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まちの設計屋さんが、すまいのなかで気づいたこと、そして雑談なんかをを毎日、自由きままに描いてます。
 
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こんにちは。

建築は、大変奥深く、木の習性や特質すら全て理解して建物をつくっている人は、ほんとごくわずかなのではないかと思われます。
なので、凡人の私が手放せない本があります。

西岡常一の「木に学べ」です。

西岡棟梁は、建築を学ぶものの中では名前を知らない人がいないというくらい有名な方です。
法隆寺の宮大工さんと言った方がわかりやすいかもしれませんね。
師ならではの語り口調で、1300年の歴史を感じさせるのに、誰でも親しみやすい本にしあがっていますので、「設計屋さんが勧めてたなー。」と思い出したときに、ちょい立ち読みからはじめてみてください。
(多分、引き込まれて購入することになると思いますが・・・・)


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こんにちは。

最近、ブログで取り上げる本が、「木」に関するものが多いのですが、今日は、その中でも 最もお気に入りの本を紹介しますね。

DSCF0654.JPG 写真をご覧ください。

塩野米松さんの本です。(「しおの・よねまつ」さんですよ。建築屋さんは、違う読み方をしそうなので、ひらがなで記載しておきました。)





この本は、過去の日本人が、どれだけ山や木と深く関わってきたか、そして、木を大切にしてきたのかを知ることの出来る、「木」の入門書だと思っていただければよいのかな、と思います。
しかし、決して難しい本ではなく、どなたが読んでも、横にルビが振ってあったり、挿絵で丁寧に説明されているので、大変わかりやすい本に仕上がっています。
(なので、大人も子供も関係なく読めます。というより、「木に関する全てを次世代にちゃんと残したい」という、塩野さんのメッセージだと、私は思っています。)



ぜひ、前にブログで書いた記事 → http://osumai.blog.shinobi.jp/Entry/43/
の方には、読んでいただきたい本だと思っています。


こんにちは。
本日は、丸一日講習会があり、そこでも有意義な講話を聴いてきたのですが、それはまた後日お話しするとして、今日は、気になっていた本のお話から先に。

まず、下の写真をご覧ください。

DSCF0627.JPG 
 たぶん、環境問題に興味がある方や、地産地消を唱える設計事務所や工務店の方はご存知の本なのかもしれませんが・・・、「ウッドマイルズ」という言葉は、私はほんと、つい最近知りました。






「ウッドマイルズ」とは、木材の輸送に特化した環境指標のことです。
中でも、ウッドマイルズには4つの指標があるとしています。

・ウッドマイレージ(㎥・km) : 輸送される木材の量及び実際の距離を総合的に示す。
・ウッドマイレージL(㎥・km) : 輸送される木材の量及び直線距離を総合的に示す。
・ウッドマイレージCO2(kg-CO2) : 木材の輸送過程における環境負荷を示す。
・流通把握度(%) : 木材のトレーサビリティーの度合いを示す。


で、この中のウッドマイレージCO2の比較表が、本に掲載されているのですが、
例えば、木造40坪戸建て住宅を比べた場合、
1)100km圏内の全て地域材で建てた家 : 347kg-co2
2)すべて一般的な流通木材で建てた家 : 3008kg-co2  (すでに10倍近くまで来ている)
3)すべて欧州からの輸入材で建てた家 : 7808kg-co2  (かるーく20倍以上でぶっちぎり)
となるそうです。(参照資料は本をご覧くださいね。私の感想に左右されずに。)

欧州材を使用した場合、大変なCO2の排出量なのです。でも、実際、最近の建築現場では「オウシュウアカマツ」とタグの貼られた建築構造材(集成材)が増えているのも事実なのですよ。北米産のダグラスファーやヘムファーに変わってね。。

「じゃ、もっと、国産材を使えば、環境負荷係数は減るんじゃない?」と思うでしょ。
そう、私だってそう思いましたもの・・・。

でも、この本には、工務店やハウスメーカーが地産材を使わなかった(使えなかった)理由も一緒に載っているんです。ほんと、根のふかーい話が。。


ということで、お楽しみはまた後で。

こんにちは。
昨日は雪だったので、おかげさまで、たまっていた本をゆっくり読むことが出来ましたので、そのうちの何冊かご紹介します。

今日ご紹介するのはこちら。

DSCF0628.JPG 徳島県上勝町の「葉っぱビジネス」をつづったノンフィクションです。







多分、マスコミにもたくさん取り上げられているので、料理のツマの葉っぱを売っているおばあちゃんたちのことは、ご存知な方もいらっしゃるかも知れませんね。

「男は朝っぱらから大酒をあおり、女は陰で他人をそしり日々を過ごすどん底の田舎町。この町でよそ者扱いされた青年が、町民の大反発を買ったことから始まった感動の再生ストーリー。今では70代、80代のおばあちゃんたちが、売上高2億6000万円のビジネスを支え、人口の2倍もの視察者が訪れる注目の町に変貌した。著者が二十数年かけて成し遂げた命がけの蘇生術の全貌が明らかになる!」
と本のカバーにある紹介文を記さしてもらいました。

「へー、葉っぱを売ってそんなに儲かるなら、私もやろー!」という一人勝ちしたい方には大変不向きな本だといえます。
どちらかというと、弱者といわれる方でも、アイディア次第で産業を起こせること。そして、福祉って、ホントはこうであるべきだよね。って、あるひとつの方向性を知りたい方には、2重丸の本なのではないでしょうか。

中でも、私が大変参考になったのは、どこをみて「売る」かということ。
設計者としてこうやってやってこれているのは、技術もあるのは当然のこと。ただ、これだけじゃないんだよね。ここをちゃんと知らないと、待っているのは「まさか」だよ。って気づかせてもらったような気がします。

経営者の方や福祉関係の方、そして、まちづくりを行わなくてはという方には、必読ではないでしょうか。。
こんにちは。

昨年末、本屋に平積みになっていて、思わず手にとってしまった本があります。
ぺらぺら~と捲る内、そのまま続きを読みたくなって購入した本です。
では、タイトルを。。

DSC04929.JPG
はい。今、ドラマでも架橋に入ってきた、マキメさんの
「鹿男あをによし」です。






ドラマでは、歴史の教師の藤原君が、綾瀬さんの配役で、藤原さんになってるところが大きく違うんですけど、キャラクターイメージは、まんま原作どおりのような気がします。「ほんわか・ぬけ気味」な感じが。かりんとうもしょっちゅう、食べてるしね・・・・。

ちょうどドラマが、地底のナマズが大暴れする前にサンカクを使ってねじを締めるという大スケールの話まできたところなのですが、、、、

実はね、この後からが、抜群に面白い。

特に大阪女学館と京都女学館との試合編。
原作で読んでいても、手に力が入るんです、万城目学さんの描写がじょうずで。

そのハチャメチャの後で解る、「ねずみの使い」はいったい誰だったのか・・・・?

で、サンカクで、ねじは締められるのか、それとも間に合わないのか・・・?

もっとも、鹿のつけた印は解かれるのか・・・?

10代に戻って楽しませてもらった本でした。。


あ~、ドラマの次回が楽しみですわい。。
そう、ドラマの展開はこちらから ↓
http://www.fujitv.co.jp/b_hp/awoniyoshi/index.html

でもって、公式ページはこちら ↓

http://wwwz.fujitv.co.jp/awoniyoshi/index.html
DSC04902-1.JPGこんにちは。







今年の一番の関心事は、6月に改正された建築基準法に尽きます。
今でも新聞にも取り上げられているくらいですから、大変な変革をもたらしたのではないかと思っています。

中でも、枠組み壁工法(ツーバイフォー)は、マニュアル化された工法ですので、(社)日本ツーバイフォー協会が発刊するこの本がベースとなります。

以前の発刊が2002年度版でしたから、約5年ぶりとなります。
やはり普段の業務で使用するものなので、目を通しておかないといけませんね。
特に、この工法は、設計図が頼りの工法ですから。




ということで、今週は、枠組み壁工法をもっと掘り下げてお話していきたいと思います。
こんにちは。
今朝書いたブログを、どうやらアップせずに、そのまま捨ててしまったみたいです。
もう一度、同じ話を書くのも嫌なので、(またの機会に、ちゃんと構成しなおして書きなおしますので、お待ちください。)「すまい」に関する本のお話をしたいと思います。

その本は、平野秀典さんの「共感力」です。
著者は、今では“感動プロデューサー”として活躍されていますが、著書ではサラリーマン時代の仕事・家庭の話も書かれています。
特に私は、すまいを提案する立場として、著者のサラリーマン時に演出されたキッチンの現代に渡る流れには、大変興味がありました。
知らない方でも、最近のCMで、キッチンがどこに・どのような取り上げられ方をしているかを思い出してもらえば、納得して読んでいただけるのではないでしょうか。

秋の夜長に読む本として最適な一冊です。
(アマゾンのコメントをごらんいただいてからどうぞ。)
http://amazon.co.jp/o/ASIN/447979185X/seikouhousoku-22/ref=nosim

 
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ガウ兄(にぃ)
性別:
男性
職業:
建築設計
自己紹介:
山梨での「すまい」を日々考えている建築設計事務所です。
事務所を開設してからはや20年あまり。
おかげさまで、いろいろな所にアブラがのって来ました。(笑)
こちらでは、いらないアブラではなく、使える「知恵」をお話していこうと思ってます。

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