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まちの設計屋さんが、すまいのなかで気づいたこと、そして雑談なんかをを毎日、自由きままに描いてます。
 
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こんにちは。

今日は、今までの暑さが嘘みたいな、肌寒い1日でした。
貴方は体調崩されていらっしゃいませんか?

体調といえば、こんなニュースがネットに載っていました。。

 

ラットの体内で発電する燃料電池

バイオ燃料から代替エネルギーを作る方法にひとひねり加えた燃料電池が開発された。生きている動物に埋め込まれたデバイスが体内の化学物質から電力を生成するという仕組みだ。

 グルコースバイオ燃料電池と呼ばれるこの埋め込みデバイスは、血糖とも呼ばれるグルコース(ブドウ糖)と酸素から電力を作り出す。グルコースも酸素も体内の細胞の間を流れる体液に含まれている。

 研究チームは、グルコースバイオ燃料電池の試作品を作成し、“リッキー”と名付けた白い実験用ラットに埋め込んだ。このラットは燃料電池を身に付けたまま11日間を無事に過ごし、悪影響も起こらなかった。ラットの首から引き出された燃料電池のワイヤーからの計測によって、かなりの量のエネルギーが生成されていることが示された。

 この結果から研究チームは、より小型のペースメーカーや人工臓器などの次世代の埋め込み型医療機器に、このバイオ燃料電池で安全かつ長期間電力を供給できるようになる日が来ると期待している。

 研究の共著者でフランスのグルノーブルにあるジョセフ・フーリエ大学のセルジュ・コスニエール氏は次のように話す。「例えば将来的には、グルコースの濃度を監視してインスリンポンプ(糖尿病の治療に利用される埋め込み型医療機器)を制御できる埋め込み可能なバイオセンサーを開発できるだろう。グルコースの濃度を継続的に検知できればインスリン注入の効率が上がる」。

 これまでのグルコースバイオ燃料電池は実験室内の特定の条件下でしか機能せず、生体内では機能するものはなかった。これは、燃料電池で化学物質を使用するには周囲が酸性でなければならないが体液は通常は酸性ではなく、また通常より高い濃度のグルコースが必要だったためだ。

 今回開発された燃料電池は、独特な形で並べられた2枚のグラファイト(黒鉛)の円盤の中に特殊な酵素が入っており、円盤は白金線でつながれている。デバイス全体は透析袋で覆われ、グルコースと酸素を体液から取り込めるようになっている。酵素がグルコースと酸素に反応して電流を生成し、その電流が白金線を流れて、チューブで覆った導線を通って燃料電池から送り出される。

 研究チームは、このグラファイトで保護された酵素と、化学物質の流量を制御する透析袋によって、生きたラットの腹部の中で動作する新しいグルコースバイオ燃料電池の開発に初めて成功した。

 このデバイスによる炎症は生じていなかった。また、デバイスを取り除くときに、体内で組織がデバイスを覆い、その組織の中に新しく血管が成長していることがわかった。これにより、ラットの体が燃料電池を受け入れ、グルコースと酸素のデバイスへの流入を促進することが証明された。

 今回開発されたバイオ燃料電池の試作品は約2マイクロワットの電力を数時間連続で生成し、単位体積当たりのエネルギー量を示すエネルギー密度の最高値は1ミリリットル当たり24.4マイクロワットだった。

 標準的なペースメーカーの電池は10マイクロワットの電力を持続的に供給する必要があるが、エネルギー密度は非常に小さい。したがって、今回開発されたバイオ燃料電池を大型化すればペースメーカーを簡単に作動させることができ、しかも現在使われている電池よりも小型化できるという。

 コスニエール氏は、このシステムを改良すればさらに複雑で大きな電力を必要とするデバイスに電力を供給できるようになると期待する。例えば、インスリンポンプと同じような仕組みで将来バイオセンサーに電力を供給できるようになれば、ドーパミン、アドレナリン、グルタミン酸などの脳内化学物質を監視・制御でき、パーキンソン病やアルツハイマー病に苦しむ人々の役に立つという。

 また、人工の尿道括約筋にバイオ燃料電池を使用することも検討されている。人工尿道括約筋は、前立腺を手術で切除したために失禁に悩む患者に使用する医療機器だが、現在の人工括約筋はポンプを使って手動で操作する必要がある。「尿道括約筋の自動化は、埋め込み型バイオ燃料電池の開発と大きく関係している」とコスニエール氏は説明する。

 腎臓や心臓などの人工臓器も、副作用を最小限に抑えられれば、再生可能な体内の燃料源を使うことで開発や大幅な改良が可能になるという。

 ただし、考えられるリスクの1つとして、デバイスが誤作動した場合、体内のグルコースを消費しすぎて低血糖症を引き起こす可能性があると同氏は指摘する。

 この研究はオンラインジャーナル「PLoS ONE」誌で2010年5月4日に掲載された。

 


すごい話ですね~。
最後の方にも書いてありますが、人工臓器も体内で発生させる電源から起動可能になる時代もそう遠くないのかもしれません。
科学の進歩と人間の尊厳・・・・・難しい問題ですが、貴方はどう思われますか?
 

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建築設計
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山梨での「すまい」を日々考えている建築設計事務所です。
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おかげさまで、いろいろな所にアブラがのって来ました。(笑)
こちらでは、いらないアブラではなく、使える「知恵」をお話していこうと思ってます。

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