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まちの設計屋さんが、すまいのなかで気づいたこと、そして雑談なんかをを毎日、自由きままに描いてます。
 
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こんにちは。
本日は、丸一日講習会があり、そこでも有意義な講話を聴いてきたのですが、それはまた後日お話しするとして、今日は、気になっていた本のお話から先に。

まず、下の写真をご覧ください。

DSCF0627.JPG 
 たぶん、環境問題に興味がある方や、地産地消を唱える設計事務所や工務店の方はご存知の本なのかもしれませんが・・・、「ウッドマイルズ」という言葉は、私はほんと、つい最近知りました。






「ウッドマイルズ」とは、木材の輸送に特化した環境指標のことです。
中でも、ウッドマイルズには4つの指標があるとしています。

・ウッドマイレージ(㎥・km) : 輸送される木材の量及び実際の距離を総合的に示す。
・ウッドマイレージL(㎥・km) : 輸送される木材の量及び直線距離を総合的に示す。
・ウッドマイレージCO2(kg-CO2) : 木材の輸送過程における環境負荷を示す。
・流通把握度(%) : 木材のトレーサビリティーの度合いを示す。


で、この中のウッドマイレージCO2の比較表が、本に掲載されているのですが、
例えば、木造40坪戸建て住宅を比べた場合、
1)100km圏内の全て地域材で建てた家 : 347kg-co2
2)すべて一般的な流通木材で建てた家 : 3008kg-co2  (すでに10倍近くまで来ている)
3)すべて欧州からの輸入材で建てた家 : 7808kg-co2  (かるーく20倍以上でぶっちぎり)
となるそうです。(参照資料は本をご覧くださいね。私の感想に左右されずに。)

欧州材を使用した場合、大変なCO2の排出量なのです。でも、実際、最近の建築現場では「オウシュウアカマツ」とタグの貼られた建築構造材(集成材)が増えているのも事実なのですよ。北米産のダグラスファーやヘムファーに変わってね。。

「じゃ、もっと、国産材を使えば、環境負荷係数は減るんじゃない?」と思うでしょ。
そう、私だってそう思いましたもの・・・。

でも、この本には、工務店やハウスメーカーが地産材を使わなかった(使えなかった)理由も一緒に載っているんです。ほんと、根のふかーい話が。。


ということで、お楽しみはまた後で。

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ガウ兄(にぃ)
性別:
男性
職業:
建築設計
自己紹介:
山梨での「すまい」を日々考えている建築設計事務所です。
事務所を開設してからはや20年あまり。
おかげさまで、いろいろな所にアブラがのって来ました。(笑)
こちらでは、いらないアブラではなく、使える「知恵」をお話していこうと思ってます。

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