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こんにちは。
今日は、建築士指定講習会で聞いてきたお話をしますね。
タイトルにも書きましたが、京都議定書実行年度となった今、すべての業界は「待ったなし!」で、CO2削減を考えなくてはならなくなりました。当然、私たち建築士も、建物を造るうえで考えていかなくてはいけません。
で、講習会でおもしろい話がありました。(“面白い=興味深い”の意のほうね。)
建物を造るうえで、工法によってどれだけ炭素を排出しているのかをグラフ化して、資料に列記されていたのです。算定基準として、「建物を1㎡造るのにどれだけの炭素を放出しているか」というものなのですが、資材を以下に区分けしています。
a:木材
b:砂利・石材
c:セメント
d:陶磁器類
e:鉄
f:運輸
g:その他の資材 と、区分けしてます。
で、構造別建物の炭素放出量を比べてみると、
木造 : 64kg/㎡
SRC(鉄骨鉄筋コンクリート)造 : 164kg/㎡
RC(鉄筋コンクリート)造 : 153kg/㎡
S(鉄骨)造 : 103kg/㎡
となっています。実にSRC・RCは木造の約倍近く1㎡あたり炭素を放出していることになるのですね。
ここで面白いのは、木材は空気中の炭素を固定化・蓄積されてできているため、上記の数値に引き算が加わるのです。
とすると・・・・・
木造:-75kg/㎡
SRC:-15kg/㎡
RC:-2kg/㎡
S:-10kg/㎡ (SRCとRCで極端に数値が違うのが腑に落ちませんが・・)
お気づきになりました?
そう、木造はマイナスに転じているのです。
これを資料では、「木造建物では、炭素の排出と固定が概ね拮抗している。」と説明されています。
それを、「木造住宅はもうひとつの森」とも表現しています。
(ホントはグラフをお見せすると一番わかりやすいんですけどね。参考までに(社)日本建築士会の「循環型社会と木材」という資料から参照されているので調べられても良いかもしれませんね。)
これを知って「ほーっ。」って、感心するばかり。。
木造建築物を設計する楽しみが、またひとつ増えたのでした。
今日は、建築士指定講習会で聞いてきたお話をしますね。
タイトルにも書きましたが、京都議定書実行年度となった今、すべての業界は「待ったなし!」で、CO2削減を考えなくてはならなくなりました。当然、私たち建築士も、建物を造るうえで考えていかなくてはいけません。
で、講習会でおもしろい話がありました。(“面白い=興味深い”の意のほうね。)
建物を造るうえで、工法によってどれだけ炭素を排出しているのかをグラフ化して、資料に列記されていたのです。算定基準として、「建物を1㎡造るのにどれだけの炭素を放出しているか」というものなのですが、資材を以下に区分けしています。
a:木材
b:砂利・石材
c:セメント
d:陶磁器類
e:鉄
f:運輸
g:その他の資材 と、区分けしてます。
で、構造別建物の炭素放出量を比べてみると、
木造 : 64kg/㎡
SRC(鉄骨鉄筋コンクリート)造 : 164kg/㎡
RC(鉄筋コンクリート)造 : 153kg/㎡
S(鉄骨)造 : 103kg/㎡
となっています。実にSRC・RCは木造の約倍近く1㎡あたり炭素を放出していることになるのですね。
ここで面白いのは、木材は空気中の炭素を固定化・蓄積されてできているため、上記の数値に引き算が加わるのです。
とすると・・・・・
木造:-75kg/㎡
SRC:-15kg/㎡
RC:-2kg/㎡
S:-10kg/㎡ (SRCとRCで極端に数値が違うのが腑に落ちませんが・・)
お気づきになりました?
そう、木造はマイナスに転じているのです。
これを資料では、「木造建物では、炭素の排出と固定が概ね拮抗している。」と説明されています。
それを、「木造住宅はもうひとつの森」とも表現しています。
(ホントはグラフをお見せすると一番わかりやすいんですけどね。参考までに(社)日本建築士会の「循環型社会と木材」という資料から参照されているので調べられても良いかもしれませんね。)
これを知って「ほーっ。」って、感心するばかり。。
木造建築物を設計する楽しみが、またひとつ増えたのでした。
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