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まちの設計屋さんが、すまいのなかで気づいたこと、そして雑談なんかをを毎日、自由きままに描いてます。
 
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こんにちは。

毎日流れる、中国・九州地区豪雨のニュースは自然災害の怖さを改めて感じさせられます。

これは、決して他人事ではなく、いつ何時自分の身近でも起こるかもしれないものだとの意識を持つ事が、大変重要ではないでしょうか。

ちなみに、貴方のお住まいの地域の、「ハザードマップ」ってご覧になったことはございますか?

こちらは、私の住む、山梨県甲府市のものですが、一度ご覧になってみてください。
http://www.city.kofu.yamanashi.jp/contents/content/view/3629/172/

それとこちらは、地震用のハザードマップです。
http://www.city.kofu.yamanashi.jp/contents/images/stories/hmap/hmap_2.html

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こんにちは。

建築の仕事に携わって 結構な年月が経ちます。
最近は、立場的にも「おこごと」を言わざるを得ないオヤジ的な立場になってきました。
が、まだまだ未熟者ですから、学ぶことも多いのも事実なんですけどね。。

で、最近の「お小言」の一つを、今日はお話したいと思います。

結構、「ジャパニーズ・モダン」という言葉にだけ流されてしまい、ついつい忘れてしまいがちなことなのですが、
床の間(床の間風ニッチというのも含みます。)または仏間などに向かって、たたみが刺す、天井(板目や目透かしや竿)が刺すというというのは、基本的に設計屋や建築屋は先ず行ないません。
自然自然と身についた「和室のルール」だからです。

ところが、自称「デザイナー」という方(あくまでもデザイナーです。建築士とは言っていません。)が描かれた絵を持って打合せに来られる方の間取りは、大変感性豊かで、先程の感覚は当に遠い過去に追いやられたようなものがあったりします。
(大抵、そんな絵は、上下階がつじつまが合っていなかったり、すばらしいほどの大空間であったりするのですけどね。)

住む方が「そんな和室のルールなんて気にしない!」って思っていらっしゃるなら良いのでしょうけど、お招きされる方やご来訪されるご親族の方の眉が険しくなるような間取りでしたら、再検討されるほうがよろしいのではないでしょうか。

やはり、ルールたる所以はあるのですから・・・。
こんにちは。

建築を学び始めて、海外の建築家や作品群に目を奪われていた時に、
あこがれて、恋焦がれて、「いつかはきっと観てみたい・・・・」って心に誓った建物があります。

ちょうどその頃、今から25年ほど前になりますが、
図書館でしか見たことのなかった写真が映像、それも映画になって、私たち建築系の学生の前にやってきました。

それは、 勅使河原宏監督による「アントニー・ガウディー」。
今でこそ、みんなその名前を一度は聞いたことがあるでしょうし、TVなどの映像でもご覧になられたこともあるでしょうが、その当時の私には、遠く観ることもままならない異国の変わった建築物としか映りませんでした。

で、その思いが叶って観る事ができた、
この建物。
IMAG0048-1.JPG




ステンドの窓が開くのですね。
訪れるまで知りませんでした。





未完の地下聖堂です。









こんにちは。

昨日は手摺の格子間隔の話をしました。

そういえば、以前読んだ本にこんな話が載っていました。
レンガは、それぞれ国は違えど、職人さんが毎日手で持って積み上げていく作業は変わらず、その手で「持ち上げ積む」という作業性から、そんなに寸法に大差が無いということ。

Wikiで実際調べてみると、「アメリカでは 203mm x 102mm x 57mm、イギリスでは 215mm x 112.5mm x 75mm、日本では 210m x 100mm x 60mm のものが広く使われている」との事。
そんなに違いはやはり無かったですよね。

手の大きさは、万国、びっくりするほどの差があるわけではなく、
やはりこのレンガの大きさも人間の「手の平」の寸法からきているのですね。
こんにちは。

今日は建築のお話から。

只今、住宅を計画中とおっしゃる方との話のなかで気づいた話です。
その方は、階上につける手摺を、落下防止策等などを考えず、殆どオープンの状態で付けようと計画されていました。
あくまで、個人住宅ですから、本責任は居住者に委ねられることになりますが、やはり、最低限「手摺の格子のピッチは何故一定寸法になっているか。」は、確認しておいた方が良いかと思い、
「このデザインを選択される上で、何か設計者や建築者側からは説明を受けていらっしゃいますか?」と投げかけてみました。
が、答えは「これがかっこいいからと勧められました。」というような回答。。


ここで、手摺のピッチに関する話をしますと、
子供(赤ちゃん)が手摺の間から落ちないようにこの間隔が決められています。
ちょうどハイハイする頃が一番危険度が増すことになるので、その頃の頭の直径が140mm前後から、その頭を通り抜けさせないようにする為130mm以下に設定されているのです。
これは、ここ日本だけでなく、諸外国でも同様な手摺の間隔になっているはずですので、この人体の寸法は頭の隅に置いた上でから、どのような選択肢があるかを選んでいただくべきなのではないでしょうか。
(ということで、今日のタイトルとなりました。)

知っていて選ぶデザインこそ、本来有効なデザインなのではないかと私は思います。
こんにちは。

今日も4月とは思えないような陽気でした。
ここ甲府では、昨日4月11日には、なんと28.5度もあった模様。なんか気温そのものの大系が変わってきていると身をもって感じてしまいます。

さて今日は、この温度や気候そして日差しで思い出した話をしたいと思います。

以前、友人から、「ある土地に企画型住宅(モデルハウス)の計画があるんだけど、プランの出し合いっこ(ようするにコンペというやつです。)してみないか?」という話を持ち込まれて計画したときのことです。
その土地は、東・南・北面が道路で囲まれ、何処からも見栄えのする形が要求される土地でして、ある一定期間、モデルハウスで使用した後、転売する計画でもありましたので、より現実的に生活しやすい動線も踏まえて計画する必要があった建物だったのですね。

で、考えに考えた上、私が提案した案は、西側に水廻り(台所や洗面等)を持っていくというプランでした。
敷地の形状から考えると、すごく当たり前のような気がしたのですが、ここで、いざ提案を持ち込むといった段階で、友人から横槍が入りました。
氏曰く、「西側キッチンは、西日が奥まで差し込むということから食品が傷むということで毛嫌いする方もいるので、このまま提案するのは慎むべきではないか。」というもの。
確かに~ぃ!と私も思いましたが、3方からの建物の見え方であったり、水廻り経路も含めて考えると、やはり西側にキッチンを取ることの方の利便性のほうが上回っていたので、変更せずに、初回のプレゼンは提出したのでした。
そういう友人のプランは、北東方にキッチンは鎮座していましたが、動線に若干の無駄が出てしまっていました。
結局、2人が提案したプランは、あまりにも設計事務所が考えました~的要素が間取り配分に強く出てしまった為、採用とはいきませんでしたが。。

しかし、この時友人からは、「不特定な家族の方に、この家を買おうかどうか迷った時の不安要素を与えない」のも家づくりの一つであるということもしっかり教えていただきました。
こだわり方も筋が通っている必要があるんですね。
こんにちは。

今日で今年も4分の1が過ぎようとしています。早いものですね。

今日は、私がお施主様から、「これからのすまい」のイメージを伺う時に使う、魔法の言葉のことについて話しますね。(このブログをご覧になられていらっしゃる同業者の皆さんも、気に入ったらどうぞお使いください。「駄目!」なんてちんけなことは言いませんので。)

一番最初にお会いして、「どんなお宅を思い描いていらっしゃいますか?」って質問しても、まだ漠然としている場合などイメージも伝えきれないものですし、頭の中にあっても それをどのように伝えたらよいかもわからず、具体的に表現しきれずにいらっしゃる方も多いものです。
特に理論立てて説明できる男性より、感覚を大事にされる女性の意見の方が具体化しづらいですから、ヒアリングの難しさをを身にしみて感じている建築関係者の方には朗報かもしれません。

では、イメージしたものを「説明しづらい」時に、私はこんな風に換えて聞いています。(多少ニュアンスは変えていますが。)

「こんな風になったらイヤだな~って思う空間ってどんなですか?」

こう聞くと、消去法を使えることもできますし、潜在意識のキーワードをうかがう事もできます。
それと、意外とこのように聞いた方が、鮮明に目の前に写真が出てくるがごとくお話いただけることも多いのものです。

ただ、多用するとNGの地雷が意識の中に増え続けますので、提案したプランがgame・overのエンドロールが流れることにも繋がりかねませんので、お気をつけて。。

 
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HN:
ガウ兄(にぃ)
性別:
男性
職業:
建築設計
自己紹介:
山梨での「すまい」を日々考えている建築設計事務所です。
事務所を開設してからはや20年あまり。
おかげさまで、いろいろな所にアブラがのって来ました。(笑)
こちらでは、いらないアブラではなく、使える「知恵」をお話していこうと思ってます。

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