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まちの設計屋さんが、すまいのなかで気づいたこと、そして雑談なんかをを毎日、自由きままに描いてます。
 
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こんにちは。

先週からのつづきで、「敷地」のお話からこんなことを。

私は、「周辺の環境になじむ・調和する」ことを主眼においていますので、建設地のまわりはどんな建物があるんだろうってことが、結構気になります。


例えば、こんなことがあります。

ある計画地の周りの建物が、妙に北側の境界から距離をとっている。また、北側を軒としている住居が多い。

・・・大抵、住居専門の地域となっていて、北側にあるお宅にも、充分光が入り込むような、都市計画における用途地域になっています。
例えば、北側斜線がかかるような地域であったり、低層な住宅群を形成する地域をつくるようになっています。


なので、周辺の建物を見ることで、どんな建物を計画することが望ましいかが、ある程度想像できるのではないでしょうか。
これも、「敷地をよむ」ことのひとつとなります。 

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こんにちは。

そうそう、先週に引き続き、「敷地」に関してこんな話がありました。

お宅は、道路に面していますか?
「あたりまえのこと聴くなよ。」と言われてしまいそうですが、
建物を建てる場合、4m以上の道路に、2m以上接していないと建築することが出来ません。
(各建物の用途や行政機関によって、これ以上の決まりがある場合もあるので、担当地域で再確認ください。)


 ところが、あなたが「道路」だと思っていても、登記簿謄本の地目では、「畑」や「田」、「宅地」等になっていたり、公図では、「水路」になっていた場合なども現実にはあります。

では、こんな場合どうなるのでしょう。。。

そう、このままじゃ建物は建てれませんよね。


そうならないためにも、事前に「敷地」に関しての情報仕入れておくのも必要なことじゃないでしょうか。
こんにちは。

昨日・一昨日に続いて、敷地話をもひとつ。

私の事務所は、甲府南東の住宅街の中にあります。
大通りより、1本西側に入っているため、環境的には申し分ありません。

ただ、敷地を選ぶときに参考にしていただきたいのですが、住宅街として申し分ない地域でも、「生活しやすいか、しづらいか。」が、いろいろな要因に左右される場合もあります。
(私の場合は、ほぼ日中 この事務所内にいるものですから、ここでのお話を中心としています。)

私の場合、事務所位置を探すときに、まったく気がつかなかったひとつの要因として、「風にのって運ばれてくる匂い」があることを知らずにこの場所を選んでしまいました。

事務所からは、半径にすると500~700m以上はなれているかとは思うのですが、それでも風のある日などは、菓子工場から流れてくる甘い匂いが漂ってきます。
あいにく、気分が悪くなるような香りではないので、さほど気にはなりませんが、空腹時にはちょっと堪える香りではあります。

多分、私の場合の一例ですので、貴方の選択されている敷地に置き換えてみて、考察されたら良いかと思います。


それと、こんなこともあります。

ここ山梨では、1世帯あたりの車の普及率が大変高いところでして、移動手段をこれに頼るため、郊外の幹線道路では、慢性的な渋滞が起きます。
それに加え、郊外型のショッピングセンターが、相次いで計画されているので、間違いなく渋滞が今以上に蔓延化されるのではないかと思われます。
それと、基本的に気が短い県民性の人々が耐えれるのかな~。という不安もあります。

では、その「不安」とは、いったいなんなのでしょうか。

そう、幹線道路から、脇道を抜け道として使用される
ことがあげられます。

閑静な住宅街だと思って選択された郊外の貴方の土地の目の前の道路だって、郊外型大型ショッピングセンターや慢性化する渋滞からの抜け道ルートとしてつかわれる可能性だってあります。
歩道が無いようなところでしたら、安心してお子さんが通れるかどうかだって心配しなくてはなりませんよ。

利便性と比較して引き換えできる範囲かどうかは、土地を選ぶときに、十分検討する要素になりえるのではないでしょうか。


これ以外にも、「土地」を選択する上で、気をつけたほうがよいことも、まだまだありますが、
おいを見て、又ブログに掲載していこうと思っています。
(講習会では、略さずお話していますけどね・・・。)

気長にお待ちくださいね。。
こんにちは。

昨日の続きです。

敷地に対しての配棟計画って重要なことなのですけど、「最終的にはこんな雰囲気にしたらどうだろう?」って計画まで盛り込んで考える必要があるのかなと思ってます。
車の軌道も考える必要があるでしょうし、玄関までの動線に「めでる楽しみ」も盛り込むのも大切なことだとおもっています。

この計画を概略でもしておかないと、「どこでも駐車場」「なま足住宅」すっぴんのままで外構なし住宅になる可能性が高くなります。
(それが美しいかどうかの判断は、読んでいらっしゃる貴方にお任せいたしますが・・・)

正直、私も未熟者なので、きっちりした外構計画は、ガーディニングデザイナーに頼ってしまうのですが、しっかりプロにおめかしされたおうちは、この上なく見栄えがします。



「敷地をよむ」ということは、最後のお化粧がばっちし決まるか、後々整形手術を施さなければならなくなるのかの大切な要因ともなりますから、「自身で敷地を見ておく」という作業は、蔑ろに出来ないということを知っておいて下さいね。

所要で書き込みが遅くなってしまいました。

今日は、こんなお話を。

今朝友人から、「後輩が、こんな建物を計画しているんだけど、アドバイスできること何かない?」ってFAXが来ました。

正直、他人の設計したものに、とやかく言えるほど偉大な設計屋だとは思っていませんので、「アドバイスはできないと思うよ」と、やんわりと(?)かわしましたが、
「でも、どう思う?」って聞かれると、、、、ほとほと困るんですよね、回答に。

(文から推測いただきたいのですが、コメントできないんですよ。その方と話をしているわけではないのですから、私は!)




ということで、この話を自身に置き換えて、参考にしていただくためにも、
自分でしなくてはいけない最初の一歩ととして、次のことをして下さい。

   
「敷地をよむ」  
ことです。(どんなことか、わかります?)



 朝、昼、晩の日当たりはどうですか?

 平日と休日の交通量はどうですか?

 周りの方々は、どんな駐車計画や外構計画をされていますか?・・・・・


まだまだ、周辺環境や敷地から読み取れることって、もっともっとあるはずです。

気に入ってその土地に住むわけですから、「敷地をよむ」作業をせずに、自分らしい住まいは決して出来ませんよ。。




と、今日は友人からのFAXから、「敷地」についての話をいたしました。


こんにちは。
今日は、“じぶん系「すまい」の計画”の第3弾です。

まず、最初に、~中古住宅購入リノベーション編~ から。

これから、日本にも、この中古住宅の市場が広がってくるのですが、物件によっては、「土地代」だけで上物が付いてくる場合もあるので、ある意味お買い得なのこも知れません。

ただ、購入する際、「築年度が新しい」という基準だけで選ばないことです。
なぜなら、前のオーナーの手入れの仕方で、極端に劣化している部位があるかもしれないから。

例えば、設備関係(特に水廻り)などは、気をつけないといけません。

・石油ボイラーは、煤がたまってもそのままになっていませんか?
・敷地入り口の止水から、どこをどう廻って、給水が宅内に入り込んでいるかご存知ですか?
・まさか、木造2階のバルコニーに、排水溝もなく、水道管が立ち上がってなどいませんよね?
・排水溝から、異臭が漂っていませんか?

結構、気にすべきポイントですね。

これらを知るだけでも、リノベーションする時の必要以外の費用を ぐっと抑えることが出来るので、チェックしておくことをお勧めします。

では、具体的な増改ポイントをお話していきたいと思いますが、続きは、・・・・・
 お楽しみにお待ちくださいね。



こんにちは。

昨日・おとといの話の番外編をお話します。

以前に計画したことのあるお宅なのですが、(最終的にこの計画は流れてしまったのですけど・・・)
「3人家族なので、「すまい」は分譲マンションくらいの広さで十分。戸建てにしようかマンションにしようか迷いどころなんだよね。」というお話を頂きました。
建物の面積を考えても、建売系戸建てと分譲マンションで、ほぼ同程度の金額でおさまりそうでした。
確かに自分の希望が両者ともかなうわけですから、相談者の方も迷うわけです。

で、私がお話ししたひとつの選択肢に、このような方法がありました。
・部屋数もさほど必要ないなら、希望する間取りのみで、上下階に部屋わけして、(例えば2階にLDK、1階に寝室・洋室といった風に。)建蔽率を少しでも下げる。
・次に、同じ間取りを、中心に壁を隔てて、計画する。
・その、もうひとつの間取りを「賃貸」として家賃収入を得、返済計画に充てる。
 (20年後の返済終了後に、賃貸部分を、リフォームして子供世帯用に使用することも可。)

という計画案でした。

この案の利点は、
1、希望間取りはかなう。
2、家賃収入が返済資金に充てられる。
3、建物の将来使用目的も決定できる。

欠点としては、
1、1戸建てより、土地の面積が必要。(初期投資が大。)
2、賃貸収入が、確実なのかの不安がある。
という点もあります。
ただ、ある程度の広さの土地をおもちの方には、リスクはそれほどなく、信頼できる不動産業者に委託できれば、賃貸収入もある程度リスク回避可能な範囲ではないかと思います。(当然、借主も限定してもらうことも出来るし。)


私のいただいたお話の場合は、土地取得に難があり、計画だけで終わってしまいましたが、案としては喜んでいただけた方法ではありました。

こんな選択肢もあるということを番外編として、今日はお話しました。
 
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HN:
ガウ兄(にぃ)
性別:
男性
職業:
建築設計
自己紹介:
山梨での「すまい」を日々考えている建築設計事務所です。
事務所を開設してからはや20年あまり。
おかげさまで、いろいろな所にアブラがのって来ました。(笑)
こちらでは、いらないアブラではなく、使える「知恵」をお話していこうと思ってます。

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