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まちの設計屋さんが、すまいのなかで気づいたこと、そして雑談なんかをを毎日、自由きままに描いてます。
 
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こんにちは。

2回ほど飛ばしてしまいましたが、頂いているカタログの中から、また抜粋して興味あるモノを紹介いたします。

前回も書きましたが、今日はこちら。対比として取り上げたいと思います。
そう、桐のフローリング材です。

友人の設計事務所が、10年ほど前から、「桐は床暖が要らないくらい暖かくていいよー。」とお施主様に勧め使っています。
しかし、「傷つきやすい」という理由から、私は一歩下がって(傍観者ですね。)みてるというのが現状です。
が、明日からの「“2008年度”待ったなしのco2削減-6%」を考えると、環境にどれだけ負担をかけないかを鑑みると、桐を取り上げないわけにはいかないのではないかと思うのです。

まず、カタログを頂いた会社の中で、「桐のフローリング材」を作っている、EM MAXさんのホームページに結構わかりやすいQ&Aが載っています。(こちら ↓ )
http://www.emmax.jp/kiri/index.htm 

「どうして桐は暖かいのか?」「どうして桐は地球環境に良いのか?」などです。
読めば読むほど、納得できることが多いです。
ただ、「傷つきやすい」は、まだ克服出来てない感があるので、ちゃんと理解してからの検討が必要ではないでしょうか。。
それと、桐独特の「」は、わりと好みがありますから、材料について知っておく必要があると思います。


個人的にはなりますが、私は、桐の独特な香りや、肌触りの良さは大好きです。
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こんにちは。

早速、昨日の続きで。

頂いたカタログやサンプルの中で、会場で興味を持ったひとつに 今日紹介するものがあります。
まず、写真を。

DSC04968.JPGこちらの木は、「ユーカリ」材です。







10cm×6cm×1.5cm位のサンプルなのですが、大変重い。

木材が重い→比重が高いということは、どこに使用するのが良いと思いますか?
はい、いつものごとく、ちょっと考えてみましょう。













ヒントです。

以前にもブログに書いたかと思うのですが、軽い木材として、のお話をしたことがあると思います。
では、桐は軽い理由は何故だったでしょうか?
その特性を生かしたら、どんな使い方ができるんでしたっけ?
もいちど、考えてみましょう。





















比重が高く(空気密度が低い)硬いので、耐摩性があるところに使用できるのです。
特に外部の床材なんかに適してますよね。
そう、南洋材のチーク系なども同様な使われ方をしています。
これからは、外構計画をする際の選択肢のひとつに、この「ユーカリ材」も加わりますね。



それと今日のお話から、室内のフローリング材を選ぶ場合、靴で過ごす文化の方々と、素足やスリッパのような薄い素材で過ごす文化の方々では、本来使う材が違うのことも、知って頂けましたでしょうか。
色合いやファッション・流行で選ぶのもひとつの選択肢かもしれませんが、長年その空間で住まうことを考えた場合、も一度、頭の片隅に知識を持ちながら選択する必要があるのではないでしょうか。



こんにちは。

最近3月4日に出かけて来た、「建築・建材展」の資料やカタログを、各企業の方々からご送付いただいています。

で、もう一度思い返しながら目を通しているのですが、画期的なアイディアをもってらっしゃる企業が大変多い。感心するばかりです。

その中のひとつにこのようなものがありました。
「カーボン・チョップド・ペーパー」  ↓
http://www.yamano-ccp.co.jp/send/Data/ccp-Data.pdf

紙パルプと炭素繊維素材で出来た、面状の発熱体というものです。(暖房材だと思ってください。)
建物では、床暖房に使ったり、0.1mmと大変薄い素材なので、壁や天井に貼ったりすることも出来ますし、パンフには「カーテンにも転用できるのでは」なんて載っています。

家の中にそのままドデーンと構えている「蓄熱暖房」に抵抗をお持ちの方には、打って付けな商品ではないでしょうか。冬場に何も暖房器具が無いのに「あったかい」なんて。。

特に、私だったら、壁の下地に入れてみたいですね。
場所は、トイレや洗面所。
ヒートショックをなくすということと、狭い部屋の中に必要以上の突起物を作りたくないからです。
アイディア次第で未だ使用場所の可能性は広がります。
こんな薄い素材でしたら、貴方だったら 何処に使ってみますか?

こんにちは。

今日も、キッチンのお話を。

私がこの仕事を始めて、お施主様と打ち合わせをしているときに よく耳にする話です。
それは、「男性の料理は、懲りすぎる」という言葉。

私も自分で料理をするのは 結構好きなほうなので、「そうなんですか~?」とたずねてみるのですが、
これが意外と確信を突いていて、男性に当てはまりそうなことが多いのです。

まず、奥様方から言われることの第1は・・・

「材料のコストが高い!」

たしかに。 毎日、スーパーに寄っているわけではないので、材料の単価を知らないコトと、「たまに」と思う気持ちが、財布を緩めてしまうところがあることですね。
それと、その後、使うかどうかわからないような調味料を買ってくるということも、しっかり突っこまれる要因のひとつともなっています。

そして、平行して、第2に多いのは・・・

「あとかたづけを考えながら料理をつくらない。」

わかります。こだわってつくるので、調理器具を片っ端から使います。私も。。
これは、突っ込まれてもしょうがないですね。。


ただ、「互いに料理をする」という行為ができる男性が増えてくるのは、個人的には大賛成ですし、もっともっと厨房に立つ男性が増えるべきだと思っています。
コミュニケーションをとる場が、「食事を食べているときだけ」って時代でもないでしょうし、
家族のライフスタイルを拡張するためにも「すまい」を計画するわけですからね。。

奥様から、突っ込まれても(本心はうれしいんだと思いますけどね。)、男性もどんどん料理をつくりましょう。
(それと、キッチンを選ぶときに、奥様だけに任せていないで、ちゃんと男性もみましょうね~。)

こんにちは。

今日は、キッチンの話を。

タイトルの「手元は見せるか。見せないか。」は、対面キッチンのことです。

実は、こんな話をするのは、最近多いんです、センターキッチン。(ペニンシュラ型ともいいます。)
これは、シンクとレンジとカウンターが、フラットになっており、対面とコミュニケーションをとりながらの料理がしやすいキッチンなのです。
I型キッチンでも対面は可能なのですが、対面側となる方には、水止めといいますか、返しの立ち上がりがあって、完全なフラットにはなりません。
どちらのキッチンにも、それぞれの特徴があり、ライフスタイルで選択するということになろうかと思います。

大抵の方は、「こっち!」って決めてから打ち合わに入る場合の方が多いのですが、
たまに、「どっちもいいんだけど・・・」って迷われたまま、決めかねている方もいらっしゃいます。

大変高価な買い物になりますので、じっく~り考えて結論を出していただくのがよいのですが、
最終的には、普段の料理項目と、LDKへの他人の出入りの量が決め手となる場合が多いようです。
そう、レンジの上に「煮込んだ鍋」が乗っているか、いないかなんていうのも、決め手のひとつになっているのですね。


ほんとに生活の一部ですから、ストレスを感じないようなキッチンであってほしいのです。



ところで貴方は、どちらのキッチンがお好きですか?
こんにちは。

今日は、「すまい雑学」のおはなしを。

ここ数年、いろいろなお宅の計画を頂く中で、「数年前とここが変わってきたな。」という所が何点もあります。
その傾向をあげると・・・・

1) ドアの数が減った。
2) LDKからLKD(キッチンがメインになりつつある。)に変化しつつある。
3) 材料の余計な説明が減った。

上げだすと、延々続きそうなので、とりあえず3つ程。

まず、1)ですが、大変多くなってきています。
すまい自体が、気密住宅の傾向にあるので、開放的な開口部が増えることで、各部屋間でのヒートショックがなくなるというのはいいのではないでしょうかね。

2) これは、クリ〇〇プの戦略が浸透した証拠ですね。食を通したコミュニケーションがとりやすいというのも、受け入れられているのかと思います。

3) は、ほんとに情報ソースの多様化のおかげですね。ただ、新建材では、私が逆に教えていただくものもあったりします。

でも、すまいを計画される方々が、プロに近い目を持つということは、私たちも、計画時により気合が入るので、仕事の張り合いがあります。。
 どんどん、ご希望をお聞かせください!


こんにちは。

現場での出来事から、今日の話題を。


私の住む甲府市は、盆地であり、南部に行くほど「水」に関係する地名が多くなります。
勘のいい貴方でしたら、「はは~ん。昔は、沼地やなんかだったんだな。」と察していただけるかなと思います。

では、こんな土地に家を建てようとするとどうなるのでしょう。

地面の表層部は、ガチガチの地盤であっても、下を試掘してみると、水分を帯びた粘土層だったりするんですよね。

ちょっと、歯医者さんになったつもりで考えてみましょう。
「歯槽膿漏になって歯茎が弱ってくると、歯が支えきれずガタガタになってくる」ってコマーシャルをやっていましたよね。こうなったら、まず、歯槽膿漏を治す(地盤を改良)するところからはじめますよね。
で、痛んだりしてしまった歯の根元に、ぐらつかないように金属芯(杭打ち)を入れたりします。
そして、表層部の歯を健全に保つんですよね。

ですので、この作業を 建物に置き換えてみると、どんな作業が必要になってくるのかがお解りいただけるのではないかな。って思います。

DSCF0780-1.JPG 
ちょうど、現場で試掘を行っているところの写真です。
これから、地盤改良を行うんです。






住宅を建てるのでも、地盤は重要なんだなって、お解りいただけたでしょうか。。
 
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HN:
ガウ兄(にぃ)
性別:
男性
職業:
建築設計
自己紹介:
山梨での「すまい」を日々考えている建築設計事務所です。
事務所を開設してからはや20年あまり。
おかげさまで、いろいろな所にアブラがのって来ました。(笑)
こちらでは、いらないアブラではなく、使える「知恵」をお話していこうと思ってます。

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