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こんにちは。
ここのところ、木に関する話題が多いのですが、昨日のブログの中に記載した、「銘木市場の買い付けは、大変面白いもの。」の内容と被る話が、“ウッドマイルズ・地元の木を使うこれだけの理由”にも載っていたので、ちょっとその件(くだり)をお話します。
1990年代の初頭、大日本山林会が主催する国産材加工流通問題研究会で、国産材が使われない理由を明らかにすべく、大手のハウスメーカーや東京周辺の地域工務店の方々に集まってもらって意見を聞いたことがある。その中で、今でも強く印象に残っているのは、「国産材を買うと何をつかまされるかわからない」という強い不信感である。また、「価格が多少高くても寸法が規格どおりでき、きちんと乾燥した外材の製品を買う」という意見もおおかった。
思い返せば、1950年代から60年代にかけて、製材した物ならば何でも売れる異常な状況が続いた。そこではびこったのが「ごまかし商法」である。例えば寸法が規格に満たないもの(歩切れ)や丸みの残っている柱のような量目不足(空気売り)の不良品が大手をふって市場に出ていた。乾燥の不十分な製品の出荷などは日常茶飯時。そのうえ製品材の等級格付けと仕分けもいい加減で、下等品を上等品に混ぜ込んでうられることもしばしばだった。こうして1990年代になっても何をつかまされるかわからないという不安が残り、国産材は敬遠されていたのである。
とあります。
当然現在は、このような流通ではないのですが、やはり建築に携わる人々の中でこの話を知っている人には、やはり根底に「だまされないぞ!」という思いはあるんですよね。
なので、工務店の方が、「○○」(○○はある漢字2文字が入ります。意味は:本来は、“「これで、一山あたるよ~。」などと、はずれるような「山」の話を持ちかける人のこと”をいう。)のような人が銘木市場にたまに現れたときなど、興味深くこのような話をしてくれたのでした。
現在の国産材を使用するための取り組みについては、周知のことかとは思いますが、過去にあった出来事も、決して良いことではないですが、「地産地消」をちゃんと考えたすまいを計画するのであれば、やはり知っておく必要もあるのではないでしょうか。
ここのところ、木に関する話題が多いのですが、昨日のブログの中に記載した、「銘木市場の買い付けは、大変面白いもの。」の内容と被る話が、“ウッドマイルズ・地元の木を使うこれだけの理由”にも載っていたので、ちょっとその件(くだり)をお話します。
1990年代の初頭、大日本山林会が主催する国産材加工流通問題研究会で、国産材が使われない理由を明らかにすべく、大手のハウスメーカーや東京周辺の地域工務店の方々に集まってもらって意見を聞いたことがある。その中で、今でも強く印象に残っているのは、「国産材を買うと何をつかまされるかわからない」という強い不信感である。また、「価格が多少高くても寸法が規格どおりでき、きちんと乾燥した外材の製品を買う」という意見もおおかった。
思い返せば、1950年代から60年代にかけて、製材した物ならば何でも売れる異常な状況が続いた。そこではびこったのが「ごまかし商法」である。例えば寸法が規格に満たないもの(歩切れ)や丸みの残っている柱のような量目不足(空気売り)の不良品が大手をふって市場に出ていた。乾燥の不十分な製品の出荷などは日常茶飯時。そのうえ製品材の等級格付けと仕分けもいい加減で、下等品を上等品に混ぜ込んでうられることもしばしばだった。こうして1990年代になっても何をつかまされるかわからないという不安が残り、国産材は敬遠されていたのである。
とあります。
当然現在は、このような流通ではないのですが、やはり建築に携わる人々の中でこの話を知っている人には、やはり根底に「だまされないぞ!」という思いはあるんですよね。
なので、工務店の方が、「○○」(○○はある漢字2文字が入ります。意味は:本来は、“「これで、一山あたるよ~。」などと、はずれるような「山」の話を持ちかける人のこと”をいう。)のような人が銘木市場にたまに現れたときなど、興味深くこのような話をしてくれたのでした。
現在の国産材を使用するための取り組みについては、周知のことかとは思いますが、過去にあった出来事も、決して良いことではないですが、「地産地消」をちゃんと考えたすまいを計画するのであれば、やはり知っておく必要もあるのではないでしょうか。
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