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まちの設計屋さんが、すまいのなかで気づいたこと、そして雑談なんかをを毎日、自由きままに描いてます。
 
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こんにちは。

日々、自分の取り巻く環境下だけで落ち着いていると、「進化」も疎くなるものです。
例えば、木造で出来る建築物は、現在何階建てまで可能かご存知ですか?

ちょいと前に「3階建て」が可能になったと思っていらっしゃるあなた。
それは、もうだいぶ過去のことで、2000年の法改正で、高さ・階数の制限は撤廃されているのです。
構造強度や施工性などさまざまな問題もありますが、これからは木造の中層な建物も出来上がってくることとなります。

例えば、私も所属している協会では、4階建ての木造建物の見学会なども開催しています。
(4階だてって、こんなのです。)
       ↓
http://www.2x4assoc.or.jp/column/3f-4f/index.html

でも、法改正されて既に10年。
情報過多になると、自ら塞いで取り入れなくなる情報もあるものです。
アンテナだけは、あらゆる方向に向けておきたいものですね。。

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こんにちは。

今日、こんな記事がありました。


首都圏震災、避難先に会津の温泉あっせん計画

福島県会津地方の出身者や首都圏の会津ファンらでつくる「会津赤べこ会」(事務局・東京都新宿区、会員約1600人)が、首都圏での震災時に一時的な避難先として会津の温泉旅館などをあっせんする「会津よもやの故郷プロジェクト」を進めている。

 交流人口の増加も狙ったもので、開始から半年余りで31人が登録。受け入れ側も観光客増の効果を期待している。

 政府の中央防災会議の試算では、首都直下地震が起きると最悪で約85万棟が全壊または焼失するとされる。

 会員で、都市震災軽減工学を専門とする目黒公郎・東京大教授(47)が、万一に備えられるうえ、「会津のまちおこしにつながるのでは」と提案し、会が昨年10月から会津の各自治体に打診。芦ノ牧温泉(会津若松市)、湯野上温泉(下郷町)、熱塩(あつしお)温泉(喜多方市)の3温泉組合と新鶴(にいつる)温泉(会津美里町)が受け入れを決め、登録が始まった。

 会は受け入れ先を紹介、希望者が場所を選び、温泉組合などと覚書を交わす。震災時には最長6か月間、割安な料金で宿泊できる。湯野上温泉では「食事なしで1か月5万円」とする旅館も。年間5000円の保障費を会に払い、1年間災害がなければ、3000円相当の特産品がもらえる。

 会員で湯野上温泉に登録した横浜市青葉区の無職谷口浩章さん(65)は、神戸市に単身赴任中、阪神大震災に見舞われた経験があり、震災時を不安に思い登録。4月には温泉を訪れ、「思ったより寒かったが、温かい人ばかり」と満足げだ。一方、湯野上温泉観光協会の渡部勇吉さん(56)は「登録しようとする人や登録した人が訪れてくれる」と温泉街の集客増を期待する。

(読売オンラインより)

元記事はこちら ↓
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100531-00000597-yom-soci

確かに、こんな地域振興もあるのかとも思いますが、
やはり気になったのは、「85万棟の全壊及び焼失」。

詳細を見たく、中央防災会議首都直下地震避難対策等専門調査会のホームページを改めてみてみると、被災者や帰宅困難者と想定される数値についてです。

やはり、イメージだけではなく、しっかり目を通し、「いざとなったらどうするか!」については考えておかなくてはならないのです。
一度は、貴方もご覧になっておいた方が良いですよ。

 

こんにちは。

先日のブログ → http://osumai.blog.shinobi.jp/Entry/1044/ でお話した本「ゼロから始める木造建築入門」は、「住宅建築のことをまったく知らない方にも解り易く構成された本なので、お奨めですよ。」ってコトを書きました。

しかし、現在の住宅に特化して、概略的知識を得たいと思うなら、やはりここのホームページが一番だと私は思っています。
 住宅金融支援機構 (旧 住宅金融公庫です。クリックしてみてください。)

まず、住宅のイロハについての総合知識を知りたいのであれば、右欄の「住まっぷ」をクリックして、知りたい項目を確認していきます。
例えば、これから住宅建築の流れから知りたいのであれば「住まいづくり入門」にはいり、間取りからの計画の仕方や、住まいの性能についての知識を学んでいけますし、
住宅ローンの流れを知りたいのであれば、「住宅ローン」の「住宅ローン入門ガイド」に入ると、住宅ローンについてのビデオ説明で確認することが出来ます。

これらは、住宅建築予定の方にも大変便利なツールでもありますが、私達建築に携わる立場にも勉強になる大変ありがたいものでもあります。多分、このブログをよんでいる建築関係の方も「お気に入り」に入れているんじゃないでしょうか。

一度ご覧になることをお奨めいたします。
こんにちは。

私は設計屋ですから、お施主様の要望を伺ったものを図面に具現化していくことを生業にしています。
その過程には、当然 近隣の状況や法的制約や構造的な検討等を行い、晴れて工事へと取り掛かるまでの図面の取りまとめを行なうわけですが、
この仕事をもう何十年と続けていると、既に存在しない建物があったり、オーナーが変わっている建物もあったりします。

多分、今後時代が移り変わる上で、新築される住宅より、今ある住宅をリフォームないし、リノベーションして生活される世帯も益々増えるであろうと思われます。

その時に、やはり「資産価値としての住宅」として考えると、果たして現在造られているすまいが、どの程度の価値が残るものなのでしょうか。
客観的にみて、今現在のすまいの注文者(新築されたオーナー)や私のような設計者、それに造った工務店にしても、第三者にしてみれば、「どこの馬の骨?」なんですよね。
当然、ハウスメーカーの家であってもある一定の制約に上に成り立っていない限り、同じことがいえるわけです。
そう、どんどん月日が経てば、「利用価値」が認められない建物の資産価値は下がるわけですから。

やはり、欧米各国の住宅同様に資産として認められるためには、その建物の性能表示や保証制度が今以上に確立しないとダメなのですよね。
(といっても、傾向は既にこの流れになっているのですが、意外と気づいていない方が多いように感じます。)

ですから、貴方も、「すまい」を計画する時には、長いスパンで考えた上での住まいのあり方を、今一度、考えてみる必要があるのかとも思います。そのときの「資産価値」としてのすまいであるのかの。。

こんにちは。

先日の→ http://osumai.blog.shinobi.jp/Entry/1010/ 続きからです。

欄間は、ほのかな明かりを部屋に取り込む以外にも、こんな意味合いがあることはご存知でしょうか?

よく、「日本家屋は夏向きの住宅である。」と言われます。
これは、南側の開口部を大きくして、夏の涼を取り込むように造られているからです。
 夏に南側の開口が大きければ、日差しが差し込んで逆に暑くなるのではないかと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、夏至に近い頃の太陽は真上にあることが多く、深い庇を持つ家屋では、直接日差しが差し込むことは無いと思います。(地域にもよりますが。)

で、この南側から入る風が、続き間の開口部以外にも欄間を通して部屋の中を駆け巡るわけです。

長い年月を通して生まれた生活の知恵でもあったわけです。

「飾り」の色合いが濃くなりがちな欄間ですが、こんな知識を知っているだけでも選択の範囲になるかも知れませんね。ただし、部屋に合うアレンジは必要かとは思いますが。。
こんにちは。


今日は建築雑学です。

最近、日本間を描くことが減りましたが、二間続きの和室であったり、広縁を備えた和室には、やはり欄間があるだけで、部屋の中に広がる明るさが違うと思います。

元来、欄間から光が差し込むことはないのですが、床に跳ね返った光が、天井や欄間に広がり、続き間には、ほのかな明かりが広がり、くつろげる和室へと変わるのだと思うのです。
生活様式が変わっているので、この様な部屋のあり方を望まれる方はだいぶ減りましたが、やはり日本人である以上、「間」の在り方についての知識は必要ではないでしょうか。

以前にブログにも書きましたが、この様な習慣が減ってるからこそ、和室での着座位置も、床の間の配置方法も、そして、鴨居に洋服ハンガーをかけるなどという行為が日常茶飯事に行われることにもなるのかなとも思います。

出来るだけ「設計屋」として語れることは今後もブログに書いていきたいと思います。。

こんにちは。


私もトンと忘れていましたが、住宅の中の部位としてここ10年以上描かなくなったモノがありました。

何故、その事に気がついたか?

ホント「灯台下暗し」で、お施主様と打ち合わせをしていて、そこに「それ」自体を薦めていない私がいたからです。
「それ」とは、“天袋”。
嘗ては 押入れの上に出し入れの頻度の少ないものを詰め込んでいたスペースとして有効利用されていたものですが、そのスペースが「納戸」に取って代わったり、使用頻度の少ないもの自体を持たない世代や家庭が増えたため、ほとんど死語に近くなっていました。

確かに狭いスペースの奥に仕舞い込んだものは、取り出すのも不便ですし、逆に仕舞い込んだら出すことすらなくなる可能性の高い場所になっています。
その多くは、節句の人形や雛壇が入れられている場合が多いようで、出す機会を失うと、ほぼ1年中空気の入れ替え自体が皆無となる場所になってしまっています。

こんな経験を踏まえてか、物入れ・押入れは、上段は取り入れ出しがし易い「枕棚」に変わってきていますし、扉自体も、天井近くまである高さのある扉を使う方も多くなっています。

これも時代の流れなのでしょうかね。。
 
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HN:
ガウ兄(にぃ)
性別:
男性
職業:
建築設計
自己紹介:
山梨での「すまい」を日々考えている建築設計事務所です。
事務所を開設してからはや20年あまり。
おかげさまで、いろいろな所にアブラがのって来ました。(笑)
こちらでは、いらないアブラではなく、使える「知恵」をお話していこうと思ってます。

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