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まちの設計屋さんが、すまいのなかで気づいたこと、そして雑談なんかをを毎日、自由きままに描いてます。
 
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こんにちは。
秋らしい気温になって、今日から10月がスタートです。

今日から、お施主さんや職人さんそして工務店さん達と話しているときの「すまいのちいさい疑問」について、お話していきたいと思います。

まず、手始めに こんな質問から。


ツーバイフォー住宅とツーバーシックス住宅は、違うものなの?」


答え

結論から先に。   

おんなじものです。ホントは。正式名称 「枠組み壁工法」といいます。

住宅を製作・販売する会社が勝手に名前を付けてます。

ツーバイフォーとツーバイシックス住宅の違いは、壁の厚みです。スタッド(柱)を2×4か2×6を使っているかの違いで名前を使い分けて使用しているのですね。

床や天井は、どちらも変わりません。おんなじです。

私個人的には、2×6をスタッド(柱)に使っているほうは、座屈に対しては、強いとは思いますが、天井高が変わらないのであれば、2×4で十分ではないかと思います。かえって、ドア枠やサッシ枠が厚くなるし、内部取り合いにも支障をきたす場合がありますし、コスト高にもつながりますから。

それより、重要なのは、ちゃんと工法自体を理解しているかです。
(意味深でしょ。お施主さまも、設計事務所も工務店・建築会社すべてですよ~。)

ということで、細かいお話は、講習会でまたお話しするとして、「小さい疑問」をシリーズにしてお伝えしますね。。

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こんにちは。

気になっているお話をします。

私たちより上の世代方々は、自宅の「水周り」を他人に見られることを良しとしない方々が多いのですが、
反対に、若い世代になると、気にしない方々が多くなります。

はたして、どちらが本当に良いのでしょうか?

ここには、設計者の考え方、インテリアコーディネーターの考え方、工事側の考え方、それにハウスメーカーであれば、営業の考え方が、加算されてきます。

未だ見えない生活スタイルを確定する要因にもなりますから、じっくり検討することもお勧めします。


ちなみに、完成した家に奥様のご友人が遊びにこられたときに、何処を見せたいですか?
自慢したいですか?


大切なことです。

もう一度、「ご自慢ポイントは?」
 今月の頭に、福祉住環境コーディネーターの1級の試験がありました。

で、結果発表を待たずして、某機関の解答と照らし合わせた結果、
来年も又受験生になるであろう確率が高くなりました。。(失笑)

 今日は、来年の受験のために(笑)、「ハウスアダプテーション」について、書き込みしてみたいと思います。

まず、ハウスアダプテーションって聴きなれない言葉だなーって思っていません?

そう、あまり私たちも使っていません。。(自慢になりません。)

実は、私がこの言葉を知ったのは、「高齢社会の福祉サービス」(東京大学出版会)の書籍からです。
この書籍は、5~6年前に、地元の某大学教授と打ち合わせに行ったときに生協で購入しました。

では、書籍より抜粋しますが、

ハウスアダプテーションとは、身体障害者が、身体的不自由のために、その住居からこうむるハンディキャップを軽減するための治療的関わりであるとのこと。
建築・医療・保健・福祉・教育・消防等が連携して取り組む、ユーザー主体の住宅改造、増改築、新築、転居等の手法全般であるが、単なる最低限の物理的対応にとどまるものではなく、医療・福祉・保健・教育等サービスの実効を上げるための一層の安全性、快適性に留意した受け皿づくりと捉えることが重要であるとも述べています。
なぜなら、その結果、家庭内事故の防止と安全性・防炎性の確保、自立生活の継続・促進、生活意欲の向上、リハビリテーションの効果的遂行、介助労力の軽減、在宅ケアサービスの適正化、または社会的入院・社会的入所の阻止等につなげられるからだそうです。


この考え方は、私の勉強している福祉住環境コーディネーターの基本的な理念に通じるところがあり、すごく関心をよせています。
ただ、現実には、すまいを「個人的資産」だけで捉えてしまうことでの障害もあったり、連携すべき人たちの共通認識の違いや温度差、自己職種の優位性など、ひとつひとつ解いていかなくては紐があることも確かです。

あー、もっとこの認識を持った人たちが増えてくれるといいんだけどなー。。
こんにちは。

今回のお休みで、京都に行ってきたのですが、
今まで見たことの無い建物やお庭を、十二分に堪能してきました。
(というか、修学旅行でくらいしか行ってない私でした。)

特に今回見たかったところは、ここ。

DSC00049-1.JPG
って、いきなりお庭だけでどこかとわかるあなたは、
おもいっきし「通」です。





このお庭は、昭和の名作庭家、重森三玲さんが造られました。
杉苔と切り石が市松模様になっているのですが、だんだんグラデーションになって、石が消えていくのが、よりお庭をきれいに見せているなーと思いませんか?

で、この石は、勅使門で続く敷石をリサイクルしたそうです。
しかし、このアイディアは、すごく斬新で、現在の洋風のお庭にも生かされているお宅を、結構見かけますものね。。ほんと素敵です。

そうそう、こちらの加工石を「北斗七星」に並べてあるお庭も素敵でした。
DSC00057-1.JPG

でも、何故お金をなげこんであるんだろ~?
理由を聞き忘れちゃいました。
(写真でわかります?)


 

結構、お庭も建物もゆっくり堪能させていただいたお寺さんでした。




えっ、「場所おしえて~。」ですか?

ヒント: 木製の橋に木造の屋根がかかっているお寺さん。
     もみじがいっぱいで「JR東海」のCM秋バージョンでも大変有名なところ。



そう、正解はこちらでした。

http://www.tofukuji.jp/
こんにちは。

台風9号は少しづつ、私の住む甲府(山梨)から進路を北に向かって上昇しつつあります。
もう、こちらは 暴風雨の影響はなくなってきましたが、河川の増水や山間部には大きな影を残しているようです。


今日は、「耐震」と一体で考えなくてはならない「耐風」についてお話します。

住宅の性能表示でも、建物の強さを表す指標として「耐震等級」「耐風等級」があります。
意外と、地震のほうに目がいきがちですが、風も重要なんですよ。。

では、性能表示でいう「耐風等級」とはどんなものなのでしょうか?

建築基準法の範囲内を等級1、建築基準法の1.20倍の強さを等級2として、2ランクの耐風等級が設けられています。

その法律の基本となっているのが、伊勢湾台風で、この時に記録された暴風(最大風速50m/s)に対して倒壊、損傷しない程度が「等級1」なんですね。
そうそう、「赤いシリーズのドラマ」にもなった台風ですから、ほんとに脅威だったのでしょうね。

ちょっとは、風のお話も参考になったでしょうか?


今日お話した、住宅性能表示に関しては、また改めてお話します。

ということで今日はここまで。。
こんにちは。

ちょうど、おととい、「ブロック塀」は気をつけてくださいね~。なんてブログ書いていたら、こんなニュースが、今日の新聞に載ってました。



震災“凶器”取り除け ブロック塀撤去に補助

 

 国土交通省は5日までに、新潟県中越沖地震などの大地震を教訓に、震災時に倒壊して死傷者を出す“凶器”となるブロック塀の撤去や、崩壊しやすい盛り土の住宅造成地の補強工事を促進することを決めた。

 来年度から強化する新たな地震対策として、撤去費などに対する補助制度を設ける。現在、全国に約1000カ所あるとされる危険な大規模造成地(3000平方メートル以上)を、2015年度までに半減させる方針で、国交省は来年度予算の概算要求に約17億円を盛り込んだ。

 ブロック塀などの倒壊により、18人が圧死した1978年の宮城県沖地震をはじめ、大地震のたびに犠牲者が出ている。造成地の崩壊も住民が長期間の避難生活を余儀なくされるなど生活に与えるダメージが大きいことから、本格的な対策に取り組むことにした。

 新たな地震対策では、住民の同意を前提にしたブロック塀の撤去などを含む、5カ年の総合的な市街地防災計画を市町村が策定。同省に認定されると支援が受けられる。




ですって。

そうそう、私のブログの内容は、こんなのでした。。

http://osumai.blog.shinobi.jp/Entry/87/


こんにちは。

耐震診断のお話を昨日はしました。
今日は、建物以外でも、要注意のことをお話します。


これは、皆さんもご存知だと思うのですが、
地震時に気をつけなくてはならないもの・・・
そう、敷地周りの「ブロック塀」です。

最近は、低い塀や、見渡しの聞く塀が多くなり、以前のブロック塀は姿を消しつつあります。
が、一歩熟成した住宅街に入ると、2m以上のブロック塀で囲まれた地域が、結構存在します。
その上、道幅が4m以下の場合は、注意しなければなりません。

まず、ブロック塀の状態をチェックしてください。

「塀にひび割れはないですか?」
「塀が波打ってないですか?」
「控えの壁は、ブロック8個に一個づつありますか?」

上の質問にチェックが入ったら要注意ですよ。
機会を設けて、ブロックを切り下げる(1.2m以下)なども検討しないとなりませんよね。

特に、歩行者は、控え壁は、敷地の内部に入ってわからないもの。
所有者の安全管理に頼るしかありませんものね。。

そうそう、日本建築学会のホームページにも「ブロック塀」にかんして、もっと詳細が載っております。
こちらをご参考ください。。

http://news-sv.aij.or.jp/zairyou/s2/
 
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ガウ兄(にぃ)
性別:
男性
職業:
建築設計
自己紹介:
山梨での「すまい」を日々考えている建築設計事務所です。
事務所を開設してからはや20年あまり。
おかげさまで、いろいろな所にアブラがのって来ました。(笑)
こちらでは、いらないアブラではなく、使える「知恵」をお話していこうと思ってます。

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