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まちの設計屋さんが、すまいのなかで気づいたこと、そして雑談なんかをを毎日、自由きままに描いてます。
 
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こんにちは。

仕事柄、建物を建てる場合、敷地と近隣を調査することが多いのですが、
そのときに感じることとして、それぞれの市町村のマンホールの蓋には、その地域の特色が表現されていて、見ているほうも結構楽しめます。

DSC00746-1.JPG こちらは、先日のウォーキング中に発見した、富士河口湖町のマンホール。








「ほーーーーーーっ」ってデザインじゃありません?

感心しちゃいましたよ、私。。
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こんにちは。

私の事務所のある甲府の南側地域では、ごみ収集の日以外に「ミックスペーパー収集の日」が週に1度あります。
この、「ミックスペーパー」の収集が始まってから、区分けしてごみを出すようになって、設計事務所の出すごみは、いかに紙類が多かったのかを改めて感じさせられました。

 10年以上前は、製図台に向かってセッセと描いていた図面も、パソコンで描くようになった今、
本来であれば紙の使用量は「グッ」と減るはずなのですが、現実は、逆に増えてしまいました。

考えられるのは、紙面に打ち出して、図面チェックを行っている分量が増えていることや、諸関係の書類が膨大な量になっているからだと思われます。

手書きで図面を書いていた頃は、1枚の図面を大切に使っていました。

例えば、
・変更が出ると 当たり前のように消しゴムで消して、その上から又書き込む。

・紙面のあまった部分には、荷重分布の簡易計算をしてから、部材断面を決める。

・先輩の描いた線を、真似しながら図面に自分の線を書いては消して手で覚える。

など、1枚の図面でいろいろなことをしていましたし、大切にしていました。間違えてトレペを捨てるなどということは、書生・丁稚時代(設計事務所では、必ずこの時代を踏破しないとならないのです。)では、上の諸先輩方の目がおっかなくてできませんでしたものね。。


なので、改めて使用量の増えた紙を、どうやって、より減らすコトが可能か、現在検討・格闘しています。
1枚の紙でも「大切な資源」ですからね。
こんにちは。

今日は、建築士指定講習会で聞いてきたお話をしますね。

タイトルにも書きましたが、京都議定書実行年度となった今、すべての業界は「待ったなし!」で、CO2削減を考えなくてはならなくなりました。当然、私たち建築士も、建物を造るうえで考えていかなくてはいけません。
で、講習会でおもしろい話がありました。(“面白い=興味深い”の意のほうね。)

建物を造るうえで、工法によってどれだけ炭素を排出しているのかをグラフ化して、資料に列記されていたのです。算定基準として、「建物を1㎡造るのにどれだけの炭素を放出しているか」というものなのですが、資材を以下に区分けしています。
a:木材
b:砂利・石材
c:セメント
d:陶磁器類
e:鉄
f:運輸
g:その他の資材     と、区分けしてます。

で、構造別建物の炭素放出量を比べてみると、
木造 : 64kg/㎡
SRC(鉄骨鉄筋コンクリート)造 : 164kg/㎡
RC(鉄筋コンクリート)造 : 153kg/㎡
S(鉄骨)造 : 103kg/㎡
となっています。実にSRC・RCは木造の約倍近く1㎡あたり炭素を放出していることになるのですね。

ここで面白いのは、木材は空気中の炭素を固定化・蓄積されてできているため、上記の数値に引き算が加わるのです。
とすると・・・・・
木造:-75kg/㎡
SRC:-15kg/㎡
RC:-2kg/㎡
S:-10kg/㎡    (SRCとRCで極端に数値が違うのが腑に落ちませんが・・)

お気づきになりました?

そう、木造はマイナスに転じているのです。
これを資料では、「木造建物では、炭素の排出と固定が概ね拮抗している。」と説明されています。
それを、「木造住宅はもうひとつの森」とも表現しています。
(ホントはグラフをお見せすると一番わかりやすいんですけどね。参考までに(社)日本建築士会の「循環型社会と木材」という資料から参照されているので調べられても良いかもしれませんね。)

これを知って「ほーっ。」って、感心するばかり。。
木造建築物を設計する楽しみが、またひとつ増えたのでした。

こんにちは。

まず、こんなニュースがありました。(記事抜粋)

「アスベストすぐ無害に。その場で加熱・固形化」
産業技術総合研究所は、健康被害が問題になっているアスベストをその場で無害化する技術を開発した。建物に付いたままのアスベストを、小型の加熱装置で短時間に溶かして固める。実用化すれば、建物から回収して処理場まで運ぶ途中でアスベストが飛散する危険などを避けられるという。

産業技術総合研究所は、つくばセンターを中心とする日本の頭脳の集積するところ。
このニュースの詳細は、こちらからご覧いただいた方が良いですね。
http://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2008/pr20080123/pr20080123.html

日々新しいニュースが出るので、このアスベストの話題など、もう一般の人は解決したんだなどと思い込みがちなんでしょうけど、まだまだ撤去作業は続いているのですよ。
それに、住宅の屋根に使われている、○○ベストなどの古いものにも使われていますし・・・。
飛散させない技術の開発が、はやく実用化されることをせつに望みます。
今日のブログの追伸です。
(今日の日経新聞にて、同様の記事を見かけたので、記事と共に追記します。)

輸入している肉や小麦といった農産物などを作るのに必要な水を「仮想水」という。
例えば東京大学の沖大幹教授らの試算によると、輸入牛肉1キロで20トン、小麦1キロで2トン、輸入牛肉でつくった牛丼1杯は約2トンの水が使われた計算になるという。
日本の2000年度の仮想水の総輸入量は640億トンに及び、国内の灌漑用水の590億トンを上回る。
仮想水は「バーチャルウォーター」の直訳で、もともとはロンドン大のアンソニー・アラン教授が1990年代に提唱した概念。日本は食料自給率が4割を切る食料輸入大国で、仮想水の一大輸入国といえる。世界の水問題とも無縁ではなく、昨年末の「第1回アジア・太平洋水サミット」が大分県で開かれたこともあり、注目が集まっている。
国内でも食品の廃棄ロスを減らしたり、家電を節水型にするなど、水資源の有効利用が消費者の関心をひきつける時代になりそうだ。

とのことだそう。

この水のことを仮想水と呼ぶのですね。勉強になりました。。
こんにちは。

ちょっと充電休みをとってました。
そのときの話題からいくつかご紹介していきます。

まずはこちら。

去年から行こう行こうと思って、機会をつくれずにいたのですが、
何とか終了前に見ることができた、こちらの展示会の話です。

それは、21_21 で行われていた、佐藤卓さんの「WATER」
DSC00424-1.JPG

(チケットの半券ですが、こちらに行って来ました。)





テーマに、遊び心をくすぐるもの有り、環境を考えさせるもの有り、自分の無知さを知らされる警告有りとさまざまな角度から「水」を取り上げられていました。

中でも、印象に残ったものは「見えない水の発券機」という題材のもの。
(これは、普段私たちが口にしている食べ物の食品サンプルが展示されていて、そのサンプルを食券機で選ぶと、食べ物になるまでにかかってきた水の量が表示されるという演出の展示品です。)
例えば、普段何気なしに食べている牛丼一杯を作るためにどのくらいの水が使われているなんてこと、私はまったくといっていいほど考えたことなかったです。情けないことに。。

牛が成長するために必要な水分であったり、野菜を育てるために必要な水分は?
そう考えるだけでも、ものすごい量の水が使われているいるのですよね、現実は。
それも、日本だけでは無い、違う国の水で。。

自分たちだけ良しではなくグローバルに考える視野を持つ必要性をひしひしと感じさせられた、展示でした。

まだこちらに公式サイトがありますので、どうぞご覧ください。
http://www.2121designsight.jp/schedule/program.html
こんにちは。

今日は、割り箸のお話を。


箸の歴史は、結構古いんですが、意外と割り箸が普及しはじめたのは、江戸時代になってからだそうです。
なぜなら、飲食産業が、その時期になってから盛んになってきたからです。
しかし、すぐに現在の形になったのではなく、当初は飲食店の店主が、竹を割って作った箸を使っていました。が、次第に違う材料へと転換されていきました。その中の、ひとつが現在へと繋がっていくのです。

江戸時代後期に、杉原宗庵という四国巡礼僧侶が、吉野の道端で、吉野杉の酒樽づくりを見かけたときから話がはじまります。

当時、吉野杉でつくられた酒樽は、伊丹・灘の清酒運搬に使われており、江戸に運ばれた「下り酒」には、道程で、お酒に杉の香ほのかな色がつき、それが大変珍重されていたため、主要産業となっていたのでした。

僧侶は、その酒樽づくりを観ていて、「杉の香のよいこと、木の目にそって非常にきれいに割れること、しかし、酒樽には一部しか使われない。」(江戸時代にしては、大変もったない話ですよね。)
「それでは、残り材で割り箸を作ったらどうか。」と提案したことから、割り箸材として吉野杉が使われるようになったそうです。(その後は、残り材から無駄なく割り箸が作られていったのですね。。)

今では、私などの所では、吉野杉での割り箸などお目にかかることなど出来ませんけど、間伐材を利用して、現在でも作られているのです。
いい香りがするんでしょね~。使ってみたいものですよね。。

で、現在の割り箸のお話は、下記のWikiからご覧いただければと思います。

(上の話とは別ですが、こちらも大変参考になりました。↓ )
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%89%B2%E3%82%8A%E7%AE%B8


割り箸の歴史の一つのお話でした。
 
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ガウ兄(にぃ)
性別:
男性
職業:
建築設計
自己紹介:
山梨での「すまい」を日々考えている建築設計事務所です。
事務所を開設してからはや20年あまり。
おかげさまで、いろいろな所にアブラがのって来ました。(笑)
こちらでは、いらないアブラではなく、使える「知恵」をお話していこうと思ってます。

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