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こんにちは。
昨日お話した、「採光」から、今日は、トップライトについてお話したいと思います。
天窓(トップライト)のあるお宅って、これまで沢山設計させていただきました。
その中で、設計段階から取り込んで計画している場合には、大きく2つの理由があります。
1) 建物内の暗所を造らないようにするため。
2) 建物内の自然換気(排煙用換気)を促すため。
特に、2)の場合って、一般の方には、「?」って思われる方が多いのかもしれませんが、
住宅以外の建物の場合、「天井面に近い窓等にて、室内の気積に応じた自然換気(排煙)を行いなさいよ。」という法令があるのです。(ただし、200㎡以上の住宅は同法令に準ずる)
そのため、天窓を使って、換気をする場合も出てきます。
この時に、諸行政庁によって、天窓の開閉方法の扱いに違いが生じます。
「緊急時の対応を考えて、手動開閉でないと駄目!」であったり、
「予備電源を設けて、電動開放するのはOK!」とかとか。。。
(ちょっと、横道にそれた話になってしまいましたが、、「排煙」という用途で使用される場合には、所轄行政庁と必ず相談されてから、計画された方が良いかと思います。)
天窓は、「明るさ」以外にも、「換気」といった面でも有効な使われ方をしているということも、知っておいてくださいね。。
昨日お話した、「採光」から、今日は、トップライトについてお話したいと思います。
天窓(トップライト)のあるお宅って、これまで沢山設計させていただきました。
その中で、設計段階から取り込んで計画している場合には、大きく2つの理由があります。
1) 建物内の暗所を造らないようにするため。
2) 建物内の自然換気(排煙用換気)を促すため。
特に、2)の場合って、一般の方には、「?」って思われる方が多いのかもしれませんが、
住宅以外の建物の場合、「天井面に近い窓等にて、室内の気積に応じた自然換気(排煙)を行いなさいよ。」という法令があるのです。(ただし、200㎡以上の住宅は同法令に準ずる)
そのため、天窓を使って、換気をする場合も出てきます。
この時に、諸行政庁によって、天窓の開閉方法の扱いに違いが生じます。
「緊急時の対応を考えて、手動開閉でないと駄目!」であったり、
「予備電源を設けて、電動開放するのはOK!」とかとか。。。
(ちょっと、横道にそれた話になってしまいましたが、、「排煙」という用途で使用される場合には、所轄行政庁と必ず相談されてから、計画された方が良いかと思います。)
天窓は、「明るさ」以外にも、「換気」といった面でも有効な使われ方をしているということも、知っておいてくださいね。。
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こんにちは。
前出で、「すまいを計画する場合、敷地は道路に2m以上接しなければなりませんよ。」ってお話をしました。
敷地と道路の間に水路があっても、同様に2m以上接していなければ、建てれない場合も出てくるというのもお話しましたよね。
これは、建築基準法の43条という条文から来ているものなのですが、
前出で、「すまいを計画する場合、敷地は道路に2m以上接しなければなりませんよ。」ってお話をしました。
敷地と道路の間に水路があっても、同様に2m以上接していなければ、建てれない場合も出てくるというのもお話しましたよね。
これは、建築基準法の43条という条文から来ているものなのですが、
建築物の敷地は、道路に2m以上接しなければならない。ただし、その敷地の周囲に広い空地を有する建築物その他の国土交通省令で定める基準に適合する建築物で、特定行政庁が交通上、安全上、防火上及び衛生上支障がないと認めて建築審査会の同意を得て許可したものについては、この限りでない。
こちらからです。
なので、絶対に建物を建てれないではなくて、特定行政庁(市や区、県など)が審査会を開いて、「こんな条件を満たしてくれるならOKだよ。」っていってもらえれば、建築可能なんですね。
ただし、道路って扱いではなくて、「空地」(条文より)って扱いになるんですけどね。
知識として、こんな法規があるということも知っておいてくださいね。。
こんにちは。
今日も結構暑くなりそうですよね。
いつも暑くなってくると、現場でがんばっている職人さんにはホント頭が下がります。
屋根屋さんは、直射日光をダイレクトに受ける上に、下からの照り返しで、ものすごく暑い中をがんばっているのを見ると、ほんと感謝してしまいます。
なので、お施主様が現場をおとづれたときは、ねぎらいの言葉はかけてあげて下さいね。
まずは気持ちからですから。。
今日も結構暑くなりそうですよね。
いつも暑くなってくると、現場でがんばっている職人さんにはホント頭が下がります。
屋根屋さんは、直射日光をダイレクトに受ける上に、下からの照り返しで、ものすごく暑い中をがんばっているのを見ると、ほんと感謝してしまいます。
なので、お施主様が現場をおとづれたときは、ねぎらいの言葉はかけてあげて下さいね。
まずは気持ちからですから。。
こんにちは。
昨日はワインのお話をしたので、今日はそれに纏わる料理のお話からこんなのを。
うちでは、ワインをあける時は、パスタにする時が一番多いです。
なぜなら、アンチョビのパスタやゴルゴンにする時など、料理中にワインを入れることがあるからという理由で、必然的に横に沿うようになりました。(ホントは、ワインを飲みたくてパスタにしているのじゃないかとも思うのですが。)
で、ここで、私の場合、譲れないパスタ用の鍋とフライパンの位置関係があります。ただ、家族にはいやがられますが。。
(パスタ用のズンドウ鍋もあるので、ホントはそれを使えばよいのですが、あとかたずけが面倒なので、タングでそのまま鍋から救い上げフライパンに移しているので、「フライパンはこっち!」「鍋はこっち!」と自分の動線を決めているからなんですけど。)
まあ、これは、私がパスタを作る場合の一例の話なのですが、貴方や奥様の場合も、あてはまることってあるんじゃないですかね。
例えば、
冷蔵庫から食材を取り出す。
背面食器棚よりお皿を取り出す。
スパイスラックから調味料を取り出す。
などなど・・・・・。
それぞれの作業を無意識に、最短動線で行っているんじゃないですか?
多分、それも3角形の動線で。
(無意識の場合が多いので、ご自身の動きを一度意識してみてくださいね。きっと「なるほど!」って思いますから。)
これは、「すまい」をつくるうえでも大変重要なことです。
毎日のことであることと、家事作業の余計な労力の無駄づかいをしないためにもです。
なので、キッチンを考える場合、ここにもちょっと気を使ってからプランニングしていかれては如何でしょうか。。
昨日はワインのお話をしたので、今日はそれに纏わる料理のお話からこんなのを。
うちでは、ワインをあける時は、パスタにする時が一番多いです。
なぜなら、アンチョビのパスタやゴルゴンにする時など、料理中にワインを入れることがあるからという理由で、必然的に横に沿うようになりました。(ホントは、ワインを飲みたくてパスタにしているのじゃないかとも思うのですが。)
で、ここで、私の場合、譲れないパスタ用の鍋とフライパンの位置関係があります。ただ、家族にはいやがられますが。。
(パスタ用のズンドウ鍋もあるので、ホントはそれを使えばよいのですが、あとかたずけが面倒なので、タングでそのまま鍋から救い上げフライパンに移しているので、「フライパンはこっち!」「鍋はこっち!」と自分の動線を決めているからなんですけど。)
まあ、これは、私がパスタを作る場合の一例の話なのですが、貴方や奥様の場合も、あてはまることってあるんじゃないですかね。
例えば、
冷蔵庫から食材を取り出す。
背面食器棚よりお皿を取り出す。
スパイスラックから調味料を取り出す。
などなど・・・・・。
それぞれの作業を無意識に、最短動線で行っているんじゃないですか?
多分、それも3角形の動線で。
(無意識の場合が多いので、ご自身の動きを一度意識してみてくださいね。きっと「なるほど!」って思いますから。)
これは、「すまい」をつくるうえでも大変重要なことです。
毎日のことであることと、家事作業の余計な労力の無駄づかいをしないためにもです。
なので、キッチンを考える場合、ここにもちょっと気を使ってからプランニングしていかれては如何でしょうか。。
こんにちは。
つい最近、こんなことがありました。(というか、進行中の話ですが。)
これまでもお話してきましたが、建物を建てるためには、敷地(土地)は、4mの道路に2m以上接しないとならないですよ。(都市計画区域内)ということでしたよね。
そして、あくまでも道路に接することが必要なので、間に水路や川があった場合は、橋をかけて入り口を確保する必要があるんでしたよね。
で、こんなこともあるのです。
建物を建てる敷地の間に、農業用の水路があり、そのすぐ横に、道路の雨水を飲み込むための道路用側溝があってから県道が走っているという場所でのお話です。
今までもお話してきましたが、この場合、直接敷地に道路が接していないので、道路に繋がるために橋を架ける(大げさですけども、現実は、側溝の蓋みたいなものだと想像してください。)必要がありますよね。
で、橋を架けるための諸手続きを行うのですが、ひとつの橋を架けるために、水路の管理を行う市、道路側溝の管理を行う県にそれぞれまったく同じ手続きや申請を行わないと、この橋は架けられないのです。
それぞれ、管理する行政が違うことで、このような煩雑な手続きが発生してしまうのですね。
なので、管理する部署がどこになるかも、建物を計画する時点で確認しておかないと、後に複雑な手続きが発生しかねないとも限りません。
豆知識としてお知りおきくださいね。
つい最近、こんなことがありました。(というか、進行中の話ですが。)
これまでもお話してきましたが、建物を建てるためには、敷地(土地)は、4mの道路に2m以上接しないとならないですよ。(都市計画区域内)ということでしたよね。
そして、あくまでも道路に接することが必要なので、間に水路や川があった場合は、橋をかけて入り口を確保する必要があるんでしたよね。
で、こんなこともあるのです。
建物を建てる敷地の間に、農業用の水路があり、そのすぐ横に、道路の雨水を飲み込むための道路用側溝があってから県道が走っているという場所でのお話です。
今までもお話してきましたが、この場合、直接敷地に道路が接していないので、道路に繋がるために橋を架ける(大げさですけども、現実は、側溝の蓋みたいなものだと想像してください。)必要がありますよね。
で、橋を架けるための諸手続きを行うのですが、ひとつの橋を架けるために、水路の管理を行う市、道路側溝の管理を行う県にそれぞれまったく同じ手続きや申請を行わないと、この橋は架けられないのです。
それぞれ、管理する行政が違うことで、このような煩雑な手続きが発生してしまうのですね。
なので、管理する部署がどこになるかも、建物を計画する時点で確認しておかないと、後に複雑な手続きが発生しかねないとも限りません。
豆知識としてお知りおきくださいね。
こんにちは。
「敷地」では、結構いろいろな体験をしています。
例えば、こんなことがありました。
登記簿上の土地の図面を作成するために、公共機関で、土地調査に入ることがあります。
近隣や土地所有者に確認しながら、一点一点境界点を決めていくのですが、決定した後に「国調済み」と書かれた、杭ないし、ピンを打ち込んでいきます。
その調査が終わったばかりで、敷地の境界も明確になった土地で、新築の計画をいただいた時の話です。
クライアント側からは、「今は畑になっているけども、調査の時に杭を打ってくれていたのがあるから、それが境界ポイントだよ。」と伺っていたので、簡単に確認できると思い、現地に行ってみると・・・・・
聴いていた杭が、どこにも無い。
土地を間違えたのかと思い、再確認して案内図を見てみると・・・、やはりこの土地が計画地でした。
確かに、雰囲気は話の通り。唯一、杭だけがない。
で、敷地内を細かく確認していくと、
杭が抜かれて、重なって置いてあるじゃありませんか。
で、その話を後にクライアント側にさっそく報告し、調べてもらいました。
結果、どうやら、施主の親族が、畑の中に打たれた杭が、どうも農作業時に邪魔になって抜いた模様。。
ということが判明いたしました。
確かに、畑の中に、杭があると邪魔になりますものね。それも、何も知らない親族が、作業をしようと来てみたら、何者かに邪魔な杭を打ち込まれている・・・・。
気持ちはわからないでもないですよ、気持ちはね。
最終的には、測量屋サンが、復旧してくれたので、元に戻ったんですけど・・・・。
こんなこともありました。
貴方も、ご自身の土地の杭は、だいじょうぶですかね。。
「敷地」では、結構いろいろな体験をしています。
例えば、こんなことがありました。
登記簿上の土地の図面を作成するために、公共機関で、土地調査に入ることがあります。
近隣や土地所有者に確認しながら、一点一点境界点を決めていくのですが、決定した後に「国調済み」と書かれた、杭ないし、ピンを打ち込んでいきます。
その調査が終わったばかりで、敷地の境界も明確になった土地で、新築の計画をいただいた時の話です。
クライアント側からは、「今は畑になっているけども、調査の時に杭を打ってくれていたのがあるから、それが境界ポイントだよ。」と伺っていたので、簡単に確認できると思い、現地に行ってみると・・・・・
聴いていた杭が、どこにも無い。
土地を間違えたのかと思い、再確認して案内図を見てみると・・・、やはりこの土地が計画地でした。
確かに、雰囲気は話の通り。唯一、杭だけがない。
で、敷地内を細かく確認していくと、
杭が抜かれて、重なって置いてあるじゃありませんか。
で、その話を後にクライアント側にさっそく報告し、調べてもらいました。
結果、どうやら、施主の親族が、畑の中に打たれた杭が、どうも農作業時に邪魔になって抜いた模様。。
ということが判明いたしました。
確かに、畑の中に、杭があると邪魔になりますものね。それも、何も知らない親族が、作業をしようと来てみたら、何者かに邪魔な杭を打ち込まれている・・・・。
気持ちはわからないでもないですよ、気持ちはね。
最終的には、測量屋サンが、復旧してくれたので、元に戻ったんですけど・・・・。
こんなこともありました。
貴方も、ご自身の土地の杭は、だいじょうぶですかね。。
こんにちは。
昨日は、ブログサーバーの「忍者」さんのメンテナンスのため、1日あけてのブログとなります。
今日は、「敷地」話のひとつを。(シリーズ化してきましたね。)
以前にこんなことがありました。
旧家が立ち並ぶ土地でのお話です。
昔は、家の前には生活用の水路や川が流れている事がおおく、こちらのお宅も、幅1.5m近くの川を、敷地と道路の間に持っていました。
私が携わったのは、その敷地の中に、小世帯の住居(全てその中で生活が完結型)をあらたに建てるというものでした。
ここで、問題となってくるのは、「ひとつの敷地の中には1つの世帯のためのすまいだけだよ。」って、縛りが建築基準法の中にはあることです。
とすると、小世帯も、同じ敷地内であっても、単独に道路に接しないとならないわけです。
そう、川(水路)ではなく、道路にです。
ということは、川(水路)に、小世帯が使う「橋」をかけて道に繋がるということなのです。
ところが、今回は、小世帯の橋を架けたくても、どうやっても、母屋に付随する建物があり、敷地を切り離すことが出来ませんでした。
最終的には、この計画は成立しませんでしたが。。
ここで、今回お話したいのは、「すまいをつくる場合は、その世帯単独に、道路に接すること。」ということです。
道路に沿って水路や川がある場合は要注意です。
川や水路があることで、道路に接しなくなっている可能性があるからです。
特に、道に接する部分は少なく、奥に長い土地で、その中に別世帯のすまいを計画するという場合(今回の例です。)には、計画をする以前に知識として、このような事例があったことを知っておいたほうがよいかもしれません。
「更地を親が持っているから」と安心していてはなりませんよ。っていう事例を今回お話いたしました。
昨日は、ブログサーバーの「忍者」さんのメンテナンスのため、1日あけてのブログとなります。
今日は、「敷地」話のひとつを。(シリーズ化してきましたね。)
以前にこんなことがありました。
旧家が立ち並ぶ土地でのお話です。
昔は、家の前には生活用の水路や川が流れている事がおおく、こちらのお宅も、幅1.5m近くの川を、敷地と道路の間に持っていました。
私が携わったのは、その敷地の中に、小世帯の住居(全てその中で生活が完結型)をあらたに建てるというものでした。
ここで、問題となってくるのは、「ひとつの敷地の中には1つの世帯のためのすまいだけだよ。」って、縛りが建築基準法の中にはあることです。
とすると、小世帯も、同じ敷地内であっても、単独に道路に接しないとならないわけです。
そう、川(水路)ではなく、道路にです。
ということは、川(水路)に、小世帯が使う「橋」をかけて道に繋がるということなのです。
ところが、今回は、小世帯の橋を架けたくても、どうやっても、母屋に付随する建物があり、敷地を切り離すことが出来ませんでした。
最終的には、この計画は成立しませんでしたが。。
ここで、今回お話したいのは、「すまいをつくる場合は、その世帯単独に、道路に接すること。」ということです。
道路に沿って水路や川がある場合は要注意です。
川や水路があることで、道路に接しなくなっている可能性があるからです。
特に、道に接する部分は少なく、奥に長い土地で、その中に別世帯のすまいを計画するという場合(今回の例です。)には、計画をする以前に知識として、このような事例があったことを知っておいたほうがよいかもしれません。
「更地を親が持っているから」と安心していてはなりませんよ。っていう事例を今回お話いたしました。