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まちの設計屋さんが、すまいのなかで気づいたこと、そして雑談なんかをを毎日、自由きままに描いてます。
 
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不思議なもので、ブログを更新する間もなかったというのに、
気になった本は熟読していたりします。(単純に怠けていただけかもしれませんが。)
たまの出張、それも中央線に揺られ、東京に向かう、往復3時間余りの時間など
格好の「本を読む為だけに」割けますもの。

先日も、講習で出かけた時に手にとっていたのが、「昨夜のカレー、明日のパン」この本です。

つい最近まで、NHKのBSでドラマ化されていたそうで、本に出会った時には既に遅しで、
ドラマは終わっておりました。

内容を掻い摘んでお話しすると、
主人公(29歳)が結婚間もなくご主人を亡くされ、嫁ぎ先の義父とそのまま生活を続けられているのですが、(本の中では、9年経っている事となっています。)近所の方や、甥っ子、会社の人々等、ホントに自分のそばにもいそうな人間臭い人々との ほのぼのとした、かつ、優しい心づかいが、一つ一つのストーリーに別々に描かれているのですが、最後にはひとつの話にまとまり、それが心温まる話にまとまる、寒空に飲む暖かいコーヒーのような小説です。

なんか世知辛いニュースが続く昨今ですが、
ホッカイロのかわりに、この一冊で温まるというのもおすすめです。
(ただし、体感温度が温まるかはあなた次第ですけど。。。。)

でも、ドラマが終わっちゃったと知ったら、余計見たくなるのものです。
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前回のブログの続きです。

今回の出張は、往復3時間強x2日間でしたので、
机の上に置きっぱなしになっていた、ちょっと読みかけで挫折していた この文庫本を読破する良いタイミングでもありました。
何年か前に映画化されていますので、ご存知の方も多いのでしょうが、
私は、まだどちらも未体験の為、先に小説から入らせて頂きました。

ホントは冬休みに読むはずだったのですが、最初の数十ページの展開が、あちらこちらと飛び、脈略がつかめずに、ぐずぐずーっとそのまま未読状態で、積み上げられていた次第、お恥ずかしい限りです。

が、この6~7時間の隙間時間、有効に使わせてもらいました。

掻い摘んであらすじを説明しますと、
杜の都仙台で、首相が凱旋パレード中に爆殺され、その犯人に何の関係もない一般人の宅急便配達の主人公・青柳雅春が濡れ衣を着せられ、手に汗握る逃亡劇を行うというストーリー。

最初の飛び飛びの話が、ある時からギュッと繋がり始めます。
そうすると、もうこの小説の虜です。
出張2日目の電車の中での時間は、外の景色も、車中のアナウンスも入らないくらい引きこまれてました。

ここには内容は書きませんが、「ゴールデンスランバー」アマゾンWikiで検索ください。

貴方も引き込まれること請け合いな1冊だと思います。
此処の処、カテゴリー「ほん」類でアップしている写真、全て遮がかかった仕上げになっています。

これ、事務所に眠っているあるモノを使っていますが、お分かりになりますか?



話は変わりますが、取引先や友人・知人の工務店・設計事務所に行っても、何処でも見かけなくなったモノがあります。
ほとんどがコンピューター化され、図面も手書きでは無くなったからだと思いますが、
そのモノとは・・・図面を描く為の製図台、そう「ドラフター」であります。

うちの事務所では、相変わらず、私と所員の分のドラフターがそれぞれ事務所のど真ん中を占領してまして、まれに描く図面の為だけに鎮座している姿に、訪れる人は、「パーテンション変わりに使ってるの?」と聞かれるほど。

しかし、ドラフターで図面を描く機会が減り、使用する資材も一般コピー用紙のみになり、
図面ケースには、残ったA2のトレィシングペーパーが・・・・・・。

で、アップされている写真の本のカバーに、この紙で包み使用しています。

こうすることで、本のタイトルも背表紙も見易くなりますし、手で持つ感触も、特有のザラザラ感で馴染みやすいのも好感が持てます。


ビニールのカバーより魅力的かなと自己満足に浸っている私でした。



こんにちは。

今日も本の話です。
認知症の母の話を、淡々とかつ微笑ましく描いた「ペコロスの母に会いに行く」から。

4コママンガで構成されているので、すらっと読めるんですけど、
長崎のお国訛りと、ペコロスさんとのかけあいが親近感をもって読めます。
もっと言えば、誰もが 過ぎ去った家族との時間を蘇えられてくれる、そして自分にも、家族にもいつか来る別れも、このマンガを読んでいると、そう悲しいものでもないような感覚に陥ります。
多分、『長崎』という地の持つイメージが、こんな感覚にさせるのかもしれません。

先日のブログに書いた「アルツハイマー症」とは別に、今回の様な本もある事を知っていただきたかったので、紹介しました。

こちら、ペコロスの母役に赤木春江さんで映画化されましたので、(私は未だ観てないんですけど。)映画がから入ってこの本もありかも知れませんね。。

以前読んだ本を、最近何冊か読み返しています。


若干、インフラ整備や車などもバリエーションが増えてはいるので、
書かれた当時に比べると時代感は否めませんが、
肝心の「こころのバリア」は、当時に比べるとますます増えているような気もします。

直接この本とは関係ないですけど、
始まったばかりのドラマにクレームをつける、内容を確認してスポンサーになったはずなのに、世間体を気にして全社が下りる等、目に見えないバリアがより高くなっているような気がするのは私ばかりでしょうか。

今日も「本」の話です。

ビジネス本や、セミナー等に行くと、名著や感動したという本の中に上がる書籍のひとつに「風姿花伝~花伝書」があります。
600年前の世阿弥が残した能楽書であり、これが現在でも優良な人生の参考書になるとのことで、私も何冊か買って読みました。


最初は、左上の岩波文庫のまんまの本を。
次に写真下段のその解説つきを。

が、凡人の私には、チンプンカンプンで、お世辞にも云わんとする事が、噛み砕いて飲みこむ事も不可能で、しばらくの間、なげてそのままな状態だった様な記憶があります。

そして、1~2年後に本屋さんで 白洲正子さんの解説本に出会い、
もいちど読み込んではみたのですが、未だ未だ多くは消化不良で、お世辞にも理解できたとまでには 行き着きませんでした。
ところが、偶然付けたEテレで、「風姿花伝」の解説を『100分de名著』で取り上げているではないですか。

早速、amazonにてテレビテキストを取り寄せ、読み始めてみると、
今まで理解できなかった、謎めいた意味深な言葉が少しづつ意味あるものとして、紐ほどけてきました。
(ただ、この解説内容は、ドラッガーのマネジメントに寄りすぎな感じもしますケド。)

私同様に、殆どファッション感覚で花伝書をお持ちの方は、このテレビテキストと見合せながら読み始めると興味がわいてくるかも知れませんよ。「猫に小判」ではなく、「猫にまたたび」となるかもしれません。お勧めします。。

最近(というより、何時もこんな話題ばかり)のニュースを観ている中で、
思い出して本棚から取り出して、10年ぶりに読み返した本。


ほぼ10分程度で読み切れる短編なんですけど、
読後に「今」の状況と比べた時に、この物語が云わんとする本意を 「考える」事。


決して後味のいい内容ではないけど、重要な事だと思います。(感慨深いです。)

この本は、ちょうど10年位前のフランスの大統領選で、極右派の候補が、シラク大統領との選挙戦になるときに、フランス国民の中で読まれ、国民が自分で考え行動を取った時に読まれたものだといわれています。
ちょうど、今、ここに置き換えてもすんなり入る内容だと思います。
 
私の手元にある本は、挿絵や解説も含めて書籍になっていますが、
本の内容だけなら、こちら からそのまま読む事も可能です。(できればこの解説も含めて読んで頂きたいのですが。)

 
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HN:
ガウ兄(にぃ)
性別:
男性
職業:
建築設計
自己紹介:
山梨での「すまい」を日々考えている建築設計事務所です。
事務所を開設してからはや20年あまり。
おかげさまで、いろいろな所にアブラがのって来ました。(笑)
こちらでは、いらないアブラではなく、使える「知恵」をお話していこうと思ってます。

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