連続している木を間引いて(「間伐する」といいます)、木を大きく育てて行かなくっちゃならないんでしょうけど、諸事情でその作業が行われていないので、この様になっているわけです。
当然、木だって生きているわけですから、自分の成長がままならないなら、より子孫を残そうと必死になりますよね。
その植林されている木が、針葉樹、そう 杉や檜ですから、我々の現代病の一因は 自分達の手で招いた事にもなる訳です。
「じゃ、全て木を切ってしまって、適当な間隔で植林すればいいのでは。」というのでは、解決方法にもならないですし、現在までの成長を考えると何十年スパンでの計画になってしまうので、望ましい答えとも思えません。
まずは、枝おろしや間引きをして、健全な林や森を作り、その間伐した材料を使う工夫、そして我々も使っていくようにしていく事が大切なわけです。
ただし、建築側にいる私は、このことにもろ手を挙げて賛成しているわけでもないのです。
その話は、また続けてお話していきます。。
PR
COMMENT