忍者ブログ
http://osumai.blog.shinobi.jp/
まちの設計屋さんが、すまいのなかで気づいたこと、そして雑談なんかをを毎日、自由きままに描いてます。
 
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

こんにちは。

今日も「引き戸」のお話を。

貴方は、引き戸で、一枚を引っ張ると、続けてその後の扉を、そして3枚や4枚を連動して連れてくるという引き戸をみたことはありますか?

その昔、私も駆け出しだった頃、この構造は不思議に思っていて、
一枚ずつの扉を見て、何処に仕掛けもあるかわからずじまいで、
結局、そばにいた建具屋さんにこの構造を聞いたことがあります。
(自分の頭では解けないで、降参してしまったのでした。)

その後、仕組みを教えていただいて、何処に仕掛けがあり、どんな使用方法があるのかわかりました。

この仕組みは、何年経っても それほど変わっていません。

(「アトム・リビングテック」さんのホームページに仕組みがわかりやすく書いてありますので、こちらを参考にされるとわかりやすいですよ。)

http://www.atomlt.com/08onlineshop/14_folder/rendou_h/rendou_h_tk.htm


今回、「どうして、連動引き戸の話をしたかったか。」というと、
実は 住環境を考える場合、引き戸が決して一枚だけである必要がないんですね。

例えば、ドア一枚の寸法が70cm弱だったとします。これに合わせての開口寸法だった場合、いざ車椅子で通過しようとしたときに、なんとか通れるにしても、圧迫感は感ずるはずです。

こんな時に、ドア一枚の寸法は60cm弱でも、2枚で開放できる開口部があったらどうでしょうか。

先程のように、圧迫感も通過するときのストレスも大分軽減できますよね。


連動式の引き戸もこんな使い方をすることで、より開口幅を取ることができるのです。

引き戸も一枚で考えずに2枚3枚の組み合わせもあるんですよ。ってお話を今日はいたしました。
PR
こんにちは。

ここの所、ブログを書く前に必ず「オリンピック速報」を一通り読んでから、書き込む日々が続いています。
今晩は、ソフトボールと女子サッカーの試合に釘付けになってしまうんでしょうね。
早めに帰らないと。。。


さっ、昨日の続きいきましょう!

今回は、「引き戸で気をつけないとならないコト。」のお話をしましよう。

まず、扉を引き込んだときに、すっきり壁の中に納まるほうがきれいなんですが、こんな時に「扉が引き出せない!」なんてパニックになった経験はありませんか。
特に、両側壁の中に引き込む扉であったり、引き戸の内側に箪笥などを置いてあって、引き手の部分がすっかり隠れてしまう場合などです。

こんな時には、扉の枠に当たる細い部分に(木口面といいます。)指が入るようなフックや、ちょっと押すと手がかけれるようなフックが飛び出てくるような引き手があると、大変便利ですよね。

また、引き手の部分まで全て壁の中に入り込まないように、戸のあたる枠に、ゴムのストッパーをつけて、引き手部分はいつでも出ておけるような工夫をしても良いかもしれませんね。

引き戸は、ドアのように開放する時に、身体をずらしながら移動することが少ない分、指先にかかる動作は意外と多いのです。
選択する時にも、「何処を引き戸にするか」と「使い勝手はどうか」を確認しておかないと、のちのち意外と使いづらい面が出てくることを知っておいてください。


ということで、今日は引き戸の引き手部分をクローズアップしてみました。
こんにちは。

今日も、引き戸のお話です。

10年以上前と現在のお宅では、この引き戸は構造が違ってきているのをご存知でしたか?

現在の市販の引き戸は、上吊り(ハンガーレール)が大半を占めます。
なので、ドア下のレールが出ることが無く、つまずいたりする危険性も、たいへん低くなっています。

このタイプのドアの場合、廊下から引き戸の内部まで同一の床材(フローリング)で仕上げることが可能ですので、床部分がすっきりします。

また、ドア自体にアシスト機能を持たせたタイプもありますから、
例えば、開けたい方向にちょっと動かすと、自動的に開放し、少しおいてから、自動的にゆっくり閉まるというタイプや、しめる時に勢いが付いてしまっても、閉まる直前にストップ機能が働いて、ゆっくりの動作に変わって閉まるというタイプもあったりします。

これらの引き戸は、力のない子供やお年寄りの方にも安心して使えるものですから、引き戸を検討される時には、こちらの機能も含めて考えられてみては如何でしょうか。

いずれにしても、扉自体の機能が複雑化してきていますから、ご自分で扉をはずして調整したいなと思っても、専門業者に相談してからの方がよろしいかと思います。。
こんにちは。


不思議なもので、お盆を過ぎると、これまで「あぢい~あぢぃぃい~」って言っていた日中も、吹く風はすでにさわやかな乾いた風に。
ついでに、夜は、何処からとも無く、虫の声が・・・・・。



さっそく、今日も住環境を考えていきましょう。。



「将来のことを考えて、水周り周辺(トイレや洗面所)を引き戸にしたい。」という方がいらっしゃるという話を昨日はしました。

私もこの選択肢は望ましいんではないかとは思っているのですが、
引き戸にした場合、こんなこともいくつかありますから、ちょっと注意しておいてくださいね。

1)引き戸にすることで、水周り入り口付近に、照明のスイッチが設けずらくなる。特に、引き込みが外側になるトイレなど。。

2)引き戸にした場合、カギが「カマ錠」(鎌の形をしたカギです。)となり、ドアの時のより施錠精度が落ちる。
 (かけ忘れて「こんにちは~」なんてことの話を、こちらの鍵にした時の方が聞きます。)

3)扉を、トイレ内部に引き込みとした場合、以前お話した、トイレットペーパーホルダーが所定の位置ではない方向に付くこともある。

4)3)同様に、手摺も必要側ではない位置に付くこともある。

5)引き戸が洗面所内部に引き込む場合、タオル掛けが引き込み側に邪魔されて取り付けれない場合もある。



たぶん、私が、ささっと、気になったことだけ書き出しても、このくらいあるのですから、じっくり考えてみると、もっといっぱいあるのかもしれません。

どんな場合も適応適所ですので、ドアが良い場所であったり、引き戸が良い場所であったり様々ですので、図面をもらった時には、自身でよく考えてみる必要があるのではないでしょうか。。


こんにちは。

今朝は、まだ通勤時に渋滞していなかったので、夏休みを取っている方も多いのですかね。

といっても、いつまでもお出かけお休みモードの話題ばかりとはいきませんので、今週から「住環境」シリーズの続きを書いていきたいと思います。


「バリアフリー」って、住まいを計画される時にほとんどの方が「できるものならばして欲しい。」っておっしゃられる方が多いのですが、「具体的にバリアをなくすところはどんなところですか?」って伺うと、「できれば、できるところは全て。」って方もいらっしゃいます。

ただ、これは、私が思うことなので、全てこの答えがあてはまるわけではないのですが、
例えば、こんな場合は矛盾する時が出てくるのです。

廊下に面する扉は全て引き戸がいい。

そして、

廊下には、途切れないように伝い歩きできる手摺がほしい。

さて、これって両方可能なのでしょうか?

ちょっと、皆様も簡単に絵を描いてみて考えてみてください。







まず、お部屋を四角く書いて、廊下をそれに隣接させます。

で、その廊下を挟んでみて、水周りのお部屋(トイレや洗面室など)を書いてみてください。

そして、その廊下から入る入り口を全て「引き戸」にしてみて下さい。
そう、引き戸を引き込むところは点線で書いて見ましょうね。



どうですか、書けました?

では、その廊下に伝い歩き用の手摺を書いてみてください。



何か気がつきました?






そうなんです。引き戸の引き込み側でドアが来るため、手摺が切断されるのです。


なので、全てに手摺が取り付け可能ではない場合も出てくるのです。



如何でしたか。
まず、引き戸や手摺の必要な箇所は、最初に考えておきましょうね。



こんにちは。

今日は朝から現場周りで、先程戻ってきました。
早速、顔を洗い、シーブリーズをバシャバシャつけおわって、今、スースーしながらパソコンの前に座ってます。



では、早速昨日の続きを。

私が白内障だった時に、常づね感じたのは、シーリング照明(天井についている照明のことです。)で、ドカッと明るいのもいいんですけど、もすこし、電球色(白熱灯なんかの色味)を使った間接照明があった方が良かったと思ってました。
特に、夜、トイレに行く時などは、シーリングなどは使わず、フットライト(足元灯です。)だけで充分な明かりは取れているのではないかと思われます。
なぜなら、まだ「明るさ」に眼が順応していないですし、フットライトがあることで、伝い歩きできる壁の位置が確認できるからです。

是非、フットライトは、ホームセンターなどで手軽な物がありますから、一度お試しになってみては如何でしょうか。
結構重宝すると思いますよ。。

こんにちは。

気づいてみれば、「住環境をかんがえる」シリーズも10回です。
まだまだお話しすることが多いので、しばらく続けたいと思います。


今日は、「あかり」についてです。



実は、私は10年ほど前になりますが、白内障の手術をしました。
どうも原因は、眼のレンズに傷が付いて白内障になったようです。

そのおかげで、高齢者の方などで、白内障になられた方の「ものの見え方」が実体験があるので、よくわかります。
似たような色合いを使うと、「見えなくなる文字」とか、夜、トイレに行きたくなった時につけた照明の異常な明るさであったりと、貴重な体験をしています。
ですから、住環境に対する思い入れも人一倍あるのかもしれません。。


よく、高齢になると、文字を読むためや手作業をするために、明るく・明るくと、どでかいシーリングを勧める設計屋さんや建築屋さんがいらっしゃいますが、
ちょっと待ってくださいね。果たして、何処で作業をするから明るくしなきゃならないんでしょうかね。。

ちゃんと作業内容聞いてから「照明計画」されてます?

もしかして、そのまま電気屋さんにプラン流しちゃってませんか?


貴方も、こと照明に関しては、毎日のことですから、「どこに、どれだけ必要か」を打合せしましょうね。

寝室からトイレに行くまでに、まぶしすぎてしばらく呆然としてから行動を起こすのが毎回であったら、何のための照明計画をしたのか解りませんよ。。




ということで、今日は「あかり」のプロローグからでした。
 
#カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
#最新コメント
[01/24 さなっち]
[09/01 さなっち]
[07/30 kazz]
#最新トラックバック
#プロフィール
HN:
ガウ兄(にぃ)
性別:
男性
職業:
建築設計
自己紹介:
山梨での「すまい」を日々考えている建築設計事務所です。
事務所を開設してからはや20年あまり。
おかげさまで、いろいろな所にアブラがのって来ました。(笑)
こちらでは、いらないアブラではなく、使える「知恵」をお話していこうと思ってます。

#バーコード
#ブログ内検索
#カウンター
#アクセス解析
#お天気情報
#忍者ポイント広告
#フリーエリア
#フリーエリア
#フリーエリア
#フリーエリア
 
忍者ブログ | [PR]
"ガウ兄(にぃ)" WROTE ALL ARTICLES.
PRODUCED BY NINJA TOOLS @ SAMURAI FACTORY INC.