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まちの設計屋さんが、すまいのなかで気づいたこと、そして雑談なんかをを毎日、自由きままに描いてます。
 
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こんにちは。

今日から6月。時の経つのは早いものですね。


ところで、昨日のニュースでも知ったのですが、2011年6月から住宅用火災警報器の住宅への取り付けが義務化されたのですが、ここ山梨って普及率おもいっきり低いんですね。

keihouki.JPG


この真ん中にある白い丸いもの。
(クリックして拡大してご確認ください。)





(2月の総務省データで見ると・・・・全国平均をことのほか下回り、ホント下から数えた方が早い。)
                       ↓
http://www.fdma.go.jp/neuter/topics/houdou/2302/230210_1houdou/01_houdoushiryou.pdf

現在のデータではないので、なんともいえないところですが、
取り上げていたニュースでも、

何故付けるか? は明確には説明していましたが、
1)何処に、  2)どんなものを  付けるかまでは説明されてませんでした。
これだと、高齢者のお宅や、年季が入ったお宅などでは、「火事にならなきゃいいや。」ってことにもなりかねません。

まず、取り付けることになった背景は、

火事があって逃げ遅れる原因のひとつに「早めに感知して対応していれば・・・・・」ってことがあることを知っていてくださいね。

では、その火事を「早めに知る」ためと「有効に知る」為にはどうすればいいんでしょう。

まず、火事は、いきなり火が襲ってくるわけではありません。
その前に、じわじわーっと何かが巡り伝わってくるはずですね。

そう、けむり です。 ご存知でしたね~。

ですから、より早く煙を感知する為に、天井もしくは天井近くの壁に煙感知の警報器を付けることになるのですね。
(ということは、この警報器が鳴った場合、背の大きい人は高い位置からガシガシ空気を吸い込んで逃げちゃダメということもお解りいただけますよね。屈んで身を低くしての避難が鉄則です。)

では、何処に取り付けると有効なのか?

そう考える時に、「煙が上がった時に、何処にいる時に一番知らなきゃまずいか?」って質問の方がわかりやすいでしょうか。

えっ、トイレで踏ん張っている時ですか。確かにそれも困りますけど・・・・・。
やはり、その部屋での占有時間と、無防備な状態から推測いただいたほうがいいですね。

そう、寝室系の居室に取り付けるのが正しい判断です。
また、「より早く」知るためにも、階段などの吹抜けにも取り付けるのも義務化されています。

ただ、一番の火の元にも成りかねない台所は強制ではありませんが、やはりつけるべきだと私は思ってますし、図面にも必ず記載しています。(ここは、熱感知型をつけてます。)

確かに義務化されても罰則があるわけでもないから、怠りがちには成るかもしれませんけど、命を守る為のひとつだと思って取り付けて欲しいですよね。

ホントは、火災保険も、付けてないお宅の掛け率を変えたりして、国とも連携すればもっと普及するのにな~。
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ガウ兄(にぃ)
性別:
男性
職業:
建築設計
自己紹介:
山梨での「すまい」を日々考えている建築設計事務所です。
事務所を開設してからはや20年あまり。
おかげさまで、いろいろな所にアブラがのって来ました。(笑)
こちらでは、いらないアブラではなく、使える「知恵」をお話していこうと思ってます。

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