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まちの設計屋さんが、すまいのなかで気づいたこと、そして雑談なんかをを毎日、自由きままに描いてます。
 
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此処の処、ブログからご無沙汰していました。

あれもこれも書きたいと言いながら、ブログを落としているのは大変心苦しいのですが、
書き始めの今日は、身近な「住宅」関連ニュースから、まず一番ホットなものを今日の話題に取り上げます。


昨日付で、平成25年度地域型ブランド化事業の採択案が発表されました。

ここ山梨では、平成24年度の前期で、4グループが採択され、後期で2グループが、そして今回の平成25年度に又新たに1グループが新規採択となり、全部で7グループが、山梨独自カラーを出した「地域型ブランド」の長期優良住宅を普及させていく事となります。

                ↓
        詳細は http://www.chiiki-brd.jp/ にて。

永きに渡り、維持管理が行き届いた、省エネで耐震性が高い住宅。それも地の利を活かした工務店が創り、たとえ不慮があった後でも、同じルールで遺志を継ぐ他の工務店が維持管理を継続できること。それが、地域に根差したブランド住宅であり、最終目的です。

これ以外に「成り立ち」も延々、前回のブログに書きこんでましたが、も一度でも二度でも読み返していただけると幸いです。。
 

期は熟しました。 さて、貴方の選択肢の一つに加えられても・・・・・?
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前回は「快適」をテーマにしましたが、今日は、「お得感」で書いてみたいと思います。


先日、一緒に 地域型ブランド化住宅推進事業 の設計部会に所属する設計事務所の方と話をしていて、どうもしっかり経歴が伝わっていなかった内容を取り上げてみます。


まず、長期優良住宅は、新築住宅を建てられる方なら、ハウスメーカーであっても、一般工務店であっても、どなたでもその仕様に応じた建物にする事は可能です。
というより、今後の住まいの価値を維持する為には、必要な選択肢であることは、連日このブログでも書いてきました。

長期優良住宅や性能評価は、独自仕様を持つ大手ハウスメーカー(ビッグ8等)は、既に相当前より取り組んでいましたし、独自仕様を掲げる一部の工務店でも、かなり前から取り組んでいる会社もありました。
しかし、相当数の工務店やローコスト系パワービルダー等は、蚊帳の外にいましたし、知っていてもお施主様より要求されなければ、同条件で建て増していく事もありませんでした。


それでは、普及する訳は無いですよね、当然のことながら。


で、年間に50棟以下の施工数の工務店に向け、「長期優良住宅を推進し、建設してくれるなら、普及推進の為の補助金を支給するよ。」という制度を創りました。
これが3年間続いたのですが、結局、チャレンジしているのは、一握りの建築業者だけ。
「じゃあ、切り出した山の木から、建物を建てる工務店まで、独自の観点を持ったグループを創らせ、ルールづくりからアフターフォローまでしてもらえばどうだろう。」という観点でスタートしたのが、地域型ブランド化住宅になるのです。


ですから、このグループに所属する工務店は基より、設計事務所も材料流通業者も、もっと言えば、材木屋さんや、製材所の方も このグループのルールに則って、長期優良住宅とはどんなものぞよって勉強している訳です。

で、その為の国から「あめ玉」が、補助金に当たる訳です。

それは、お施主様になる貴方が いただけるお金です。

まだ、今年度の該当事業はスタートしていませんから、見切り発車はできませんが、
長期優良住宅相当の建物を計画されていらっしゃるなら、取り組まない手はないと私は思っていますがね。。

こんにちは。

この表題のシリーズは、書きたい事がホント沢山ありますので、今週もこのまま突き進みたいと思います。

「すまい」に求める事を追求していくと、大抵の処、「より快適に暮らしたい。」と欲することに行きつくのかなと私は思っています。

「快適」って、その方々によって感じ方が変わりますから、その思いを、打ち合わせを重ね紐解いていくことも重要な作業工程のひとつともなります。


たとえば、バリア(障害)が無いことを、快適と感じる方もいらっしゃるでしょうし、逆にバリア(障害)を設けて、メリハリをつけた生活を快適と感じる方もいらっしゃるはずです。

このバリアとは、「段差」の事だけでなく、「室温」や、もっと言ったら、貴方の住まいに対する固定観念も障害になっているのかもしれません。


なので、住まいに求める快適性を、貴方の「健康」に置き換えて考えていただけると、少し容が見え始めてくるのかもしれません。
そこに住むことで、脈拍が安定し、落ち着ける空間である事が、健康であり、それを快適と感じるのではないでしょうか。



今週は、「快適」という抽象的な中身でスタートしましたが、
未だ未だ続く私の「独り言」に期待せずにお付き合いくださいね。


今日は、今までの話からちょいと外れた話をします。

山梨は、四方を山に囲まれ、特に国中と呼ばれる甲府圏域は、北西から中央部に流れ込む釜無川と、東部山岳より中央部に流れ込む笛吹川、そして二本の川が合流し、富士川となり静岡県へと流れていきます。

この川の形態からもわかるように、中央部に平地(これが甲府盆地です。)がある訳ですが、これは長い間に川によって運ばれてきたやわらかい堆積物の土壌で、この川が重なる辺りの地盤は、液状化も懸念されている地域ですから、
県や各市町村が発行している「ハザードマップ」は、これから土地を選ぶ方は、特に注意して見ておく必要もあるのかと私は思います。


実際、先にも上げた、釜無川・富士川河川沿いには、糸魚川静岡構造線という大断層が通っている事もあり、地震に対する備えも必要不可欠な圏域である事も忘れてはなりません。
(糸魚川静岡構造線は、wiki でお調べください。)

先日も「ちょっと涼んでみてください。」って書いたブログの渓谷には、この断層が明確にわかるフォッサマグナの層があります。
( 写真をご覧ください。)



写真左半分の、岩盤である花崗岩と土の部分が構造線が露出している場所も存在します。

実際、自身の眼で見て感じていただきたいです。


現地にある説明写真も添付します。
連日のタイトルから、本日は少し外れた話題です。

今週の月曜日、ちょうど2日前になりますが、
所属する団体から、
『建築基準法違反のある「違法貸しルーム」に係る関係団体への情報提供等の依頼』という大変強い文章のFAXが流れてきました。

( 同文章は、国土交通省のホームページでも読めます。)
          ↓
http://www.mlit.go.jp/common/001005354.pdf


以前(5月30日分→)、ブログ 記事 でも書いた事がありますが、TVニュースで取り上げている時にも、違和感を感じていた、「安全」を抜きにして先走る体制が、容になって現れてきた文章がこの内容ではないでしょうか。

是非、ブログを読まれていらっしゃる貴方も、上記のPDFをご覧ください。

今日もCASBEEを絡めた話になります。

連日話を書いていても、「何を評価しているか?」の具体項目については話をしていませんでした。

まずは、マニュアルがIBECでダウンロードできますので、
        
 http://www.ibec.or.jp/CASBEE/cas_home/cas_home_download.htm

読んでみてください。

分子部分のQも、分母部分のLも、大きく3項目に分かれており、

読み込んで頂ければ、割と標準的に行っている事も多いことにも気づかされるはずです。

例えば、Q1.2.1の「風を取りこみ、熱を逃がす」というのは、
先日のブログ → 今の「住宅」は何を主眼に置くべきか?~その5~ でも取り上げましたけど、「部屋(居室)に風を取り込む窓と排出する窓(二方向に面した窓)や、同様な仕組みを取り入れること」を 主要な部屋で行うのか、全ての部屋で行うのかで、レベルが変わってきます。

上記を踏まえて、単純に、間取りを考える段階で「部屋の中を風が流れるように」って考え、二方向に窓をとることは、そう難しいことでもないように思えますし、「何を主眼に置いて・・・」を取り入れるかを決める貴方次第でもあります。


とにかく、ダウンロードした資料を ご一読いただく事から始めてみてください。。
こんにちは。

今日は、前回の続き、「CASBEE評価をするのは?」です。

環境系の評価だと思い込んでいらっしゃる方も多いのですが、
CASBEEは、この評価基準を使う建物は、永らく使われることと、次世代への資産として残せる事も主眼に置いています。

実際は、建物を建てる時よりも生活している時間の方が、排出するCO2の量はずっと多いですし、
(その為にも、建物の性能が問われることにもなります。)又、寿命が短く スクラップ・ビルドが繰り返されるなら、CO2排出量は、もっと増えることにもなりますよね。

これらからも単純に、長期に使われる住宅を評価するのに適した判断基準の一つだと思ってもらえるのではないでしょうか。


実際、CASBEE評価は、新たにすべてをチェックするように創られているのではなく、
分子になるQの部分環境品質は、性能評価(長期優良住宅も同様です。)を網羅していますので、必然的に、長期優良住宅の基準以上を目指していけば、Qであるクオリティは高い評価となります。
ただし、前回にも書きましたが、建物単体だけでなく、周辺に与える影響や、負荷を下げていかないと分母は下がりませんから、合わせて計画していくことも、設計屋や建築屋任せだけでなく、主である施主も考え行動していく事も問われている事になります。


簡単な説明ですが、ご理解いただけたでしょうか。


次は、もう少し掘り下げてお話したいと思います。。
 
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ガウ兄(にぃ)
性別:
男性
職業:
建築設計
自己紹介:
山梨での「すまい」を日々考えている建築設計事務所です。
事務所を開設してからはや20年あまり。
おかげさまで、いろいろな所にアブラがのって来ました。(笑)
こちらでは、いらないアブラではなく、使える「知恵」をお話していこうと思ってます。

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