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まちの設計屋さんが、すまいのなかで気づいたこと、そして雑談なんかをを毎日、自由きままに描いてます。
 
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こんにちは。

お盆休みと重なり、ブログの書き込みが遅くなってしまい、申し訳ありませんでした。

「お盆に思うこと」と題して、連続して書いてきましたが、7月12日の日経新聞にこんなデータが載っていましたので今日は追記しておきたいと思います。

三大都市圏に住む50歳以上の会社員・公務員を対象にインターネットで1000人からの回答を集計したデータなんですが、
「退職後は何処に住みたい?」という問いには、
60%の方が「今の家に住み続ける」
30%の方が「今の家から住み替える」
10%の方が「今の家とは別に家を確保して両方を行き来する」(2地域居住)
と回答されていました。

上記の40%の広義の住み替え派の方には次の設問があります。
「新たな居住先として考えているのは?」
29%が「田舎」
24%が「地方都市」
21%が「近所」
20%が「今より便利な都心」
6%が「海外」
なんだそうです。

3大都市圏でデータ収集しているわけですから、41%の方はやっぱり現在の生活圏界隈がいいわけですよね。
又、24%の地方都市は「程よい田舎」なわけで、「田舎」の29%とあわせると53%となる訳です。
データ解説では、これらの人気ある地域としては北海道・沖縄・長野が占めるそうですが、千葉・静岡も人気が高いとのこと。
ということは、都会からの交流人口が流れやすい山梨も土壌としては選択肢にもなりやすいのかな~とも思われます。

ただし、回答者の年齢はわかりますが、性別は果たしてどうなのかということも疑問に思います。
53%の方の性別と41%の方の性別。

近隣にサークル仲間やお友達が多い女性が、果たして53%のどのくらいを占めているのか?
1戸建ての手入れのわずらわしさを鑑み、サービスが充実したマンションへの住み替えも考えられますし、退職後にUターンして「程よい田舎」である故郷に戻ってくることも考えられます。

これ以外にも、実はこのデータには記載されていることもありますが、先ずは、「程よい田舎」な私達の住む甲府はどんな方向に向かえばよいのか、そして、そこから巣立っていった同郷の方はどんなイメージを故郷に実家に思っているのか、考えてみる機会であるのもこの「お盆」なのかも知れません。
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こんにちは。

早速、昨日の続きからです。

現在、ほとんどの住宅は、「必要最大限」の部屋が必要になったときの間取りで造られています。
必要最大限と私が言うのは、個室(お子さんの部屋)を用意すべき時に用意するからで、
この部屋は、住宅の耐用年数から考えると ほんのわずかな年数しか使われません。

しかし、必要な時期にその部屋無しでは、多感な思春期は過ごせないのも事実です。
帰省された時、その部屋が昔のままあると、ある種胸が締め付けられる感じがするでしょ。
そう、親御さんがそのままで維持してくれているのです。

ただ、階上にある場合、階段の上り下りや、空気の入れ替え等、いつも手をかけてもらっているのも、しのびないものです。
部屋として違う用途に使用してもらうとか、階下も含め改築(減築)することも考える必要があるのかもしれません。
そう、家も生活する方々と共に共生していますから、健康診断と時には手術も必要になることもあります。


ということで、続きは次回に。
こんにちは。

これを読まれている貴方は、「お盆休み」に入られてらっしゃいますか?

今日は、お盆で実家に帰省されている方に向けた話になります。


仕事柄、市内も住宅街ばかりあちらこちら出歩くことが多いのですが、
そんな私でも、ちょっと通らないうちに道が新しくできたり、そこにあったはずの建物が無くなったり、新しい住宅街ができたりと、戸惑うこともあります。
それでも、市内でも大抵の旧市街(昔からの所)は、今でも迷うことなく、通り抜けることができます。
かつて、歩いたり・自転車で通り抜けた記憶が残っているからこそ出来るのです。

しかし、実際通ってみると、そこにあったはずの同級生の家であったり、友人・知人の家も、知らぬ間に空き地になっていたり、建物が変わり表札も違う名前になっているところも少なくありません。

考えてみれば、高校の同級生名簿の住所の大半が県外住所であったり、帰省先の住所も書かれていない方もいる訳ですから、そこに親御さんも住んでいるかどうかも解らないんですよね。


建物も同じです。

今、そこにある昔からの空間、そのままがいいんでしょうか。
たまにだから「見栄はっちゃってる」親御さん、そこにいませんか?




ということで、続きは次回に。
こんにちは。

私の事務所で直に設計・監理させていただいているお施主様には、必ずといっていいほど打合せ時に話している事があります。
それというのは、「自宅であっても、マンションを購入した時と同様に、一定額の修繕積み立てをして下さい。」という話。
不思議なもので、マンション等の場合、管理費と同時に修繕積み立てを行なっているので、その費用を払うことに何の違和感も感じない方でも、いざ、マンションから移り一戸建ての自宅を建築した時になると、とんと この「修繕積立金」の存在を忘れてしまうものなのです。
日々使うものであるからこそ、人間の体同様に 一定期間での健康診断も必要でしょうし、来るその日のためにも、ある程度の蓄えも必要になるはずですから。

現実、修繕積み立てを行なっていないお施主様から頂く電話は、「こんなところに瑕疵(とおっしゃってますが、瑕疵とは考えずらい箇所も含まれます。)があったけど、保証の範囲でしてもらえないものですか?」という、あまりうれしくない連絡を頂くこともあります。
私がこのように思うくらいですから、施工した工務店の方の気持ちも正直お察ししますが、やはり、長いお付き合いが出来るような準備は、お施主様側にも必要なのではないのでしょうか。

気持ちよく修理・改善して、永く長く付き合えるような住まいであってもらいたいものですね。。

こんにちは。

桜が散って、本来なら暖かい日が続くだろうはずなのに、何故かここ二日ほど寒い日になっています。
体調を崩されないように、お互い気をつけないといけませんね。

今日は、「すまい計画」から。

仕事柄、移動する時や現場近くのお宅等に目が行く事が多いのですが、
最近は、屋根型や、外壁の凹凸も少なくなったお宅が多くなったように思われます。
(「シンプルXXX」等と、いろいろな名称で呼ばれるお宅も含まれますね。。)

これらの家は、家に対する飽きが来ないのと、凹凸によるコストアップの要因が減ることや、複雑な屋根掛かりによる雨漏りなどの要因が減ることなど利点も多く、採用される世帯も増えているのだとも思われます。

これから「すまい」を計画される方にも、流行に左右されないデザインはお勧めできますが、やはり自分や家族の生活スタイルももう一度振り返って、自分たちに合っているかどうかも確認してから採用されていかないと、単調な何処にでもありがちな外観や内観になりますので 十分な検討も必要ですよね。

まずは、「シンプル」であることは、流行ではなく、自分の中から要求されたものである必要があるからです。

こんにちは。

今日の話も、昨日の“収納”の続きから。


よく、お施主様と打ち合わせしていると、「収納は多めに」とおっしゃる方が結構いらっしゃいます。

私も出来るだけ希望にはお答えするようにはするのですが、やはり「過ぎたるは・・・」には、助言させていただくようにしています。
昨日同様、収納したが最後、その場から動かすことが無いのならば、何のためにそれだけのスペースを割いたのかの意味がなくなってしまいます。
(室内の空気も荷重もその場に留まることになるワケですから、建物に良い訳ありませんよね。)

また その収納スペースを取るために、居室スペースや、水廻りスペースを割いて充てている場合もあるわけで、充分な間取りへの配分は必要なのだと思います。

やはり、必要な箇所に必要な分だけが取れるのが、間取りとしては充実しているのです。

 

こんにちは。

今日は春とは思えないくらい冷えました。
貴方も体調など崩されてはいらっしゃいませんでしょうか?


さて、昨日の続きからです。

水捌けが良い土地・悪い土地というのも結構あるものですが、家が建ったことで、敷地内に人為的に水はけの悪い場所を作ることもあります。
例えば、北側に庇や霧よけなどが着く場所があり、その先端から落ちる雨水が長い間に、地面に穴を作り、そこに雨水がたまりこみ、いつも湿った状態を作っているようなお宅もあります。
特に、隣地との間があまり開いていないようなお宅等は、こんな場所を見て回ることが出来ないのと、お日様があたることが無いため、益々じめじめしがちですよね。

これって結構怖いことで、その部分の基礎を沈下させたり、建物内部まで湿気を持ち込むきっかけも作りますし、なによりこの湿気を好むようなシロアリなどを寄せ付ける原因にもなりかねません。

ですから、建物が建った後でも、自身の敷地の状況は把握されて、修繕対策もある程度のスパンで計画するようにしないと、建物の寿命をちじめているコトにもなりかねません。
出来るだけ建物から離れたほうに水を流れる工夫はしましょうね。。
 
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HN:
ガウ兄(にぃ)
性別:
男性
職業:
建築設計
自己紹介:
山梨での「すまい」を日々考えている建築設計事務所です。
事務所を開設してからはや20年あまり。
おかげさまで、いろいろな所にアブラがのって来ました。(笑)
こちらでは、いらないアブラではなく、使える「知恵」をお話していこうと思ってます。

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