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まちの設計屋さんが、すまいのなかで気づいたこと、そして雑談なんかをを毎日、自由きままに描いてます。
 
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今日は、リフォームをし終わってから、「その事を忘れない」為のポイントの話です。

前回のブログにも書きましたが、
大手ハウスメーカーで建てること。
それは、後々の点検のことを考えると、例えクローズド工法を選択しようと、あながち間違った選択だと私は思いません。逆に、良い関係が築けているなら、すばらしいことだとも思います。

本来、どこの町にもいた、大工の棟梁。
この方たちが、町内の家々に深く関わって、ちょいとした手直しもすぐに飛んできたものを、
いつしか核家族になることで疎ましく思い、関係を断ち切ったことで、
同様のルーティンを持った住宅会社に、「お金」という対価で任せるように成ってしまいました。

実は、これ、一般の工務店でも「忘れることなく」できることってご存知でしたか?

通称、「いえかるて」って名称で、新築から、そろそろ建物の傷みが出そうな頃に連絡をしてくれるシステムがあるのをご存知でしたか?

このシステムを使っていれば、新築の時からの図面・写真すべてが残っており、その後に手を加えてもその履歴を報告することで、また新たに蓄積することができるのです。
地元のA工務店で建てても、その会社がおしまいにされた後でも、この資料でB建設で改修・修繕が可能になります。
云ってみれば、オープンであるからこそ、手がける先が広がるということにもなる訳です。

後は、選択するあなたの考え方ひとつではないでしょうか。。
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さて、これまで連続してきました「忘れがちなリフォームポイント」と題してのリフォームの大枠となる話を書いてきましたが、この話が通用しない建物があることをお話ししておかなくてはなりません。

まず、戸建て住宅を工法で大きく分けると、
1)鉄筋コンクリート造
2)鉄骨造
3)木造
と大きな括りで分けられます。

通常どの工法であろうと、増改築や改修は問題なく行えるだろうと思ってらっしゃいますか?

ところが、特定の会社で造られた建物は、一般の建築業者では手が出せないのもあったりします。

上記の構造であっても、工法がオープンになっていない場合(クローズド工法とも言います。)は、手出しできないこともあるからです。

これは、木造であっても、鉄骨であっても、国で認定を取って「内容を公にしない」工法に属している建物のことことであり、

 もっとわかりやすく言うと、
建てたら、最後まで建築した会社にお世話になるということです。(会社が無くなってもです。というより、無くなることはほとんどない会社ばかりでしょうが、その地域から経営上の理由から簡単に撤退することは多々あります。現実、3.11前にもありましたよね、そんな会社。)

風刺するような話をするのが今回の本望ではありませんが、一般の建築士が調査・改修が行えないということは、出された資料の正当性にも加味がされてもわからない可能性が高いことの疑念も拭えないということでもあります。。
先週は、小屋裏・床下と通常目につかないところの話をしましたが、
今日は、部屋の中へと入った話をしたいと思います。

私の場合、まず、簡単な水平器を部屋の真ん中と隅に置いてみて、気泡の位置確認をしてみます。
簡単な装置ですが、意外とこれでも床レベルの確認が行えます。
ただし、「なんとなく気泡がセンターからずれてるな。」とか、
水平器を90度回転して置いてみても、気泡がずれてきているような場合、
部屋の床の傾斜確認をレーザーレベルを置いて確認します。
すると、意外な数値でびっくりなんてことも過去ありました。

このレーザーレベルですが、
6/1000までの範囲なら許容範囲となりますが、
この勾配だと、レベルを据え付けた位置から、1mで6mm、2mで12mm、3mで18mmまでの高低差範囲ということになります。

ただし、外周部に面した位置から部屋内部に面した内壁に向け、レーザー投射してみると、
水平器を置いても違和感のなかった場所でも意外と高低差があったりします。

特に、プレカットで建物を建てるのが主流になり始めた、平成1ケタの初期の頃だと、
床の下地の根太が痩せてきたり、沈んできたりで、体では気付かない高低差も上記に含まれます。

「最近、なんか床の高低差が気になるな~」と思われたら、一度、床の水平確認を行うことをお勧めいたします。
週末限定の、山梨自然散策話の2日目です。
今日の写真は富士山のふもとの森の中を散策している時の写真ですが、

森の中を自然浴しながらのんびり歩いていた時、
ふっと木立から鳥が飛び立つのが見えた様な気がしたのです。

好奇心から、飛び立った方に歩み寄ってみると・・・。


発見しちゃいました。

こんな身近に発見できるとは思いもよりませんでした。

で、近寄ってもう一枚。




戻ってくるかとしばらく離れて見守ってみましたが、空振りだったようです。

週末は、ここ山梨からの素敵な写真から。


久しくブログを書かなかったので、撮りためた写真がそのまま人目に触れずお蔵入りしてしまう可能性が大なので、今日のブログとなっています。

ここ甲府は、盆地なため、四方を見渡すと山々山・・・・と山々に囲まれいる為か、
わざわざ「山登り」までしようと考える方が少ないのも事実です。

私も、以前はそう考えるひとりでもありましたが、
ある山に登ってから、考え方がガラリと変わりました。
その山とは、『日向山』 。そう今までもブログで何回も写真を掲載しています、山頂からの景色が絶景な山です。

で、タイトルにもある1枚がこちら。


ちょうど、ゴールデンウィークに登った時の1枚ですが、
右側に流れる彩雲と、青空、そして雪を被った甲斐駒の織りなす風景が美しい写真になりました。

これは、この日・この時間に日向山に登った人へのごほうびで、
こんな風景に出合えるからこそ、山歩きにはまってしまう訳ですかね・・・・・。
昨日までのブログでは、「小屋裏の換気」について記してきましたが、

今日は、小屋裏から一気に地盤面まで下がります。
建物下部の湿気を防ぐための自然換気、そう「床下換気」についてです。

床下に断熱材を敷きこんでいる場合、基礎には通常換気口を設けることになっていまして、大きさは10cmx30cm=300cm2以上を基礎外周部に配置しています。


最近では、土台と基礎の間にパッキン材をかまし、こちらから換気を取るようにしている建物が多くなりましたが、既存住宅では、やはり上記の基礎換気口の方が多く、
上記の写真のように、換気口の大きさや、離隔距離を気をつけて確認するようにしています。

建築基準法では、5m以内に上記の面積300cm2以上の換気口を設置すればよかったのですが、(建築基準法施工令22条をご参照の程)
ところが、当時でも住宅金融公庫(現在のFLAT35です。)仕様であったり、現在の長期優良住宅化リフォームでは、この床下換気口の一つ一つの離隔距離は4m以内であることが条件化されています。


ですから、写真のように、離隔距離を確認することも重要なチェックポイントにもなります。

但し、土間や玄関を挟んでいたりする時は、この距離が単純に当てはまらない場合もありますので、チェック時に検査している人に尋ねてみることも重要ですね。
昨日のブログで、小屋裏換気の重要性をお話ししました。

小屋裏換気は、これまでかなりの既存住宅を調査してきましたけど、
かなりの確率で、基準換気量が取れるような建物に出会っておりません。

耐震診断や中古FLATも含め、昭和56年~平成12年までの建物を調査する機会がありますが、
やはり下から軒裏を見上げても、小屋裏換気(昨日のブログから検索ください。)の部品や小さい穴の空いた軒天のボードも、改めて計算してみると、NGになる可能性を孕んでいます。

じゃ、リフォームの時に足りない数値分の換気口を 2階の軒天などに追加すればいいじゃないかと単純に思いがちですが、
実際取り付けるにしても、2階の軒裏の高さは、地上より6mちかくの高さであり、
脚立に上って、ささっと作業できる高さではありません。

足場をちゃんと組み立て、初めて交換や新規取り付けが可能になる高さです。
雨樋等の取り換えと同時期にでも、軒裏に換気部品を取りけるなど修繕計画をたて実施するのが望ましいのではないでしょうか。。
 
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ガウ兄(にぃ)
性別:
男性
職業:
建築設計
自己紹介:
山梨での「すまい」を日々考えている建築設計事務所です。
事務所を開設してからはや20年あまり。
おかげさまで、いろいろな所にアブラがのって来ました。(笑)
こちらでは、いらないアブラではなく、使える「知恵」をお話していこうと思ってます。

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