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まちの設計屋さんが、すまいのなかで気づいたこと、そして雑談なんかをを毎日、自由きままに描いてます。
 
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こんにちは。

先日続きを書き込むと言っていた、「シックハウス」のお話が、知らず知らずにそのままになっていましたので、今日はその続きから。

最近は、化学物質に対して神経質なほど過敏になっている方が多くなっています。
「中国餃子事件」をはじめ、最近では「カップヌードル」のパラジクロロベンゼン等の話題があがればあがるほど、「食の安全」ばかりでなく、シックハウスという言葉を通して、住宅の打ち合わせを行っているお施主様の顔色が曇る方もいらっしゃるのです。

確かに、シックハウス症候群の原因は、室内の化学物質濃度ばかりの問題ではありません。
上記の食品、特に保存食や食品添加物であったり、大気中の空気(排気ガスや花粉などなど)の汚染であったり、ストレスやアレルギーなどと、本来、住まいの工事過程や建造物だけの要因でないものも多くなっています。
そのためにも、「健全なすまい」であるための、正確な知識を、機会のあるたびに勉強していく必要があるんではないでしょうか。
・・・かく言う私も勉強中ですので、自分で噛み砕いて消化できたところから順にお話していきますね。
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こんにちは。

住宅での「シックハウス」の話をする時に、時々、建築基準法が改正されたので、今の住宅ではシックハウスは起こらないなどと勘違いされる場合があります。

2003年の建築基準法改正で規制されたのは、あくまでも全ての建築物の「居室」ですから、
例えば、自家用に使う別棟の倉庫の場合、シックハウスの規制対象外となります。(常時そこにいるわけではないですからね。)
また、建築基準法で規制されたのは、ホルムアルデヒドの単位面積当たりの放散量に対しての制限や、シロアリ駆除剤であったクロルピリホスの禁止、そして、機械換気設備の設置義務という大きくわけての3点なんですね。
なので、厚生労働省でVOC(揮発性有機化合物)の室内濃度指針値のガイドラインを設けている13物質全ての制限が規制されているわけではないんです。

確かに常時機械換気が義務付けされたので、これらの物質が室内にこもる量は大分低くなってきたかとは思いますが、完璧になくなっているわけではありません。
なので、シックハウスは起こらないわけではありませんよ。やはり、十分気をつける必要は今でもあるのです。


ということで、続きは又明日。
こんにちは。

今日は、先日の講習会の延長で、「シックハウス」のお話を。
 
シックハウスというと何かひとつの疾患のように思われがちですが、「問題のある住宅において見られる健康障害の総称」だと考えていただいたほうが良いです。

 また、シックハウス症候群(Sick House Syndrome ・ シックハウスシンドローム)は、英語のように思われがちですが、これはしっかりとした和製英語となります。
この大元は、1973年のオイルショック以降、省エネ対策でビル内の空気質の悪化を招いた欧米の「シックビル症候群」から応用した言葉なんですね。

これらを踏まえたうえで、今週は「シックハウス症候群」のお話をしていきたいと思います。
こんにちは。

本日は、前に宣伝いたしました、「知って得する“住宅ワークショップ”」を行ってきました。
全5回となるのですが、今回のテーマは、住まいと健康
ここ1週間くらい、ちゃんとシックハウス症候群について勉強をしました。はい。

やはり、設計屋としてシックハウス症候群についての知識は、ちゃんと正確に知っておくべきこと。
それは、お施主様の心配事を軽減するのも役目ですし、メーカーからの一方通行的なっ資料だけではなく、目を通すことで、自身の知識として養われますからね。

しばらく、「シックハウス症候群」も探求していきたいと思います。。
こんにちは。

ここ最近は、おとなりの金木犀の香りに、事務所中 満たされていて、いい気分で仕事しています。

さて、昨日の続きから。

玄関の段差が少なくなると、靴の脱ぎ履きを考えた場合、「手摺があると便利!」って話をしましたね。

しかし、玄関が広いお宅でしたら、直接、玄関土間の部分に、ちょっとお洒落なイスを置かれてもいいんですよ。ほんと、装飾と実用を兼ねて。

でも、イスを置くまでのスペースが取れないお宅でしたら、こんな商品があります。

ダイケンという建材メーカーが出しているもので、壁の中に折りたたんで使えるイスがあるんです。
商品名が、「壁厚収納・カベピタ」の「格納イスⅡ」といいます。

実際、私もお施主様のところで使ったことがありますが、普段は、かべに折りたたんであるため、場所をとらず、けど、靴の脱ぎ履きには便利されていらっしゃいます。

ちょっと写真でお見せできればいいんですが、「玄関」という場所のなかで、きれいに写真が撮れませんでしたので、お見せすることが出来ず、残念です。。(どうすれば、カタログのようにきれいにイスの全景が撮れるんでしょうね?)

この。埋め込みタイプのイスの詳しくお知りになりたい方は、ダイケンさんのホームページでご確認ください。
「おぅ、これなら・・・・」って思われますよ。。。
こんにちは。

昨日の「その靴は・・・?」を手摺に置き換えて、福祉住環境の分野も踏まえて今日はお話したいと思います。

バリアフリーという言葉が浸透したおかげで、最近のお宅は、玄関の段差が 一昔前に比べ、大分なくなってきました。
段差にして、だいたい20cm以下の場合がほとんどです。これは、旧住宅金融公庫のバリアフリー住宅工事の流れから、玄関の上がりかまちとの高さは18cm程度にしなきゃっね。って自然と習慣づいてきたのが、今現在にいたっているのだと思います。

この段差が少なくなってきているという流れは、大変好ましいものではあるのですが、逆にちょっと困ったこともあるのも事実です。

例えば、段差が昔の民家みたいに、40cm近くあれば、上がりがまちで、どさっと腰掛けて靴が履けたものが、その半分の段差になると、靴めがけて降り立って、そのまま履き込まなくてはなりません。
特にブーツや編み上げの長めの靴などは、履きずらいですよね。
貴方も「腰掛けられれば・・・」なんて思ったことはありませんか。

で、こんな時に便利するのが、手摺であったりするのです。

上る時には、縦についた手摺があると重宝するのですが、靴を履く時などには、横に付いた手摺があると、つかまりながら靴を履けたりするので、結構便利なんですよ。

手摺も適材適所に組み込みながら存在すると、大変重宝するものです。




それと、本来「バリアフリー」とは、「障害をなくす」ということですから、玄関に腰掛けて靴を履くという方には、本当は段差があるほうが、障害が無いのかもしれませんが。。。


こんにちは。

きょうは、先週から引き続きの「すまい計画」のお話から。

玄関収納室(コーナーの場合もありますね。)を選択される方は、十分なスペースが玄関収納内で取れてしまうので、下駄箱などは「無くて大丈夫ですよ。」と思われている方が結構いらっしゃいます。
確かに、玄関を通らず、玄関収納からの動線が確保されているのであれば、それでもよいのかもしれませんが、普段履きの靴やサンダルなどが、すっきりした玄関に並びっぱなしというのであれば、せっかく「隠す」ために設けた収納の意味がありません。

ですから、玄関には、最小限の必要量はいる下駄箱や、装飾的な演出を考慮した下駄箱を設けて置かれてもよいのではないでしょうか。
低いカウンターのものであれば、靴の脱ぎ履き用の手摺にもなりますし、お出迎え用の演出の場ともなります。


玄関収納を考えられる場合は、動線と収納、そして普段履きはどうするかも考えてから計画されてはいかがでしょうか。。
 
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HN:
ガウ兄(にぃ)
性別:
男性
職業:
建築設計
自己紹介:
山梨での「すまい」を日々考えている建築設計事務所です。
事務所を開設してからはや20年あまり。
おかげさまで、いろいろな所にアブラがのって来ました。(笑)
こちらでは、いらないアブラではなく、使える「知恵」をお話していこうと思ってます。

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