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、来年、住宅着工予定のお施主様から、こちらのニュースに関する話を尋ねられます。
住宅エコポイント、新築30万円相当で検討
8日に閣議決定された新たな経済対策は環境や雇用などの対策を柱とし、個人消費の喚起や中小企業の資金繰り支援で景気下支えを目指す。
主なポイントをまとめた。
エコポイントは来月以降着工分
二重窓を取り付けたり外壁や床に断熱材を使ったりするなど、省エネ型住宅の新築や改築をした人に商品券などを給付する「住宅版エコポイント制度」が導入される。2010年1月1日以降の着工分が対象だ。新築住宅については、1戸あたり30万円相当のポイントを給付する方向で検討している。
また、優良住宅取得支援制度(フラット35S)の金利引き下げ幅を、現行の0・3%から時限的に1・0%に拡大する。
省エネ家電の購入者に商品券などを給付する「エコポイント制度」は10年12月末まで、燃費性能の良い環境対応車の購入に補助金が出る「エコカー補助」は10年9月末まで、それぞれ現行の3月末の期限を延長する。
ただ、省エネ家電とみなす国の基準が来年3月末に厳格に改正されるため、これまで対象だった製品が対象外となる可能性もある。
(読売オンライン:12月9日より引用)
私も、このニュースで知る限りの範囲しか未だ解らないのですけど。
ただ、順次、詳細は発表されてくるのでしょうけど、読んでいる限りでは殆どの新築住宅は対象になりそうではないでしょうか。
今年も、今月を残すのみとなりました。
「光陰矢のごとし」とはこんな時に言うものなのでしょうか。
さて、今日はこんなお話を。
2003年の7月から建築基準法で改正された「シックハウスに関する法律」も、6年以上経つと、ある意味勘違いされて解釈する方も現れてきています。
建築基準法で、禁止薬物は、防蟻処理剤のクロルピリホスで、ホルムアルデヒドは使用禁止にはなっていません。あくまでも、「放散量の等級規格が行われるようになった」のであります。
ですから、今現在建てられている建物すべてが、決して体に優しいとは言い切れないなのです。
ちなみに、建材などについているF☆☆☆☆は、先程の等級規格であり、Fの記号の意味は、full(最大限の)等と勝手に解釈して「すべての最低限の薬剤しか使用していない。」とは思わないで下さい。
Fはホルムアルデヒドの頭文字のFですから。
そう、ホルムアルデヒドのみが規制対象となっているのです。
時間が経過するだけで、違う解釈をする人が出てきていることは大変怖いことだと私は思っています。
週末の新聞折り込みに入ってくる「住宅」のチラシ。
関心のある方は、きっと隈なく見るのでしようけど、そうでない方は、瞬間的によけて「有価物」の仕分けへ・・・。
ただ、このチラシもよーくご覧いただくと、わりと面白い記事が載ってます。
例えば、私が見るところ。
それは、「どの世帯を想定して、この間取りを掲載しているのか。」ってとこ。
そう思ってみると、意外と面白いですよ、これが。
TVを居間で見ているときに、「ただいまー。」って帰ってきた子供が、見ているその前を横切ってリビング階段を昇っていくプランであったり、
子供がおもちゃを「がーーーーっ」って広げて遊んでいるときに、奥様のお友達が遊びに来られても、ゆったり座れるスペースがダイニングのほんの一部だったりと、想定すれば「あるある!」ってプランってホントいっぱいありますよ。
逆にこれが私の反面教師にもなっているのですがね。
試しに、あなたも、この折り込みチラシで「想定」しながら間取りをご覧になってみてください。。
今日は、住宅の話から。
最近の在来工法は、床梁の上に厚めの構造用合板を直接貼り、根太を省略する工法~「根太レス工法」と呼ばれる工法が主流になっています。
これは、根太を挟むことで発生する不陸や床鳴りを防ぐことや、根太を無くすことでの材料カットや作業効率の簡略化や、早い時期から作業床も兼ねる床合板を貼ることでの工事の安全化を図ること出来るなどとの理由から、ほとんど最近の住宅の現場で採用されています。
ただ これに関して、ひとつ疑問に思うことがあるのですが、私は20年近く2×4工法の設計に携わっており、仕事が競合する時などに、相手方にネガティブイメージを刷り込まれる時など、よく、
「ツーバイフォーは、直接梁の上に床合板を貼り付けていますから、階上の足音や物音がものすごく響くんですよね~。」と言われたものでした。
じや、今の、根太レス工法ってどうなんでしょうね。 ・・・・・・・
ただ、この床合板先行貼り付け型は、こんな便利な工事中の使い方が出来ます。
・・・それは、合板を張ったその上が、原寸大の製図板になること。枠組みやトラスなど、実寸で追える醍醐味は、やはりこの床合板先貼りでないとこうはいかないですよね。。
貴方も、現場を訪れる機会がありましたら、床合板の上の墨を探してみてください。新しい発見があるかもしれませんよ。。
1日1日と、冬に近づく度に寒くなってきてます。
今朝事務所につくと、結構寒かったので、今期初の暖房を入れてしまいました。寒さには、寄る年波は勝てません、はい。
さて、今日は 私のブログを読んで頂いている建築系(特にプロの方)向けの内容です。
ただ、新築計画される方にも参考になりますので、ご一読くださいね。。
ここ山梨では、元々都市ガスの普及率が低かったことと、新し物好きの性格の方が多い事からか、
新築のすまいを計画される方のほとんどの方が「オール電化住宅」を選択なされます。
(あくまでも、ここ3~5年位、うちの事務所で関わった住宅に限るデータですので、あしからず。。)
また、オール電化住宅にされる方の冷暖房計画ですが、殆どの世帯が電化上手で契約される為、夏はエアコンで対応、冬は蓄熱暖房で対応される方がわりと多いんですよね。
で、暖房方法を「蓄熱暖房機」(←これで検索をかけると、すごーい数のメーカーがヒットしますので、詳細はそちらでご確認ください。)で選択する場合、容量と大きさで頭を悩ますことになります。
何故なら、蓄熱量の種類がものすごく豊富だから。そのためか、「選定機種容量は、業者に頼まないとわからない。」って思ってる建築関係の方も結構多いのではないでしょうか?
では、私はどうしているかと言うと・・・・・。
おおよそは、部屋の面積で計算して選定予想しておきます。ただし、断熱材や窓の仕様、地域によっても全然違いますので、おおよそと言うことでご理解ください。
では、参考となる計算式ですが、
部屋の面積㎡ (吹抜け部分は1.5倍にして加算) × 60kcal × 16時間(放出時間) = 有効kcal という計算式で仮定容量を算定しています。
この中の「16時間」は、蓄熱時間を夜11時から朝7時までの8時間に設定し、放出時間を残りの16時間にしているので、この時間になりますが、放出時間の違う場合は適宜に合わせて計算ください。
例えば、40㎡の居室を暖房する場合の計算ですと、
40 × 60 × 16 = 38,400kcal となり、
各メーカーの蓄熱量換算表から割り出すと、大体~6kwの蓄熱暖房機具でまかなえる計算となります。
こうやって選定しておくと、3シーズンに邪魔になる大きな箱の大きさがおおよその見当が付くようになります。
ご存知無いようでしたら、ためしに、一度計算してみてくださいね。
今週の私の頭の中は「星空」ばかりになっていましたが、ここで少し軌道修正をして、今日は建築のお話を。
私が少年期に学んだ、中学校と高校は、甲府市内でも、大分古い校舎だったと記憶しています。
どちらもすぐ近くに点在しているのですが、特に、高校は、戦時中の兵舎等に使用されていた(?)為か、校舎外観に墨を塗った後が残っていたり、窓も鉄製のため、開かなくなっている部屋もいくつかありました。
しかし、私たちが触りまくるコンクリート製の手摺は、手の油でピカピカに光っていましたし、階段も、みんなが歩く中央部分がやせ細って磨り減ってきているところが、すごく好きでした。そうそう、ワックスの染み付いたにおいも、結構なキモなんですよね~。
そう、学校(校舎)が私は、大好きだったんです。(← 逆に高校時の教師は、大嫌いでして、今でもその影響をモロに受けていますが。)
そのおかげか、知らず知らずのうちに建築の道の進んで、現在の私がいます。
先日、妻籠でこちらの学校に出会いました。
妙に、懐かしく、暖かく、外壁に使っている木の感触に癒されてきました。
今でも使用していることに、これまた感動してしまいました。
「使うこと」に意義があるのです。
建築の道に進む子供がここからも大勢育ってもらえたらいいなと、しみじみ思ってしまいました。
こんにちは。
今日は、建築系CADのF社の「長期優良住宅」に関するセミナーに参加してきました。
皆さんは、この長期優良住宅ってご存知ですか?
今、住宅建築系の設計事務所も工務店も、当然、ハウスメーカーやパワービルダーも躍起になって取りかかっている事業のひとつでして、細かいことは、こちらからご確認ください。 ↓
http://www.mlit.go.jp/common/000041414.pdf
http://www.mlit.go.jp/common/000041843.pdf (国交省のホームページです)
なんとなく解りました?
掻い摘んでいうと、「欧米の住宅のように、継続して長く使える住宅にしていきましょう。」という考え方ではないかと、私は思っています。
そう、感覚的にはLOHASのSの部分でしょうか。
(LOHAS : Lifestyles Of Health And Sustainability )
ただ、ある種の流れに踊らせている感があり、目新しさに惹かれてだけで取りこまれるのでしたら、再考する時間をとってから選択しても良いのではないかと私は思っています。
何年か後には間違いなく新築住宅は、この基準に則った仕様となっているでしょうから。
まずは、情報をかみ砕く時間をとることが重要なのではないでしょうか。