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枠組み壁工法、そう、ツーバイフォーを得意とする私ですけど、
なかなか、国を挙げてや各地方公共団体の取り組みでも、入ってこない情報もものすごくあります。
3月始めにビックサイトで見てきた、国産ツーバイフォー材の話は、このブログにも書きましたが、実はその取り組みは北海道や長野の地方公共団体だけではなく、山梨でも大手ハウスメーカーと一緒におこなっている事業もあるのです。
あまり地元にいると知ることはないのですが、(というか、首都圏主体で営業されているハウスメーカーなので、その情報にはちょっと疎くなってもいますが・・・。)
こんなニュースがありました。
注文住宅に山梨県産材を標準採用/三菱地所ホーム
三菱地所ホーム(株)は、注文住宅の標準仕様として、山梨県で出材されるカラマツの間伐材・小径木によって製造される「LVL(Laminated Veneer Lumber)」と、山梨県認証材「I型ジョイスト」を使用すると発表した。
三菱地所グループが実施する都市と農山村の交流活動「空と土プロジェクト」との連携を通じ、山梨県産材認証製品を実用化することが可能となったことから、8月1日から使用を開始するもの。
梁部分にLVLを、2階床組材にI型ジョイストを、採用する。
LVLについては、FSC表示(木材あるいは木質繊維等が環境・社会・経済の観点から厳しく管理された森林より生産されていることを意味する、森林管理協議会の認証マーク)のある梁材を使用する。
三菱地所ホーム(株)公表ニュースより
このI 型ジョイストは、色々な呼び方があり、著名なのは北米の会社が取り扱っているTJIというI型ビームなどがあり、(イメージは鉄骨のH型鋼)軽い材料で大きなスパンを飛ばせる優位点があります。
当然集成材なので、安定した構造強度を持つのも魅了的な部材でもあります。
ただ、この材料を私達が使えるかというのは・・・・・・・・・・。
どの様な供給体系をこの地方団体が出すのか。
しばらくアンテナを張ってみたいと思います。
今週初めにこんなニュースがあったのはご存知ですか?
住宅改修で新ポイント制度導入へ バリアフリー、耐震化も対象に
国土交通省は6日までに、バリアフリー化や耐震化、省エネ化などを含む住宅改修に対し、商品券と交換できるポイントを発行する新しい制度を導入する方向で検討に入った。2次補正予算に盛り込む考え。住宅エコポイント制度は予算の枯渇などで7月末着工分で申請受け付けを終了するが、東日本大震災で住宅建設や改修工事が増加することもあり、新たな促進策が必要と判断した。新しいポイント制度では、住宅エコポイントに比べ、対象となる工事を大幅に広げる方針。階段に手すりを付けたり、室内の段差をなくすといったバリアフリー化や、通常の壁紙の張り替えなどに対しても、1ポイント1円換算で、費用の5%程度のポイントを付与する見通し。震災復興で拡大するリフォーム工事を後押しする狙いがある。
事業の規模などは現在詰めているが、2000億円以上の予算が必要との見方もある。民主党や公明党などから、住宅エコポイント制度の継続や拡大を求める声が強まり、国交省では、より広範な工事を対象とするポイント制度が有効と判断した。
産経新聞6月6日分より抜粋
現在の住宅版エコポイント制度は、年末までのものが前倒しされて7月いっぱいまでに着工された物件までにということになりましたが、「省エネ」も未来のことを考えたらもっと推進すべきですし、耐震、バリアフリーもしかるべき。
というより、既存建物も、もっと資産価値が付き、流通すれば当たり前になることばかりのようなきもするのですがね~。。
私達 建築屋の使うカタログは、多岐多用に渡り、
金物ひとつ使うために、あっちのカタログやこっちのカタログとひっくり返しながら調べて決めていくのは、無駄に時間を使っている気がしてならなかったのです。
多分こんな経験は、職業が違う貴方も、今までに経験したり・感じたことがあるのではないでしょうか。
でもここをしっかり踏まえて、痒い所に手が届いたカタログを作って 配布してくれている会社もあるのです。
そう感心してしまったのが、木造住宅の構造用金物を「い」「ろ」「は」・・・・・・の記号別に製作メーカーに関係なく種類別けしてカタログを製作してくれたこの会社。
上記のトップページの下には、そのカタログがPDFにて常時ネット環境があれば見れるようになっているし、
1社の金物だけの掲載ではないので、必要な場所に最適な部材が選べるので、設計屋の私にとってはこの上なくありがたい。。。
どうぞ、私のブログを読まれている同業の方々。
こんな便利なもの私だけ知っていてもしょうがありませんから、どんどん使い倒してくださいね。
天気の悪かった週末、何気なくyoutubeで、建築系の言葉をキーワードに入れてみると・・・・・
あるわある!
営業用に作成された動画もありますが、
実際現場で見る作業と同様な動作が繰り返されており、楽しんでみてしまいました。
例えば、こんな作業があることすら一般の方は知らないかもしれませんが、
雨が降る時期を考えると、絶対必要な工程のひとつ。
この映像をご覧ください。
乾式の壁には、必ずこの作業工程がありますし、
永久ではありませんから、是非知っておいていただきたい工程でもあります。。
結構、建築工程をキーワードにいれると・・・・・面白いですよ。。
昨日の新聞のトップ記事に、G8で発表される「サンライズ計画」が発表されていました。
内容はこちらの記事を抜粋したのでご覧ください。
菅直人首相は22日、仏ドービル・サミット(主要国首脳会議)で、太陽光発電の普及など再生可能なエネルギーの拡大に向けて技術開発を進める「サンライズ計画」を表明する意向を固めた。東京電力福島第1原発事故を受け、今後の日本のエネルギー政策の道筋を示すのが狙い。具体的には太陽光発電のコストを2020年に現在の3分の1に、30年に6分の1に低減させることを打ち出す方向だ。
首相は先の記者会見で、全電源に占める原子力発電の比率を30年までに50%程度としたエネルギー基本計画を白紙で見直す考えを示している。サミットでは、原子力の安全性を高めた上で、引き続き基幹エネルギーとしていく方針を表明する一方、(1)太陽光、風力、バイオマスなど再生可能な自然エネルギー(2)省エネルギー社会の実現-を新たな柱に加える意向を示す。
(時事通信 記事より抜粋)
私達にも直接関わってくる話です。
現在の太陽光発電は、太陽光の発電力の20%くらいしか発電能力として使えていないはずで、そのため、太陽光を熱源として利用する方法の方が建築物には有効(というより、仕組みが簡単で判り易いんですよね。)ともされているわけで、この「サンライズ計画」が推進されていくと、昨日の日経新聞には、“これから新築される全ての屋根云々~”とも記載があり、自然エネルギーの有効活用も発電にシフトされてくることにもなります。
私達に正確に伝わってくるのは、未だ先にはなるかとは思いますが、建築を生業にする限り、どんな方向になるか、気をつけて情報収集していきたいですね。
ここの所、新聞に「家庭用蓄電池」に関する記事を目にします。
節電の切り札、蓄電池に脚光 「家庭用」販売を前倒し 家電量販店も対応加速
東芝は平成24年に予定していた家庭用蓄電池の発売を6月に早める方針だ。同社が独自開発したリチウムイオン電池を搭載し、1~5キロワット時の3種類を投入する見通し。1キロワット時の蓄電池で500リットルの冷蔵庫を5時間冷やせる。
同社は東日本大震災を受けて、「スマートグリッドを念頭に置いた被災地の再建」(佐々木則夫社長)を目指している。太陽光発電で電気を「作り」、蓄電池で「ためる」というシステムを構築すれば、省エネに貢献できるとの狙いだ。
大和ハウス工業やシャープなどが出資する蓄電池メーカー「エリーパワー」も業務用リースにとどめていた蓄電池の販売を、今秋にも家庭用に拡充する。「震災後は個人を含め2千件以上の問い合わせがあった」(担当者)ためで、価格は2キロワット時で100万円台後半を想定。このほか、家庭用蓄電池を開発中のパナソニックも今年度内の製品化を目指している。
家庭用だけでなく、企業や学校向け製品の開発も活発で、ソニーは18日、4月下旬に業務用蓄電池を発売すると発表した。正極にオリビン型リン酸鉄を使うことで安全性や長寿命性を高めた。「1キロワット時当たりの価格を30万円程度とし、システム全体では最大1千キロワット時くらいを想定している」(関係者)という。
家電量販店でも対応を加速。ヤマダ電機は15日から家庭用リチウム蓄電池の販売を始めた。千葉県の蓄電池ベンチャー「エジソンパワー」の製品で、価格は1キロワット時が87万円、2・5キロワット時が189万円。
蓄電池の本格普及に向けたもう1つの突破口が電気自動車(EV)だ。日産自動車の「リーフ」に搭載された蓄電池の容量は24キロワット時で、一般家庭の3日分の電力を賄える。実際、日産は住友商事と組んで、使用済み蓄電池の再利用についての研究を始めた。
調査会社BCNの道越一郎アナリストは「将来的に政府の補助制度が確立されれば普及が進むのではないか」と分析している。
産経新聞4月19日より抜粋
まだ、高価な値段ではありますが、平行して 太陽光発電やコージェネも同時運転できれば、高負荷のかかる電化製品を使用するのでなければ 十分まかないきれる電気量かもしれませんね。
未来の住宅を垣間見ることができるような話題ですね。。
お施主様というより、工事側や建築玄人側から、「どうだろう?」って、聴かれる話がちょうどネットニュースに載っていたので、今日はそちらを抜粋して・・・。
【計画停電】停電でも活躍 太陽光発電とコージェネレーション
省エネルギーのシステムとして普及が進む太陽光発電やコージェネレーション(熱電併給)だが、計画停電時にも有効な活用ができる。
太陽光発電を設置している家庭では、停電時に「自立運転機能」という非常用電源を使ってみよう。非常用電源の出力は1・5キロワットが限度だが、テレビや炊飯器、携帯電話の充電などが十分利用できる。延長コードを準備しておけば、掃除機、洗濯機も動かすことができるが、大容量のエアコンやオーブンレンジなどの利用は避けたい。
自立運転機能は昼間しか利用できず、雨天や曇天時には電力容量の小さい電気機器にしか使えないことも知っておこう。非常用電源への切り替え方法や電源の位置などは、事前に取扱説明書で確認しておきたい。
また、東京ガスのコージェネレーションは、天然ガスを燃焼しタービンを回して発電するだけでなく、排熱を建物内の空調や冷暖房、給湯に活用して電力使用量を抑える。
東日本大震災で被災した福島県双葉町民らの一時避難所となっているさいたまスーパーアリーナ(さいたま市中央区)では、計画停電中もコージェネレーションが稼働し、快適な環境を提供できている。
同社によると、電力との併用を前提とした省エネシステムのため停電時の使用は想定しておらず、実際に停電時に動かせるのは全体の2割程度だという。
サンケイビズ 3月28日より抜粋蓄電が出来ればどれも気にならないことなのですが、ココがいちばん難しい。
ただ、皆が節電するきっかけや、自ら発電することを考えるようになったのは、すこし前進だと私は思います。