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まちの設計屋さんが、すまいのなかで気づいたこと、そして雑談なんかをを毎日、自由きままに描いてます。
 
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こんにちは。

週末なのに、あいにくの天気ですね。
私は、しっかり仕事なので、天気はあまり、いあや、関係ありました。

来週はじめに基礎のコンクリートを打つ現場があり、先程、鉄筋の配筋チェックに行ってきました。
しっかり、雨には当たられましたが、ここでチェックを怠るわけにはいきませんので。。

今日お話しするのは、この基礎のお話から。

週明けちょうど10日にコンクリート打設を行いますが、この時期にコンクリートを打つ場合、設計図に書いてあるコンクリート強度では現場はコンクリートを打たないんですね。
何故だかご存知ですか?

そうですか、ご存知でしたか。

コンクリートは、圧縮強度が4週間後に必要な強度が出ているように計算されて打ち込まれています。
なので、暦の上では立冬を過ぎたこの次期には、そのままの数値で打設した場合、4週間後に必要な強度が出ていない可能性が十二分にあります。
それは、低温では強度の発現がゆっくりのため、希望する数値が出てこないからなのです。
なので、立秋を過ぎたあたりから、すこしずつ現場で打設するコンクリート強度を上げているんですね。

これを温度補正といいます。

大体、ここ、甲府ですと、そろそろ立冬を越えたこの時期くらいから「6N」位、強度を増して打設しています。
(細かい数値は、気象データとコンクリート工場で確認されてから、現場へ出荷されてきますので、まずそんなに心配はないかと思います。)
自身で現場確認される時には、「何故?」って目だけはもって行きましょうね。。
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こんにちは。

昨日の答えから。


網入りガラスは、防犯ガラスではありません。
火災時に、ガラス片が飛び散るのを防ぐためのガラスであると思っていただいた方がよいです。

逆に、飛び散るのを防ぐという意味では、泥棒が侵入時に、窓のクレセント(錠)付近のガラスを割って進入すると考えると、かえって好都合なガラスという考え方もできますよね。

防犯を考える場合は、やはり「防犯ガラス」を選択していただくか、防犯フィルム等を後ほど貼るとかの対策が有効なんです。

あと、防犯という意味では、近隣の方から目が行き届く建物だと、泥棒がかえって進入しずらくなるので、外構計画をちゃんとするのもよいのではないかとも思います。
こんにちは。

おととい、アプローチ部分の防犯を兼ねた照明のお話しをしました。
で、思い出したお話を今日はしたいと思います。

お施主様と、すまいの打合せをしている時のことです。
ちょうど窓ガラスの話になりました。
(わかりやすいように、お施主様を「主」、わたしは、「私」とします。)

主:「うちは、防犯も兼ねて網入りガラスにしてもらいたいんですけど・・・・。」

私:「えっ、網入りガラスですか?」

主:「そうですよ。前、住んでいた都心のマンションは、防犯のため、網入りガラスになっていましたよ。」


というお話でした。
このあと、ちゃんと説明いたしましたので、網入りガラスは採用にならなかったんですけど、
どうしてか、貴方はご存知ですか?

今日一日 考えてみてくださいね。。
こんにちは。

昨日は、これから来るであろうと思われる地震時の防災体験学習をするため、錦糸町の駅の近くにある東京消防庁の本所防災館にいってきました。

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 こちらです。







で、私が体験してきたのは、「暴風雨」「地震」「消火」と「煙の中の避難」です。

なかなか、ここ山梨に住んでいると、防災時のための緊急訓練をする機会が無く、(実際、自治体では何度か行われているのかも知れないのですが、大きい会社や学校にでもいない限り、そうそうこんな体験など出来ませんものね。。)なのに、ちかく来るであろうといわれている東海地震では、被災する可能性が大変高い地域ですから、機会を見て体験しておきたかったのです。

実際、震度7のゆれを体験したのですが、これは立っていられないほどの衝撃でした。それに、ゆれているだけで、かなり体は固まった状態で、次の行動に出ることなど、不可能に近いことも良くわかりました。

ここでは、あくまでシュミレーションですから、心の準備やゆれに対しての備えが万全の体制でおこなわれるわけで、これを自分の家庭や事務所などで被災したと考えるだけで、正直背筋がぞっとしました。

やはり、非常時に備えて体験しておく必要性をひしひしと感じました。

そうそう、私が行ってきたのは「本所防災館」ですが、HPにて詳細がありますので、ご覧になって一度体験にいかれては如何でしょうか。

http://www.tfd.metro.tokyo.jp/hp-hjbskan/index.html

こんにちは。

昨日のブログの中の補足説明をしておきます。

私が大学生だった頃なので、すでに25年近く経過しているのですが、
「これからの時代の集合住宅(マンションやコーポラティブハウス等ですね。)は2段階供給方式とならなくてはいけない!」という講演を聴き、同級生みんなで感心したことがあります。

この「2段階供給方式」とは、建物を、スケルトン(構造主要部である骨組みや外壁、耐力壁などと水周り配管の核となるパイプスペースやダクトスペースの元部)とインフィル(内部の意匠的な仕上げ部分や間取り)の2つに大きく分け、スケルトン部をまず分譲して、購入した各個人の要望に応じてインフィルを決定して供給していく方式です。

これだと、画一的な間取りでの住宅とならず、それぞれの使い勝手で間取りができるという利点があり、学生であった私たちにとっては、結構センセーショナルだったのを覚えています。
ただ、その後、爆発的に普及してこなかったのには、やはり、「自由な間取り」という選択肢がコスト高であったり、ある程度決まった間取りで無いと選択者のイメージが沸かなかったのではないかと推測できます。



 昨日お話した、「200年住宅」が中古住宅として市場に今後出てくることを考えると、スケルトンの部分はしっかり使えるわけですから、
我々建築設計者は、住まい手側の生活イメージをしっかり把握し、その方々にあったインフィルをつくりこめる能力をどんどん高めていく必要があるのです。
そう考えると、ますます、いろいろな方の考え方を吸収していかないといけませんね。。
日々、勉強です。

こんにちは。

私の業界、「建築」という世界では、去年の建築基準法改正から順次新しい波が訪れています。

昨日も日経新聞に載っていましたが、ゼネコンも独自の新工法を開発して、最終的に来るであろう「200年住宅」に備えた対策を練っています。

私は、この「200年住宅構想」って考え方の骨子には共感できる部分も多いです。
が、戦後から今までの生活様式の移り変わりを考えた場合、スケルトンの部分を残し、インフィルを変化させていくことで、継続生活を送ることが可能なのかどうかには、どうしても疑問が残ります。

それと、高齢社会を考えた場合、「200年住宅」が資産として流通し、あたらしい居住者が、オーダーメイドで作られた間取りの家を改修して住まうとしても、ベースの生活様式がすでに時代に対して変化不可能の建物であったらどうするのであろう?と思われるからです。

いずれにしても、この話題は、これから建築に携わる人々がそれぞれの観点で語っていくと思われますので、それぞれの考え方から、私も学んでいこうと思っています。。
こんにちは。

設計事務所という商売柄、「すまい」に関する情報を仕入れることや、工法等、日々学ばなくてはならないものって、ホントたくさんあります。

それは、今日開催した「すまいの勉強会」でもひしひしと感じます。

四川の地震が起こった後であれば、当然「耐震」についてのコメントも、お越し頂いた方からも質問を受けますし、こと、生命に関わることですから、適当なことなどひとつだって言えません。


私が思うことは、世に一級建築士を持つ人間が30万人以上いるわけですから、自分が知りえる知識は、やはり社会還元すべきだと思うのです。
ある意味、営利抜きで。

例えば、地方行政に携わる一級建築士の方でしたら、現状の状況把握は出来ているわけですから、週末の空いている時間に広報することだって可能なんじゃないでしょうか。
設計事務所の一級建築士だって、同様ですよね。
自分が培った知識は、溜め込むだけじゃ駄目です。多くの人に知らしめる義務があるんじゃないかと思います。






と、思い立った私が、こつこつ勉強会を開催してるんですけどね。。
もっと同じことをする、建築士って、増えないものなのでしょうかね~。
 
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HN:
ガウ兄(にぃ)
性別:
男性
職業:
建築設計
自己紹介:
山梨での「すまい」を日々考えている建築設計事務所です。
事務所を開設してからはや20年あまり。
おかげさまで、いろいろな所にアブラがのって来ました。(笑)
こちらでは、いらないアブラではなく、使える「知恵」をお話していこうと思ってます。

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